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＊32＊
「起きてください、起きてくださいたくっちスノー」
たくっちスノー
「は！！」
たくっちスノーは目を覚ますと、医務室にいた
たくっちスノー
「え、医務室！？」
月村
「目を覚ましましたかたくっちスノーさん」
たくっちスノー
「月村さん！？あの、逃走中は！？」
月村
「まだ続いてますよ、貴方は確保者なので問題なく送れました」
たくっちスノー
「あっそうか精神的ショックで失神……ってか、俺がこういう所行くのってこれくらいか」
たくっちスノー
「あのー月村さん……レオンの情報なんで間違いないんですが………」
月村
「ええ………あらゆる世界、あらゆる生物の逃走中を通した交流の為に経費を抑えていたら、裏目に出ていましたか」
たくっちスノー
「番組の方でも他にやる奴があるって言うし、それはそれで俺の方でもちょっと問題が出来ましたし………」
たくっちスノー
「あーもう折角研修終えたばかりなのに！」
月村
「いや、僕もエストマンの話は聞いてましたが………既に人々から逃走中に関する関心が薄れてきている以上、どんな内容でも関係ない事になります」
たくっちスノー
「時空企業かクロノスがやるとか関係なく、他世界に行くことの方が肝心って俺達じゃどうしようもねーじゃないですか！！」
たくっちスノー
「なんか金稼ぐ手段は他にあるらしいし、別にスポーツしに来たわけじゃないから本気で取り組む人少ないし！ていうか数少ない取り組んでくれるメイドウィン達、全員揃ってボッコワウスに取り込まれたし！！」
月村
「…………更に言えば貴方、3日前の会議の時ににフィーネ・フォルテ姫を時空観光と逃走中合わせること考えてましたね」
たくっちスノー
「う………そうなんだよね、一番の問題は経費削減って俺達もよくやってたからレオンや視聴者に強く言えないのよ」
たくっちスノー
「どこでもジーカは半端なくかかる上に、俺達の日本円やドルなんてちょっと隣の世界に行くだけで紙クズ同然だ」
たくっちスノー
「………憂いたところで、既にもう1年分くらいは逃走中の予定入ってるんだよなぁ」
たくっちスノー
「じゃ、仕方ねーか」
たくっちスノー
「別に相手にされないならされないで、開き直ってこち亀や水戸黄門みたいに何十年でも何百年でも維持して、居座ってやるよ」
たくっちスノー
「俺、逃走中特別スタッフなんで！」
たくっちスノー
「『逃走中を盛り上げる』事は下手でも、『逃走中を維持し続ける』ぐらいは出来る！」
たくっちスノー
「とことんチャンネルに居座ってやりますよ！ノルマンディー現象どんとこいですね！」
月村
「…………」
月村
「らしいですよ」
「そうか！」
たくっちスノー
「え？」
気がつくと月村の後ろにもう1人男がいた
月村
「紹介します」
月村
「如月財閥の副社長………如月カケル、僕の兄です」
カケル
「ああ！そっちの事はサトシから色々聞いてたぞ！」
たくっちスノー
「え！？ええええ！？月村さん兄弟居たんですか！？」
月村
「言ってませんでしたからね」
カケル
「実は俺と大和社長の方からも視察を頼んどいたんだよ、銘苅に」
たくっちスノー
「銘苅が！？」
カケル
「銘苅はうちの社員で俺の助手だ！凄い優秀なんだよ、彼女」
たくっちスノー
「ま、マジですか……すみませんその、ウチの部下はその」
カケル
「1番問題あるの君だけどね」
たくっちスノー
「ほんとすんませんそれは」
カケル
「ていうかお姫様の観光と兼用しようとしてるってどういうこと？」
たくっちスノー
「す………すんません！！それに関しては！！ほんともう！！減給してもいいんで！！」
カケル
「しかし、月面コロニー発展の為に始めた逃走中だが………タダ乗り旅行の為に使われるのはアレだな」
カケル
「今、俺と大和社長で更に先のプロジェクトを考えているから、まだまだ逃走中が必要なんだ」
月村
「兄さんはまた凄いことを考えているんだ」
カケル
「ああ、サトシにも協力してもらいたいと思ってる」
たくっちスノー
「ほへー、なんか壮大そう」
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※気付きませんでしたが、たまにドライブに全部保存されてないことがあり……
残っていたのここまででした、申し訳ありません。
以降はたくっちスノーがメイドウィン達のために逃走中を守る！功と再開した介人が母親を探すためにMｒ.ショータイムと協力している、トジテンドに対抗するためゼンカイジャーはずっと逃走中に出てもらう、その為にチドリが偽装チケットを大量に用意……みたいな内容です
次の投稿からは次作【カイ食！食文化大革命！】となっております