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逃走中のなりそこない【豪華2本立て】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 73ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 MM○○中 逃走中 ゼンカイif編 
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*45*

60:00

たくっちスノー
「時よ止まれ!!」

たくっちスノーは時を止めて、特別スタッフの話し合いを始める。

たくっちスノー
「さて、今回のミッションについてだが………」

カノコ
「入札の結果、ひたすら動かないミッションが落札されましたー!」

アサル
「いやこれ………ゲームとして成立するのか!?」

たくっちスノー
「まぁ落ち着けよ、俺だってちゃんとミッションになるようにネタを考えてある」

大地
「何する気なんですか?」

たくっちスノー
「んーそうだな、10分後にハンターを一時的に400体ぐらい」

カノコ
「えっ詰みゲー?」

たくっちスノー
「いやいや、ゲームとかでよくあるだろ?恐ろしい怪物とかに見つからないようにするシーンとか」

大地
「ああ、なんか分かってきました………時間まで隠れるポイントに入って、大量のハンターをやり過ごすんですね」

たくっちスノー
「そういうこと、じゃあ細かく計画を練っていこう」

アサル
「なんかまた凄い真面目にやっているような」

カノコ
「今回友達同伴してんだし、そりゃ真面目モードにもなりたくなるでしょ」

アサ
ル「お前はいつ真面目モードになるんだろうな………」

………

たくっちスノーは図面や資料を取り出してミッション内容を確認する。

たくっちスノー
「今回の生き残りミッションには『ロッカー』を使用する」

アサル
「ロッカーって、掃除用具を入れるあのロッカーですか」

たくっちスノー
「ああ、ちょうど人ひとり分入れるサイズだし場所も取らないからな」

たくっちスノー
「こいつをエリアに10個ばらまく」

大地
「10個?現在逃走者は15人だから、確実に捕まる人が5人………」

たくっちスノー
「誰かしら確保されれば枠は余るかもしれんが、アイツら強くて基本普通には捕まってくれないからなぁ……」

カノコ
「リーダー!質問なんだけど!」

カノコ
「ロッカーって1度入ってから出ていい?」

たくっちスノー
「いや、1度入ったら自動的に鍵がかかるからミッション終了まで出られないようにしている」

カノコ
「うわマジかー………10分間立ちっぱ……」

アサル
「ロッカーだからな……入り方によっては大分腰とか足とかキツそうだ」

たくっちスノー
「言われてみるとそうだ、なら逃走者に使う前に試しに入ってみるか」

たくっちスノーが指を鳴らすと、ミッションで使われるうちの1つのロッカーが目の前に落ちてきた。

たくっちスノー
「今回は特別に鍵開けるから、誰か入って………

カノコ
「うし!!」

カノコは飛び出してすぐロッカーの中に入っていった。

たくっちスノー
「行動が速いな………おーいカノくん、中はどんな感じー?」

カノコ
「おー!ちょっと暗いけど狭いだけで特に問題なし!」

たくっちスノー
「ならばよし!じゃあ次は大地!」


大地
「はい!このロッカーをあちこちに置いとけばいいんですね!」


アサル
「僕は今回どうすれば?」

たくっちスノー
「今のところはまだ思いつかないな……一応周囲の確認を頼む」


アサル
「分かりました」


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