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*81*
デイジーはアレックスを大きな協会へと案内する
アレックス
「な、なんだここ?」
デイジー
「僧侶の協会です」
アレックス
「え?教会?」
デイジー
「漢字が違います...協会!僧侶達の連合みたいなものです!」
アレックス
「僧侶にそんなのあるんだ...」
デイジー
「地方によって僧侶が崇拝する神も違いますし、こうやってまとめあげる施設が必要なんですよ」
アレックス
「へー、デイジーは何の神なの、カナエール?エターナル?」
デイジー
「いえ、私はメヒテノレトチオノリモヒノオヤハヨ神です」
アレックス
「はい?今なんて?」
デイジー
「メヒテノレトチオノリモヒ」
アレックス
「やめて、頭の中が変な気分になる」
デイジー
「はぁ...では、会長にパンフレット貰ってくるので待っててください」
アレックス
「ああ...」
一人になったアレックスは辺りを歩き回る
僧侶
「ブツブツブツブツブツブツブツブツ」
一心不乱に念仏を唱える者や
僧侶
「ああああ...ヒピポ神様あああああ」
文字通り神にすがるもの
僧侶
「私のリメーリ教に入れば貴方の悩みも全て...」
見るからに怪しい勧誘を行っている者
アレックス
「なんか胡散臭いやつらばかりだなー...」
デイジー
「お待たせしましたアレックスさん、これが契約書です」
アレックス
「契約書?」
デイジー
「はい、一応仕事ですのでこういった資料を書いていただく必要があるんです」
アレックス
「ふーん...まず生年月日を書いて...そのあと名前は...アレクサンダー・レクサス・クルセイダー・スミスっと」
デイジー
「えっ、アレックスってあだ名だったんですか?」
アレックス
「まあな、クルセイダースミスが名字だ、父さんがアレクサンダー、母さんがレクサスを思い付いたけど決められなかったからまとめてるんだ」
デイジー
「そんな寿限無みたいな...」
アレックス
「ちなみに父さんはレオナルド・クルセイダー・スミスで姉貴はレナード・クルセイダー・スミス、最後にリナはリナクシール・ナズルカ・クルセイダー・スミスだ」
デイジー
「わりと中二臭い名前だったんだね皆...」
アレックス
「勇者一家ですから...で、住所はポテチスキー王国近く、レオックス村...」
デイジー
「そこって確か貴方のお父さんの功績を称えて作られた村でしたっけ?」
アレックス
「そうそう!」