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45:28
仗助
「おいおいおい、20万好きに使っていい?最高じゃあねーか!」
仗助
「今の時代、なんでも通販で買えるし!買っていいならなんでも買ってやる!!」
仗助
「えーと、最新のプレステも欲しいよなァ〜、バイクも新調したいし、あとDVD!」
吉良
「キミみたいな人間はすぐ破滅しそうで見ているだけで億劫になるな……」
仗助
「吉良さんもこういう時ぐらい景気よく使ってもいいだろうに」
吉良
「私はきみと違い特別欲しいものもない………これくらいの歳と生活にもなれば、20万は『使う』よりも『貯金』が頭に回すべきだ」
仗助
「無欲だなァ〜、それも静かに暮らしたいって奴なのかねぇ……」
仗助
「ま、それにしたって…………この城は、静かすぎるにも程があるけどな」
吉良
「ああ、活気がないを通り越して……何も無いかのようだ」
仗助
「こりゃ一体………あっ!!」
仗助が歩いていると、1匹のワドルディが倒れてるのが見えた。
仗助
「おいお前大丈夫か!?……くそっ、怪我じゃあねえみたいだ!これじゃ俺のスタンドで解決しねぇ!」
仗助
「素直にドクターを呼ぶのが1番みたいだな!」
仗助は逃走中の途中だが、携帯を取り出し………
………
祷に連絡を入れていた。
仗助
「いやー助かったッスよ、ちょうど参加者の中に医者がいて。」
祷
「私も人間以外はあまり診察していないので、正確に出来るかは怪しいですが……」
祷
「あ、分かりました、重度の栄養失調ですね」
仗助
「栄養失調ォ〜?兵士ならいいもの食ってるんじゃあないのか?」
吉良
「ん?君は見ていないのか?兵士の弁当だったらちょうど変更されたぞ」
吉良はそう言ってタブレットに残っている映像を見せる
仗助
「は?」
祷
「ええ………」
仗助
「想像以上にひでェ……スタンドも月にぶっ飛ぶこの衝撃……」
ガオーン
「あっ、こんな所にもいた!ワドルディちゅわん!」
仗助
「あっ、この配信に居たヤツ……これは」
ガオーン
「見ての通りだよ!皆がどんなに抗議しても弁当は元に戻らないし、それどころか、一日一食にされたらしいんだ!!」
仗助
「一日一食!?」
祷
「そんなことすれば栄養失調を通り越して餓死まっしぐらですよ!?」
仗助
「おいお前!今唐揚げとか注文してやるから」
吉良
「待て、唐揚げではダメだ、ろくにエネルギーを得られていない胃腸では吐き戻すことになる」
祷
「そうですよ、体に栄養が届いていないということは消化機能も低下していることになりますから」
ガオーン
「………分かった!僕がおかゆを作ってくる!」
仗助
「オレもおかゆ缶かなんか買ってみる!」
吉良
「………ま、見捨てて嫌な気分されるよりはいいかな」
仗助
「あ、そういえば例の姫様は?」
ガオーン
「1人で………陛下に抗議に行ったよ!」
たくっちスノー(通信で聞いてた)
「は!?」
プラーク(ずっとガオーン達見ていた)
「は!?」
「「行かねば!!!」」
アサル
「月村さん、あれどうしましょう」
月村
【国際問題は避けるようにメールしておいて下さい………】
カノコ
「もしかしなくてもうちのリーダー天秤緩いな?」