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*78*
ティー
「ああ...いってぇ」
システマー
【大丈夫ですか、ティー様】
ティー
「マガイモノだからどうにかな、お前こそどこか破けてないか?」
システマー
【心配には及びません】
ティー
「それならいいが...あっ!そういえば他の奴等は!?」
システマー
【そういえば見当たりませんね......一刻も早く見つけ出さないと】
カノン
「あ...うーん」
ティー
「あっ...カノン氏!!」
カノン
「あ、ティー...大丈夫?」
ティー
「自分の事はいい、お前はどうなんだ?」
カノン
「大丈夫ー、たまたま近くで雪が積もってたから骨とかはやられてないよー」
システマー
【それならいいですが...あと落下したのは...】
ティー
「キリマとヒカルだな、どこかにいないかな...」
カノン
「とにかく、歩いてみよっかー」
ティー
「だな...こんな高さじゃ登れる気もしないし」
システマー
【ヒカル様が心配ですね...】
ティー
「今のあいつの状態、死んだようなものだけどな」
...
キリマ
「くっ...体が、痛い....」
一方キリマ達は、別のところで落ちてきた
だが、カノンのように都合よくはいかず、大怪我を負っていた
ヒカル
「.....」
キリマ
「ブルーマ兄さんから預かっていた物は全て潰れた...ん?」
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「キュー...」
キリマ
「心配してくれるの?」
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「キュッキュッ...」
キリマ
「ふふ...ごめんなさいね、迷惑かけちゃって」
ヒカル
「.....」
キリマ
「う...体が、動かない...」
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「キュッ...」
キリマ
「大丈夫、すぐによくなるから...」
????
「キュッ...」
小さなポケモンはキリマを見ると、弱々しい声で鳴きだす
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「キューーッ!」
キリマ
「....」
ヒカル
「んん...」
キリマ
「あっ...大丈夫ですか?」
ヒカル
「別に...でも、どうでもいいよ」
ヒカル
「体をよく見てよ」
キリマ
「.....!」
ヒカル
「あんなに痛いのに、血の1つも出やしないんだ」
...
ティー
「おーーい!ヒカル~!!どこにいるー!?」
カノン
「ヒカル君ー」
「キキキ...」
システマー
【あまり遠くには落ちていないと思いますが...】
「キキキ...」
ティー
「...ていうかさ、システマー」
システマー
【はい】
ティー
「こういう所にも、いるよな...ポケモンって」
システマー
【はい...】
カノン
「後ろから何かが付けられているんじゃないかなってー」
システマー
【...後ろをサーチしました、どうやらゴルバットの大群のようです】
ゴルバット
「「「ゴルゴルゴルゴル」」」
ティー
「逃げろおおおおおおお!!!」
....
ハプウ
「な、何じゃ...何が言いたい!?」
ルルミー
「何となく、そんな気はしていましたけど...」
ハプウ
「自己解決するんじゃない!わしにも説明しろ!」
ルイージ
「アルセウス、こういう事だろ...?」
『本来この世界にはヒカルなんていう物は存在しないと』