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*62*
40:00
一方、月村から事情を聞いたアサルはたくっちスノーにめっちゃ苦情を入れていた。
アサル
「たくっちスノーさん!!どういうことですかこれは!!」
たくっちスノー
【ど、どういうことも何も……革命だけど?】
アサル
「革命だけど?じゃあないんですけど!?いくら逃走中だからってめちゃくちゃにも程が!!」
たくっちスノー
【こればっかりは俺のせいじゃねぇよ!!ププビレッジの陛下がクソだったことによる自業自得なんだけど!?】
アサル
「どうするんですかこれから!!」
たくっちスノー
【どうするって言われても!何故か知らんけどゼンカイジャー共とは繋がらないし!このまま革命決行するしかないだろ!】
アサル
「なんでいつもこうなるかなァ!貴方今ハンターがどうなってるか分かってます!?」
ーーーーーー
そして、牢屋にて
仗助
「…………」
吉良
「………」
祷
「………」
ガオーン
「………」
仗助
「ひとつ聞いていいッスか吉良さん」
吉良
「…………何かな?」
仗助
「なんでオレら捕まってるンすか?」
祷
「………えーと、確か突然怒った兵士さんに包囲されて……」
ガオーン
「声も届かないくらい怒ってたし、ハンターでも抑えられないどころかバラバラにしかねなかったから慌てて逃げ出して……」
仗助
「そこからなんで檻に入ってるんだっけ……まぁ、逃走中だからオリに入るのは自然っちゃ自然だがよォ……」
祷
「そもそも逃走中用の檻はウイルス対策やら狭いやらで既に撤廃されてますし……」
吉良
(こんな所来るんじゃなかった………)
…………
そして別のところでは
タロウ
「何の騒ぎだ」
ジロウ
「どうやら例の弁当騒ぎによる内乱です!」
タロウ
「ならば自業自得だな、下を考えない者に価値は無い!」
ワドルディ
「💢」
タロウ
「だが、自己防衛も大事だ!」『ドン!ドン!ドン!ドンブラコ!』
ジロウ
「はい!僕たちも怪我はしたくないですからね!」『リュウコノゲキ!ドラ!ドラ!ドラゴン!』
「アバターチェンジ!」
『ドンモモタロウ よっ!日本一!』
『超一龍!!アチョーーッ!!』
ーーーーーーーー
フィーネ
「おっ」
たくっちスノー
「うわぁ………」
食堂は既に地獄のようになっていた
極薄サンドイッチは更に潰れ、コックカワサキはヤムチャみたいになってた。
たくっちスノー
「あいつカミーユだけどな」
フィーネ
「お前、隊長ならアレ止められるか?」
ワドルドゥ隊長
「ワドルディ達はマトモな食事を与えられず気が立っています、物資が先です」
フィーネ
「仕方ねぇな……おいプラーク、まだか!!」
プラーク
「今用意します」
プラークが渦から顔を出し、箱を持ち上げて目の前に置く
フィーネ
「なんでラクホウに入れてんだよ」
プラーク
「時空を越えられる箱がこれしかありませんでした」
フィーネ
「まあいい、これでいいか?」
たくっちスノー
「中身は缶詰か、まぁ保存食としては標準的だな」
フィーネ
「あとは………あのバカ博士のケツは叩かせたか」
プラーク
「はい」グイッ
プラークが紐を引っ張ると、時空の渦からベルトコンベアが飛び出してきて、弁当が流れてくる
フィーネはそれらを一つ一つ掴み、ワドルディに向かって投げ飛ばす。
たくっちスノーはそれらのうちの一つを掴み、中身を確認すると………
たくっちスノー
「なっ………これ!!フィーネが作ったハンバーグ弁当!?何したんだ!?」
プラーク
「私がフィーネ姫から回収し、開発に利用した」
フィーネ
「要は材料費と人件費削減すりゃいいんだろ、だったら今の時代【自動化】だ」
フィーネ
「これでもリュートは科学技術で発展した国だ、飯の全自動化、量産体制なんてアタシが命令すれば不可能じゃ無い」
フィーネ
「更にこいつをウチの国のヤツらにも使えば職権乱用にも横暴にもならないだろ」
たくっちスノー
「な、なるほど……だがその機械の維持費や電気代は!?」
フィーネ
「アタシの城で使ってるエネルギーの100分の1にも満たない程度の数値だ!」
ワドルドゥ隊長
「何から何まで助けて下さりありがとうございます!」
フィーネ
「だが分かってんだろうな?」
フィーネ
「そいつに手をつければ、お前ら全員揃ってリュートの下僕だ」