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*43*
ギャング
「な、なんだ!?なんでやられてるんだ!?」
しばらくしないうちに大荷物を袋に積めたギャングが次々とわいてくる
ティー
「はん!ギャングと言うわりには手段がファンタジーのゴブリンとやることは変わんないね!ギャングとして恥ずかしくないの?」
ミルラ
「その例えかたじゃ分かんないですよ...」
ギャング
「なんだと!?銃の方が安上がりなんだ、銃で何が悪い!?」
ティー
「システマー」
ティーは銃弾を弾きながらヒトモシを近付ける
ティー
「ここはポケモンの世界だ、そんなに銃が好きなら正真正銘ヤクザの世界にでも送ってやろうか?」
ギャング
「し、仕方ないだろ...あの野郎が全部持っていくんだからよ!!」
ティー
「あの野郎?」
ギャング
「お、俺たちのボスになっちまった奴だよ...」
グズマ
「なっちまったってなんだよ」
ギャング
「誰がお前達なんかに...」
ティー
「システマー」
システマー
【了解、電磁パルスで拳銃を破壊します】
ギャング
「ぐわああああ!」
グズマ
「おい団員ども、アリアドスを出しな」
...ギャング達をポケモンの蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにして、ティーはククイ博士に電話をかける
ティー
「はい、ええ...10個ほど回収いたしました、はい、分かりました...ジュンサーさんにも通報しておく?すいませんね」
ウルガモスバースト
「それで、この人たちどうするの?」
ティー
「もちろん警察に付き出されるんだよ、バカな奴等め」
ギャング
「俺たちだってポケモンさえあればこんな真似はしねーよ、俺たちはポケモンを持っていないんじゃない、持つことを許されないんだ」
「おい...何をしている?」
ギャング
「うわ、来やがったよ...」
ティー
「んん?」
町外れから、赤い髪の男と青い髪の女が現れる
ルイージ
「何だお前は?」
ブルーマ
「お初の目にかかる...ってな、俺の名前はブルーマ、そこにいるモノポライズ・ギャングのボスをやっている」
ティー
「なんだいなんだい、スカル団に引き続いてボスまで堂々とご登場かい」
グズマ
「スカル団はアローラ全てが縄張りだからいいんだよ」
ブルーマ
「ふーん...ここがアローラ地方の街か...いいな、欲しくなってきた」
ルルミー
「欲しくなった?」
ブルーマ
「よし、この街は今日から俺の物にするか、ここから送られる物資も、金も、情報も...あとポケモンだって俺のものだ」
ウルガモスバースト
「ええ?」
ハプウ
「な、何を言い出すお前!!」
キリマ
「今日よりこの島の所有権はボスに変わるという意味です」
ルイージ
「そ、そんなこと出来るわけないだろう!?」
ブルーマ
「出来る、出来ないじゃない...俺は全部手に入れたいんだ」
ギャング
「こ、こいつはこういう野郎なんだ...」
ティー
「はぁ?」
ギャング
「ぶ、ブルーマは...1度欲しいと思ったものはどんな手段を使ってでも手にいれる...それが他人の物だろうと、組織だろうと何だろうと...」
ブルーマ
「モノポライズ・ギャング...モノポライズって独占って意味なんだろ?組織のトップの座も手に入れた俺に相応しい名前にしたのさ」