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*79*
翌日...
アレックス
「ほら、一万G稼いできたよ」
レナックス
「一万!?あんた、その金どうしたの...まさかギャンブルでもやったんじゃないわよね?」
アレックス
「ちげーってちゃんとした仕事だよ!僧侶の手伝い!」
レナックス
「本当に?」
アレックス
「ほんとだって!」
レナックス
「一日で一万なんて...僧侶ってそんな稼げたっけ?」
アレックス
「いやー俺もそう思ってたけどねー、結構稼げるみたいだよ」
レナックス
「ふーん、僧侶でも稼いでるってのにあんたは...」
アレックス
「あーもううるさいな...いつになったら魔王把握出来るんだよ」
と、そこにリナックスが帰ってくる
リナックス
「ただいまー」
アレックス
「お帰りリナ...どうだった?ポテチスキー城」
リナックス
「完全にダメだこりゃって感じだねー、なんかもう魂抜けてるよ王様」
アレックス
「そうかー、なら当分無理っぽいかな~」
レナックス
「まぁ、ポテチ全部無くなったそうだしああもなるわね...」
リナックス
「可哀想とは思わないけどね」
アレックス
「ほんとなー、自業自得だよ普通に」
リナックス
「でもいいの兄ちゃん、このままじゃ働けないよ」
アレックス
「あー、それに関しては心配なくなった」
リナックス
「え、ほんと?」
アレックス
「ああ!」
アレックス
「俺、明日から僧侶に転職するわ」
リナックス
「えっ」
レナックス
「えっ」
アレックス
「僧侶になって回復しまくれば金がむっちゃ手に入るだヒャッホー!」
リナックス
「兄ちゃん頭でもぶつけておかしくなったの?」
レナックス
「実はかくかくしかじか」
リナックス
「えっ、なにそれ胡散臭い」
アレックス
「でもそれだけ稼いでるとこ見たしさー!ダッツでも出来るんだから俺だって」
ライチ
「待てやアレックス、あんた私以外に契約できる魔法ないのにどうやって回復させるつもりなの」
アレックス
「勇者だから光魔法Ⅰしか覚えられないのかもしれないじゃん!」
ライチ
「もしそうなら【職業:勇者】クソ性能過ぎでしょ」
レナックス
「父さんがわりと脳筋だったからねぇ...」
アレックス
「僧侶になって億万長者になるぜーははははは」
ライチ
(こんな欲望だらけなのに僧侶にとかなれるかなー)
END