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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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*6*
黒影達は正規の方法では逃走中を行わない、その理由は主に三つ存在する
1つ、逃走中主催の会社と連携が取れず資金を確保できずにいた
2つ、ロストメイドウィン・ザ・ダストヒューマンがあまり好んでいない
そして3つ...彼らの逃走中あるところ、必ず事件有り
事実前に行われた逃走中においても『時空三大犯罪者』名無しの怪物の乱入という大事件が引き起こされた
あれから数年...黒影時代は終わりを告げ、新時代『たくっちスノー時代』が幕を開こうとしていた
新年早々、全世界を束ねる巨大組織『時空監理局』は発表した、自らが逃走中を主導しクロノス社を越える逃走中の頂点に降り立つと。
黒影とたくっちスノーが亡き今そんなことが可能なのか、時空に関わるもの達は皆そう思った
そして時空初、時空監理局によって行われる逃走中が開催されようとしている...
この逃走中が呼び寄せるは鬼か、悪魔か...それとも...
...何も知らぬ視聴者や参加者達はごく普通のどこにでもある逃走中のように思うだろう
だが、これは何か違う...何かが、違う
...
【メイドウィン逃走中外伝】
『汝は災害なりや?』
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「というわけだ、彩都氏」
「このゲームになんかある?」
スタート直前...ロストメイドウィンは彩都に話をしていた
この逃走中は自身がゲームマスターを行っていたものよりもとんでもないものだと、何かあると
「裏がどうこうは別に良いですよ、それをなんで私に?」
「俺と関わりがあるのはお前ぐらいだからな」
「自分の他にもいるでしょ、ほら桜木霊歌っての」
「あいつは...駄目だ、正義感が強い奴は徹底的に探ろうとする、怪しまれたくない」
「自分も関わりたくないんですが」
「頭の中に止めておくぐらいでいい」
ロストメイドウィンはそう言ってタブレットを取り出す...前の企画で使われたものをそのまま使っているのだ
「なんで貴方までそれを」
「今回は俺も逃走者として活動する」
「へー、頑張って下さい、今回も私は自首るつもりなんで」
「今回もそう上手くはいかないと思うがな」
「激辛より酷いものなんてありゃしませんって」
そう言いながら二人は舞台の中へと入る
監理局の意図で逃走者は一人ずつ舞台から現れるように作られた為誰が参加しているのか分からないようになっている、ダストヒューマンはこれを「スマブラとかでいうリーク対策」と称した
だから逃走者は誰にもわからない
募集型の作者と、たまたま最後にやってきたロストメイドウィンを除いては。