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*119*
【SS】
ウィンドⅠ
「RPGツクールMVってRTPがないってマジですか?」
たくっちスノー
「マジマジ、10年以上前のくそ雑魚スペックノートPCじゃ全然動かないくらい重いよ」
ウィンドⅠ
「10年以上前のパソコンでそんなの出来るわけないじゃないですか」
たくっちスノー
「だよなー」
ヒールⅢ
「欲しい本あるか?」
ウィンドⅠ
「ラノベが読みたいです」
たくっちスノー
「任せとけ、時空転送」カッ!!
バサバサバサ
ウィンドⅠ
「最近のラノベって変なステータスで無双するファンタジー系が多いですね」
たくっちスノー
「ああそうだな、リアルワールドの流行りなんだよ」
たくっちスノー
「2~3年前からチートスペックで無双してハーレムするようなラノベが増え始めて、そういうのがアニメにもなってんだ」
ヒールⅢ
「で、ありきたりな内容で飽きられぬように奇を衒い始めたというわけか」
ウィンドⅠ
「流行り物なんですね」
たくっちスノー
「いつまで続くのやらだけどな」
たくっちスノー
「大まかな流れだと主人公が異世界に転生して、その時に能力を授かるんだよ」
たくっちスノー
「そんときのスペックがチートなわけ」
ウィンドⅠ
「もしもの力と比べてどっちがチートです?」
たくっちスノー
「さぁ?そこまで詳しくないから自分は知らん」
ウィンドⅠ
「でも、そういうの憧れますね」
ウィンドⅠ
「私も主人公になってチート授かってバリバリの活躍をしてみたいです」
たくっちスノー
「やるゲーだと結構優遇されてるのにか?」
ウィンドⅠ
「でもHP1ですよ?」
たくっちスノー
「なんの問題ですか?」
ヒールⅢ
「もう時間だ、帰れ」
たくっちスノー
「あ、はい………ったく辛辣なお医者さん、自分にウィンディ取られて悔しいでちゅか〜」
………
ウィンドⅠ
「メス刺すことないのに」
ヒールⅢ
「めっちゃムカついたからな」
たくっちスノー
「いやいくらなんでも刺しすぎだろ」
たくっちスノー
「自分の顔ハリセンボンみたいになっちまったじゃねぇか!」
ヒールⅢ
「いいから帰れ、ウィンドはもう寝る時間だ」
ウィンドⅠ
「あ、もうこんな時間………おやすみなさい………」