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*100*
一方、アレックスと魔王は...
アンデッドナイ
「はい?クレアスならパーティーの後帰ってきていませんよ」
アレックス
「そうか...あいつはいないか...」
アンデッドナイ
「彼がいないのなんていつもの事ではありませんか」
アレックス
「それはそうだけどさ...」
たくっちスノー
「あ、アレックスと魔王...」
魔王
「お前は昨日の...お前もクレアスを調べに来たか」
たくっちスノー
「まぁ、そんなところです...はぁ、一体この世界に何が...」
アレックス
「...なぁ、魔王、ハガネが現れたのって何日前だったっけ?」
魔王
「もう一週間は前だな」
アンデッドナイ
「あれからまだ一週間ですか...」
アレックス
「今考えると...ハガネの件って、前座に過ぎなかったのかもしれない」
たくっちスノー
「.....」
アレックス
「あと、ブライアンが何か変なこと言ってたんだよ」
アンデッドナイ
「変なこと?」
アレックス
「『お前になら話せる』とか言ってさ...」
アレックス
「恍惚なる闇、中指で親指をなぞる、フレイムⅠ、左の髪を撫でる...だって 」
魔王
「なんだそれは?」
アンデッドナイ
「クレアスが私やブライアンに残したメッセージですね」
たくっちスノー
「メッセージ...クセの?」
アンデッドナイ
「その中には、昨日のハーナスの件も含まれていました」
魔王
「なんだと!?」
アレックス
「クレアスは知っていたってことか...偽物の事を」
たくっちスノー
(やはりクレアスは...)
たくっちスノー
「状況を整理しましょう、ナイさん、アレックス、魔王さん...ヒールⅢの近くにある自分のアパートに来て下さい」
アレックス
「ああ...皆もいいか?」
アンデッドナイ
「ええ」
魔王
「そうだな...ただし、恍惚を呼ぶぞ」
アンデッドナイ
「恍惚を?しかしメッセージには...」
魔王
「いきなり疑うのも悪いだろう」
たくっちスノー
「...では、行きましょう」
...
ミカヅチ
「なるほど...アパート住まいですか」
カザヤ
「結構カツカツ...」
カレン
「家賃一回だけ滞納してるんだよねー...」
ミカヅチ
「まぁこの世界に来て間もないみたいですし仕方ないですよ、ここの大家は...」
【101 たくっちスノー】
ミカヅチ
「やっぱりあいつか...」
カレン
「え?知り合い?」
たくっちスノー
「えーと、ここら辺に....あっ」
ミカヅチ
「あっ」
たくっちスノー
「て、天背院...なんで君がここに...」
ミカヅチ
「それは...こっちの台詞なんですけど?」