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＊77＊
アルセウス
「アルカデスになるには六つのBURSTハートを捧げ...」
ブルーマ
「キリマ！！」
キリマ
「はい、ただいま...」
キリマはポケットからburstハートを六つおく
アルセウス
「試練を乗り越えることだ」
ハプウ
「試練...」
ルルミー
「そんな事教えていいんですか...？自分を殺せる相手を作り出すようなものですよ？」
アルセウス
「やれるものならやってみろ」
ルルミー
「え？」
アルセウス
「実を言うと、私は試してみたいのだ...私を殺そうとする存在『アルカデス』それの元を的確に導けばどうなるかを...」
ティー
「その結果があの無気力少年と強欲兄ちゃんですかい？」
アルセウス
「戦士には目的のためには手段を問わない非情な心が必要だろう」
ティー
「だとしたら確実に失敗しているぞ、見ろ、ヒカルを」
ヒカル
「.....」
ルルミー
「ひ、ヒカルくん！？」
グズマ
「ダメだなこれは、完全に魂抜けてやがる」
ティー
「こいつは自分自身を探すという目的を達成して何も残らなくなった...つまり脱け殻みたいなものさ」
ティー
「ブルーマの方は言わずもかなだ、結果的に運命を大きく歪めてしまった」
アルセウス
「ああ...この為に作ったマガイモノも無駄になってしまった...が、ここで諦めるわけにはいかない」
アルセウス
「私のここまでを無駄にしない為にも...早速試練を開始する」
その瞬間...近くの氷がひび割れる
キリマ
「...！！」
ルイージ
「なんだか凄い嫌な予感」
アルセウス
「アルカデスの試練、第一関門は...この状態で生き延びる事だ！」
その瞬間立ってきた氷は粉々になり、ティー達はどんどん落下していく
ルルミー
「うわあああああっ！」
ルイージ
「ミルラ！」
ミルラ
「はい！...お願いチルタリス！」
チルタリス
「ﾁﾙﾁﾙｯ!」
チルタリスはミルラとルイージとルルミーとハプウをどうにか担ぐ
ハプウ
「お、重いかもしれんが頑張ってくれ...」
ルイージ
「くっ、リザードンがやられてなければ...」
キリマ
「ドンカラス！」
ティー
「およっと...ああ、すまな...」
ブルーマ
「そいつは俺の物だ！！」
ティーがキリマのドンカラスに掴まろうとするが、ブルーマに殴られ落ちてしまう
その衝撃で、キリマも...
キリマ
「あっ...！」
ブルーマ
「やっべ」
グズマ
「ほわー！ちょちょちょ...あっ、クワガノン！出てこい」
クワガノン
「ｸﾜｰｰ!!」
グズマはどうにかクワガノンを出すが、
システマー&ティーとカノンとヒカル...そしてキリマは奈落の底へと落ちてしまう
ミルラ
「カノン！！」
ルルミー
「は...早く降りないと！」
アルセウス
「心配はいらない、カノンという少女は知らないが彼らはこの程度で死ぬ存在ではないからな」
ハプウ
「な...何を言っておる！？この高さじゃぞ！？落ちたらひとたまりもな...」
アルセウス
「数百メートルから落下して死ぬのは人間の話だろう」
ミルラ
「人間のって...ま、まさか...」
アルセウス
「そのまさか、ということだ」