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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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*23*

たくっちスノー
「そんでカノくん、俺に頼みたいことって何よ?なんか協力して欲しいって言うから即座に捕まって暇になってきたけど」


カノコ
「これなんだけどさー」

たくっちスノー
「ん?お前が持ってるのメビウスの地図か?なんで今になってエリアの確認してんの?」



カノコ
「この地図の黒塗りになってんの何?」


たくっちスノー
「あーそれ?そこは普通に売店だよ、逃走中するから締め切ってんだろ?このゲームじゃ意味ないから黒塗りしてるんだ」

カノコ
「シャッター開けられる?」


たくっちスノー
「開けられるっちゃ開けられるけど……使ってないから設備は何一つないぞ?」

たくっちスノー
「それともまさか、空っぽの売店スペースを利用して逃走者を減らそうとか思い付いたわけか?」



カノコ
「………」


たくっちスノー
「………」


たくっちスノー
「えっ、マジで?」


カノコ
「マジだよ」


たくっちスノー
「……」


たくっちスノー
「……」


カノコ
「……」

たくっちスノー
「うそぉおおおお!?!?!?」


カノコ
「露骨な尺稼ぎやめなよリーダー」

たくっちスノー
「いや待て!待てよお前………これだけは言っとくぞ!」


たくっちスノー
「薬盛るのはナシだからな!!」

カノコ
「おっけーおっけー、カノも犯罪くらいはしないつもりでやってるからー」

たくっちスノー
「なんか俺まで不安になってきたな………」

たくっちスノー
【ってことで総員、売店スペースには近づかない方がいいよ、ヤバそうだから】

アサル
「やっぱりそうなるか………」

大地
「えっ、売店スペース?今日はどの店もやってないから何も置いてないのに………」

アサル
「だがあいつの事だ、ろくでもない方法なのは確かだな……」

大地
「本当貴方、カノさん信用しませんよね………」


レオン
(へー、あいつら何かやる気だな………よし、面白そうだからあえて黙ってよ)

…………

たくっちスノー
「しかしまー………」

たくっちスノー
「確保者の檻を廃止したせいでめっちゃ暇だ」


たくっちスノー
「しかも捕まったヤツら見えないし………まさかメビウスで遊んでんじゃないだろうな」


たくっちスノー
「まあいいや、こっそりカノくんの視察でもしてみるかな………」


………


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