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*25*
そして数日後...
ジャガーが事務所に顔を出さなくて暇な魔王は、雪女達とテレビ鑑賞をしていた
【魔界も近代化が進み、今や70%の地域が人間と同じように...】
魔王
「て、てれびとやらはげーむをするだけではないのか」
イエティ
「ゲームは追加機能みたいなものです」
魔王
「追加機能」
雪女
「新作ゲームやりたかったなぁー」
魔王
「何故やらないのだ?ジャガーがお前達のために...」
イエティ
「私たちのためにはならないからだよ」
雪女
「ええ?」
魔王
「む...まあいい、今日はジャガーの奴も忙しいそうだからゆっくりと遊ぼうではないか」
雪女
「そうそう!」
魔王
「ふふふ...こうやって誰かと遊ぶなんて、何年ぶりだろうか」
イエティ
「魔王様って遊ぶ暇がないんですか?」
魔王
「そうでもないのだが...どうもそこら辺の記憶が曖昧でな、よく分からん」
雪女
「そんなことよりさ!イクサーパーティにも飽きたし新しいゲーム買おうぜ!」
イエティ
「ちょっと、勝手には...」
雪女
「ジャガーに動画って言われたら撮ればいいんだろ?分かってる分かってる!!」
雪女はイエティの話を聞き流しakumazonに繋げる
イエティ
「ストーリー性のある作品は避けるんだよ、ゲーム実況者がネタバレはあまり勧めないから!」
魔王
「何故だ?」
イエティ
「ストーリーを知っちゃったら買おうって気にならないんだよ、それに見るだけならタダだし最新のはなるべく避けたいなーって」
魔王
「そういうものなのか...」
イエティ
「そうだよ、ゲームってそんな感じだよ」
ロストメイドウィン
「本当にな、年を取るとゲームやアニメが面倒でたまらない」
魔王
「うむ...娯楽としてそれでいいのか」
雪女
「誰だ今の...ん?おい、これ見てくれ」
魔王
「どうした?」
イエティはテレビの電源を切り、akumazonの付いたパソコンを見る
ゲームの販売画面、新発売の【仮面ライダーエデン】等が写るランキング画面
魔王
「これがどうかしたのか?」
雪女
「な、な!このランキング見ろよ!」
雪女がカーソルを動し、【発売前・予約ランキング】という所を指摘する
イエティ
「これって発売前のソフトのランキング...」
魔王
「何故売られてないものが並ぶのだ?」
雪女
「予約っていって、事前に注文して発売日に受けとることが可能なんですよ」
魔王
「そんなものまであるのか...」
雪女
「そんなことはいいから見ろよこれ!一位のやつ!」
イエティ
「...これって!」
黄金のロゴで一位と書かれたソフトは...【ブレイブローラーZ】
魔王
「これは、ジャガーの持ってきた...」
イエティ
「見たことないからもしかしてと思ったけど...なんで?発売は五ヶ月も後なのに」
イエティ
「なんで、あの人がこれを...?」
...
一方ジャガーは、誰にも気づかれないところでビジョン化された世界の情報を触っていた
ジャガー
「よし、後はここをこうして...」
ジャガー
「これで、後は...!!」
その時、ジャガーのスマホから電話が
ジャガー
「もしもし?」
【壁を壊す行為は楽しいか?】
【運命を作るのは楽しいか?】
【後悔しても、自分は知りませんから】
【ね...?ジャガーさん】
プツッ
ジャガー
「...ちっ、匿名通知ですか、なんなんですか一体」
第四話 END