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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 95ページ)
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...
「え?マジ?お前ら逃走中やってたの?」
リニュ前たくっちスノーと囚われていた監理局は黒影達から事情を聞き、局員達は逃走者たちへ向けて一斉に土下座する
「この度は数多くのメイドウィンやキャラクターの皆様を危険な目に合わせて誠に申し訳ありませんでした!!同じ監理局として無礼をお許しください!!」
「い、いやでもそっちもあいつらに閉じ込められてたんでしょ?被害者だよ...」
「で、でもなぁ...実はさ、あんたらで言う時の流れを弄ったり、停電起こしたのって...実は俺らなんだよ」
「はい?どういうことです?」
リニュ前たくっちスノーがホワイトボードを取り出して説明する、逃走者達は「このマガイモノ、ホワイトボード好きだな」と密かに思った
「俺はこの時空の俺について探っていたときに奴等に気づかれ、七花はそちらも聞いた通り監理局が死体の七実を掘り出したのを見たから閉じ込められてたんだ」
「で、そちらのミッションでも使われた電子ロックの機能を止めるためにマガイモノの力を使ってサイバー攻撃を行い、監理局の電力を殺した...が、まさかそっちまでとは思わなくって、ごめん」
「後は適当にレバーやら弄ってたら工場が浮上して後は逃げただけってわけ」
七花は説明を聞いても首をかしげる
「説明されても俺にはよく分かんないぞ」
「そらそうだ」
「しかしどうする?こんな状態じゃ流石に逃走中は出来ないだろ?」
「えー!?また中止ー!?」
「しゃあないだろ、何もかも吹っ飛んだんだから...」
逃走者達が諦めムードなのを見たたくっちスノーは合図で監理局の人間を呼び寄せる
「いいか、お前ら...脱出して早々だがやってくれないか」
「ええ!?そんな無茶ですよ」
「このまま終わるのは嫌なんだよ!」
...
たくっちスノーは改めて申し訳なさそうな口調で語る
「な、なぁ親父...逃走者の皆...念のため聞きたいけどさ...逃走中...続けたい?」
「ま、続けたいよな、出来ることなら」
「う、うん...一応、逃走中をやりに来たんだし...でもゲームマスターがあれだし、黒影さんが殺害して...」
「いや、殺したのは俺で...」
「七花、少し静かに」
「あっ、はい」
「そっか...だったらさ、任せてくれない?」
「こんなんが詫びになるわけでもねーけどさ...あそこにいる監理局と俺に、ゲームマスターをやらせてくれないか?」
「え!?」