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*84*
一方その頃...
Sonic.exe
「...くそっ、さっきから移転ばかりだ」
たくっちスノー
「exe、聞こえるか、exe!!」
Sonic.exe
「ああ、こちらexeだ...」
たくっちスノー
「良かった...亜空間の映像がボヤけてよく見えなくて...怪我はない?」
Sonic.exe
「ああ、どうにか...」
たくっちスノー
「よか...あれ、皆は」
Sonic.exe
「!」
sonic.exeが辺りを見渡すが、exe以外の生き物の姿が見えない
Sonic.exe
「いない...」
たくっちスノー
「なんだって!?」
Sonic.exe
「...しかもだ、前も後ろも左も右も壁だ」
たくっちスノー
「道がないってこと...!?」
Sonic.exe
「ああ...恐らく、他の奴もこんな風に閉じ込められている」
たくっちスノー
「くっ...待っててexe、局長の時みたいに脆いところを探してみる」
Sonic.exe
「ティー...」
たくっちスノー
「大丈夫、大丈夫だからね」
Sonic.exe
「...」
...
Sonic.exeはマガフォンを耳に当て、静かに寝転がる
たくっちスノー
「あれ、おかしい...やっぱりタブーの居るところだけあって、亜空間も複雑な構造になっているのか...?」
Sonic.exe
「...ティー」
たくっちスノー
「何?」
Sonic.exe
「俺はお前とはかれこれ半年の付き合いだ」
たくっちスノー
「そうだなぁ」
Sonic.exe
「最初、俺はお前をよく思っていなかった」
たくっちスノー
「そうだね」
Sonic.exe
「ハグレ王国で一緒に居たときは、お前をボロクソに弄り倒したな」
たくっちスノー
「ゴミ扱いもされたよ」
たくっちスノー
「まぁ、それはしょうがないよ...その頃は僕もどうしようもねー奴だったし」
Sonic.exe
「そんな思い出もあった、冒険もした、バカなこともやった、ダチも出来た」
Sonic.exe
「.....」
...
Sonic.exe
「田所、最近のティーをどう思う?」
野獣先輩
「同僚のあんたには話しておくっすよ、ははっ」
野獣先輩
「今のあいつは利用出来るっすよ、小馬鹿さが抜けて純粋さがなくなった」
Sonic.exe
「何?」
野獣先輩
「本当の大馬鹿だ!」
野獣先輩
「exe、俺はやりたいことをやり終えたら...」
野獣先輩
「あいつをぶっ殺して支配者になる」
...
たくっちスノー
「あれ、どうしたの?exe」
Sonic.exe
「ティー...俺は、あんたに会えたことを今では誇りに思ってる」
たくっちスノー
「どうしたの突然」
Sonic.exe
「約束してくれ、ティー」
Sonic.exe
「俺はまだあんたと楽しいことをしたい、だから何としてでも生かせるんだ!!」
たくっちスノー
「...当然だよ、素敵なボディーガードさん!!」