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【鬼滅×花子くん】短編集続編 六人の軌跡
作者: むう  (総ページ数: 151ページ)
関連タグ: 鬼滅 花子くん 2次創作 オリキャラあり 戦闘あり 恋愛要素あり 
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 〈診療所・診察室〉

 仁乃「おじゃましまーす(ガチャ)」
 珠世「いらっしゃいませ。遠いところからわざわざごめんなさいね」
 仁乃「いえいえ。私自身の問題だし」

 愈史郎「珠世様と楽しそうに話すな無礼者っ(ボカッ)」
 珠世「愈史郎! 人を殴ったらいけません!」
 愈史郎「珠世様、こんな人間のアバズレなんか追い払いましょう」
 珠世「……愈史郎?」
 愈史郎「冗談です!」

 仁乃「………血鬼術……爆黒炎……」
 愈史郎「わーごめんなさーい(棒)」

 しのぶ「あら、仁乃さん来てたんですか(奥から顔を出す)」
 仁乃「しのぶさん? 何でここに」
 玄弥「薬の合同研究だってさ」
 仁乃「玄弥くん??」

 しのぶ「はい、薬に詳しい者同士、知恵を寄せ合ってるんですよ」
 仁乃「さすが〜」
 しのぶ「ただ、ちょっと疲れまして…ここうるさいし(ボソッ)」

 珠世「……気を悪くさせてしまいすみません」
 しのぶ「いいえ、結構です。私が怒るべき相手は作者なんですから。
     病院にうるさい人を登場させないでいただきたいものです」

 ※うるさい人→累・愈史郎・玄弥

 累「……玄弥はたまたま街を歩いてて暇そうだったから、無理やり連れて来た」
 仁乃「無理やり連れて来たって…(チラッ)」
 玄弥「暇そうで悪かったな」

 珠世「まぁ細かい所は置いといて、仁乃さんの血液を調べるので採血しましょうね」
 仁乃「うっ。血は苦手なんですよ…」

 累「職業柄、何回も血を見る場面はあったと思うけど」
 仁乃「我慢してたの! 階級高いのに『キャー血だ―ムリー』とか言ってたらカッコ悪いでしょ」
 玄弥「一理あるな」

 仁乃「(近くのイスに座り、テーブルの上に右手を出す)痛くしないで下さいね」
 珠世「ええ。……ふふッ」
 愈史郎「ビクッ」
 仁乃「ふふ、って何ですか怖い!」

 累「では腕縛るね。ビュンッ(糸を仁乃の腕に巻き付ける)」
 しのぶ「……なるほど。累くんの血鬼術をうまく活用しておられるんですね」
 仁乃「しのぶさん、関心してないで見て下さい私の腕を」

 〜仁乃の腕、累の糸によってちぎれそう(←怖い)〜

 玄弥「うわ、お前強く締めすぎっ。しかも血鬼術使うなっ。腕ちぎれそうっ」
 仁乃「大丈夫。すぐに回復するから…私、半分鬼だし」
 しのぶ「…累くん。余計なことしないでください」

 珠世「普通の糸で縛りますね。では、(スチャッ)」
 仁乃「ギャ―――ッ きた、来た来た注射がっ」
 珠世「累くん、仁乃さん机に縛っといてください」

 累「( ̄▽ ̄)ゞラジャ」
 仁乃「なにその最強タッグっ(机に縛られる)」
 珠世「更に…血鬼術…白日の魔香」

 しのぶ「…あはっ。ダイジョブダイジョブ〜」
 玄弥「おい蟲柱が術食らったぞ、おい―」

 仁乃「(がくっ)う、うーんむっくんちゅき…///」
 一同「!!」

 累「今の聞いた? あの子鬼だから脳の機能低下してる」
 愈史郎「聞き逃すわけないだろうが。ち、アバズレのくせして」
 しのぶ「あはっ。青春ってSU・GО・I」

 ※誰か助けて下さい、医療が危ないです。


 次回もお楽しみに!


 

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