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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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【第十五話】
『もしもの食事』

食事に恵まれないやみっち。
他キャラの食事情を知ってあわよくば上がり込もうと計画するが...?
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今回は、ダークネスⅠことやみっちに視点を当てていこう

やみっち
「腹減った...」

ダークネスⅠは契約者のいないフリーの具現化。

それ故に稼ぎも食事も無く、押し売りやガラクタの路上販売で生計を立てていた...

しかし売れることなんて滅多にない為、やみっちは常に飢えていた


やみっち
「腹減った...最近全然稼げてない...つーか売るものもない...」

やみっち
「この辺りにフルーツも草もない...あったとしても掴みとる体力もない..」

やみっち
「ううう...どこかに食べ物を...」


やみっち
「...あ、そうだ、ライチに何か恵んでもらおう」

...

やみっち
「そんなわけで何か恵んでライチ」

ライチ
「無理」

やみっち
「は?」

ライチ
「は?じゃねーよ私がペット以下の扱いになったの忘れたのか」

やみっち
「でも飯くれるだけ私よりマシじゃん、よこせ」

ライチ
「最近は王さまにアクションが無くて収入がレナックスだけなんだよ!」

やみっち
「ちっ、役に立たねぇなぁ...」

ライチ
「お?覚えとけよ?いつかカキコじゃないところで●●●とか■■■な目に合わせてやるからな?」

やみっち
「お、おう...ちなみに今日の晩御飯は」

ライチ
「にぼし」

やみっち
「にwwwwwぼwwwwしwwww」

ライチ
「お前数行前まで果物とる体力もないって言ってたくせに笑う元気はあるのな」

やみっち
「これは別バラだから」

ライチ
「別腹ってそういう意味じゃねーよ」

やみっち
「ちなみにアレックス達は普段何食ってんのさ」

ライチ
「さぁ、なんでもかんでももっしゃもっしゃと平らげてるからね、姉が」

ライチ
「まぁ、どっちにせよ私はろくなもん食ってないけど」

やみっち
「ふーん」

ライチ
「で、知ってどうすんのさ」

やみっち
「どうするって、タカるに決まってるじゃん」

ライチ
「うっわ正直だね」

やみっち
「アレックスはダメ...っと、よし、違う奴の所行こう、じゃあ!」

ライチ
「お前、やっぱ元気じゃね...?」

...

アレックス
「なー、ライチの奴煮干しだけで大丈夫なの?」

リナックス
「戸棚漁ったら煮干しがあったもんで」

アレックス
「えー...おやつじゃん」

レナックス
「いいからあんたも仕事探しなさいよ」

アレックス
「分かってるよ...僧侶以外でね」

コンコン

クレアス
「ごきげんよう」

アレックス
「またお前か!」

レナックス
「誰だっけこいつ」

アレックス
「ナイ軍所属のクレアスだよ...俺の偽物の」

レナックス
「あー...」

クレアス
「ナイ軍...なるほど、俺はそうなっているのか」

アレックス
「はぁ?それで何のようだよ、こっちは食事中だぞ」

クレアス
「ブライアンの家を知らないかと思ってな」

アレックス
「はあ?ブライアンの?」

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