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*35*
四柳
「ゲームスタートだ」パチンッ!
四柳が指を鳴らすと、周囲から無数のゲームカセットが現れる
サイル
「これは?」
四柳
「ストリートファイターだ、最近スマブラに参戦したものだから利用できるようになったんた」
四柳
「ナッシュ...力を貸せ!」
四柳はカセットを包み込むと、たちまち衣装が変わっていく
四柳
「ソニックブーム!!」
「ギャオオオオオオ!!」
四柳は腕から衝撃波を出し、野生のワニやハチをなぎ倒す
四柳
「よし」
サイル
「なかなかやりますね」
四柳
「いや、スマブラに参戦したとはいえ販売元が任天堂ではないこの力...技は派手でも攻撃力は対したことはないだろう」
四柳
「単なるこけおどしだ」
サイル
「左様ですか、では次の動物が来ますね」
四柳
「よし、次は任天堂製品を出す」
サイル
「まだ他に出来ることが?」
四柳
「言っただろう、複数のゲーム能力を持っていると...『ザ・ローリング・ウエスタン』」
四柳がゲーム名を唱えると、四柳の体が赤色の鎧で包まれる
四柳
「俺の後に続け、サイル」ギュンッ!!
サイル
「了解です」
そのまま四柳は赤い弾丸となり、奥へと突っ切っていく
...
ゴロゴロゴロコロ
四柳
「回転系は酔いやすいな...そろそろやめておくか」
サイル
「遠くまで来ました」
四柳
「そうだな...ここは一体どこだかな」
サイル
「あっ、四柳さん...あのサル見たことないタイプです」
四柳
「何?もしかしたらディディーコングの可能性が...」
サイル
「あれです」
四柳
「!」
四柳は木の上にぶらさがるサルの姿を見る...
サルは老師のような白い髪に...紫のカンフー服を着て静かにたたずんでいた
四柳
「あれはコンフーコング...敵だ」
サイル
「敵。」
四柳
「どうやらこのジャングルは奴の縄張りだったようだ、俺たち余所者を生きて返さないだろうな」
サイル
「どうします?」
四柳
「やるしかない」
コンフー
「ホキーッ!!」
四柳
「!!」
コンフーコングは素早く木から飛び降りると、サイルに向けて鋭い回り蹴りを放つ
サイル
「サイコバリア」
四柳
「そんなこともできるのか」
サイル
「たった今思い付きました」
コンフー
「......」
四柳
「速い...今のカンフー術、俺でも捉えきれなかった...腐ってもジャングルの王者ということか...」