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「もしも」で始まるRTP世界(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 123ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 短編集 VIPRPG 
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*19*

帰り道...

アレックス
「これでよしっと、魔王の嫁なら暴れられても平気だろうし万々歳だな」

アレックスが村まで歩いていると、リナックスと女の子が歩いていた

リナックス
「お、兄ちゃん!」

アレックス
「よーリナ!今度はどこ行ってきたんだ?」

リナックス
「チャンピオンロード」

アレックス
「いつのまにバッジ8個も集めたんだお前」

メビウス
「誰かと思ったらリナの兄貴じゃねーか」

アレックス
「あ、君は...えーと、魔王の娘だったか」

リナックス
「むーちゃんのおかげでバッジ8個ぶんどれたんだよー!」

アレックス
「ひとのものを とったら どろぼう!」

メビウス
「宝箱に入ってただけだよ...あー、魔法が有料になったせいで中々戦えなかった」

リナックス
「ファイアⅠだけ使うダンジョン旅でも一週間のお小遣い吹っ飛ぶからね...」

アレックス
「苦労してんなぁ...あ、そうだ、お前の母さん副業してたんだな」

メビウス
「え?母さんそんなことしてたのか?」

アレックス
「知らなかったのか?」

...

メビウス
「なんじゃそりゃあ!?」

リナックス
「道理でむーちゃんが沢山魔法を使えると思ったよ」

アレックス
「兄弟や親子なんかは契約した魔法を共有するもんな、俺のライチみたいに」

メビウス
「....」

....そして夕方、魔王城では

メビウス
「おいおふくろっ!!」バーン

魔王
「うわぁびっくりした!帰ってきたときはただいまってちゃんと言うんだぞ!」

嫁様
「あら、どうしたのメビウス?」

メビウス
「お袋が魔法具現化を育ててるって本当なのか!?」

魔王
「えっなにそれ!?」

嫁様
「誰から聞いたの?」

メビウス
「アレックスが頼みに来たそうじゃないか」

嫁様
「ああ...そうね、確かにマジックシッターをやっている」

魔王
「マジックシッター!?」

メビウス
「.....」

嫁様
「ごめんねむーちゃん、私もいずれは話さないといけないとは思っていたけど...」

メビウス
「...なぁ、マジックシッターってどんなことするんだ?」

嫁様
「え?」

メビウス
「....」

嫁様
「えーとそうねぇ...ご飯をあげたり、お風呂に入れたり、布団を用意したり...」

嫁様
「そういえば時々だけど耳そうじを頼まれたり」

魔王
「み、耳そうじ!!?」ガタッ

嫁様
「あと膝枕や子守唄みたいなことも頼んできたり...」

メビウス
「子守唄!?」


...


魔王 メビウス
「「うらやましい~~~ッ!!」」


メビウス
「一回も母さんに耳そうじなんてしてもらったことないのに!!」

魔王
「私だって夫婦なのに膝枕してもらったことないのにーー!!」

メビウス
「なんだよー!!魔法のくせにうちのお袋に散々甘えやがって~!!」

魔王
「ダークネスⅢみたいな小さな子供ならまだ許せるが、具現化って野郎もいるだろう!!なんか許せん!!殺したい!!」ピョンピョンピョン

メビウス
「俺だってお袋に子守唄歌ってもらいたい~~!!」

魔王
「パパだってお前とお風呂入りたいーーっ!!」


嫁様
「ニュークリアⅢ」

魔王
「えっ」


突然魔王の近くが大爆発を起こし、吹き飛ばされる

魔王
「欲望がむき出しすぎた、ごめん」


嫁様
「それじゃあ、ご飯の準備しましょうね♪」


ゴメス
「オチがエターなった!マジゴメス!」

END

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