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ポケットモンスタートライ(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 107ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ポケモン Reburst 
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*3*

ポケモンセンターにて

ティー
「ええっ!?ポニ島にはいない!?」

ジョーイさん
「ええ、つい先日亡くなられて....」

ティー
「ああ、死んだのならしょうがないか...次の代とかは決まってらっしゃるのですか?」

ジョーイさん
「それが...ポニ島のしまキングにはお孫さんがおられて、その子が継ごうとしたのですが、守り神に認めてもらえなくて...」

ヒカル
「そうなんだ...その人はどうしてるの?」

ジョーイさん
「1から自分を鍛え直すといって旅に...」

ヒカル
「...ティーさんどうします?」

ティー
「しまキングがいないんじゃしょうがない、別の島に向かおう」

ヒカル
「うん」

ティー達が港に戻ると、既に船は出向してしまっていた

ティー
「あちゃー...」

ヒカル
「船っていつ来るのかな...」

ティー
「わっかんねー...時刻表とかないのかな」

『今日はもう船は来んぞ』

ティー
「えっ?」

ティー達の背後に、馬のようなポケモンに乗った少女が話しかけてくる

ヒカル
「もう船は来ないって...?」

「言葉の通りじゃ、あまり船の行き来する島でもないから多分数日は来んぞ。」

ティー
「す、数日!? ちゃんと調べときゃよかった...」

「まぁ、恥ずかしながらわしも船に遅れてしまったんじゃがな」

ヒカル
「そうなんですか...」

ヒカル
(おじいさんみたいなしゃべり方だね)

ティー
(まぁ色々あったんだろう...触れてやるな)

「何か言ったか?」

ティー
「あ、いえなんでも!...しっかしなぁ、自分はともかくお前はどうすんだよヒカル」

ヒカル
「ポケモンセンターで数日泊まることって出来ないんですか?」

ティー
「馬鹿いえ!ポケセンだってビジネスなんだ、金が無いヤツを相手にするかよ!」

ヒカル
「そうなんだ...」

「何じゃ、寝床がないのか?」

ティー
「ああ、こいつ旅人らしくてな...おい、テントとか無いのかよ?」

ヒカル
「あったけど前の旅で破れちゃって...」

ティー
「はぁ...自分の奴は二人入れるほど広くないしな」

「困っているのなら、家に来るか?」

ヒカル
「えっ...いいんですか?」

「船が来るまでの間だけじゃ」

ティー
「すまんね...自分は近くでテントでも建てておくからいつでも出発出来るようにしておこう」

ヒカル
「はい!」

「それじゃあ行くぞ」

ティー
「お気楽に~」

...

ティー
「ここがお前の家か!」

ヒカル
「あっ...えっと、お邪魔します」

「そんなに堅くなるな、ここにはもうわし以外は住んでおらん」

ヒカル
「そうなんですか?...あの、えっと、名前は...」

「ハプウじゃ」

ヒカル
「ハプウさん、家族は...」

ハプウ
「じいさまがおったが、亡くなってしまった...だからここの家にいるのはわしとポケモンだけじゃ」

ティー
「えっ、父親とか母親は?」

ハプウ
「聞くな」

ティー
「あっはい、ごめんなさい」

ヒカル
「やっと休める...あ、そういえばティーさん、ティーさんってポケモン博士に会いに行くんですよね?」

ティー
「そうだな、自分はこいつを博士に見せたくてな」

ティーは右腕の袖から小粒の宝石を取り出す

ティー
「【Burstハート】と呼ばれる宝石だ」

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