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【第十三話】
『もしもアレックスが僧侶だったら』
高く稼げることを知ったアレックスは僧侶に転職することを決める
回復魔法すら使えないアレックスは僧侶になれるのか...?
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アレックス
「ところで転職するにはどうすればいいんだろ」
リナックス
「知らないんかい!」
レナックス
「でもまぁ、私たち勇者一族って基本的に転職する必要ないからね...」
アレックス
「そうだなー、転職ってどんな感じなんだろ」
レナックス
「本職に聞けばいいんじゃないの?」
アレックス
「それだ!ちょっと行ってくる!」
アレックスはテレポートで何処かへと向かった
リナックス
「ねー、もしかしてさ...勇者って実質無職なんじゃない?」
レナックス
「え、ええっ!?どうしたの急に」
リナックス
「いやー、あくまで勇者って称号に過ぎないんじゃないかなーって」
レナックス
「...それって、私も無職同然ってことに」
リナックス
「.....」
レナックス
「.....」
レナックス
「ちょっとタウン○ーク買ってくる」
リナックス
「...ごめん、姉ちゃん」
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~キャロルの城~
アレックス
「おーいキャロル!デイジー呼んでくれない?」
キャロル
「あんた、私を通さないと誰にも会えないの...?まあいいけど」
キャロルは携帯を使ってデイジーにメールする
キャロル
「で、なんでデイジー探してんの?」
アレックス
「僧侶になりたくてさー、本職なら僧侶のなりかた知ってるんじゃないかって」
キャロル
「そう...あんたも脱・無職になるのね」
アレックス
「変な言い方はやめろキャロル、友達だろ」
キャロル
「友達だからこうやってはっきりと言えるのよ、私これでもあんたやブライアンのストッパーのつもりなんだから」
アレックス
「はいはい、ご苦労さん」
デイジー
「はい、来ましたよ」
キャロル
「早かったわねキャロル、今回はパシりじゃないから安心して」
デイジー
「じゃあなんで?」
キャロル
「アレックスが僧侶に興味をもったみたい」
デイジー
「本当ですか!?」
アレックス
「ああ、どうやって僧侶になるのか知りたくてな...俺に教えてくれないか?」
デイジー
「アレックスさんの為なら喜んで...さ、こちらに」
キャロル
「気を付けなさいよー、アレックスの事だからどうせやましい気持ちでなろうとしてるわよ」