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*26*
【第五話】
『止まったままの世界』
魔王
「未発売のものを、奴が...?」
イエティ
「.....」
魔王達がカセットを見比べながらサイトを見ていると、魔法を使いジャガーが帰ってくる
ジャガー
「はぁ...ん?どうかしましたか?」
魔王
「ジャガーか...お前に聞きたいことがある、これをどこから見つけた!?」
ジャガー
「え?」
魔王
「これだ!この間の!」
魔王はジャガーにブレイブローラーZのアクセスを見せる
ジャガー
「....シマッタ」
魔王
「貴様、ここまでやるか...!?我らはこんな助けなどいらぬっ!!」
ジャガー
(助け、とは違うんですがね)
魔王
「貴様...!!」
イエティ
「え、魔王様、この人一体なんなんです?プロデューサーでは...」
魔王
「そのデューサーとやらがどんなジョブかは知らぬが、こやつは我の世話係だ」
イエティ
「せ、世話係?」
魔王
「我の先祖代々からずっとのな」
雪女
「すっげーじじいじゃん!」
ジャガー
「あの、その話は...」
魔王
「...」
ジャガー
「...」
雪女
「な、なんだこの雰囲気」
ジャガー
「べ、別にいいじゃないですかゲームくらい...魔王なんですから」
魔王
「魔王がなんでも許されていいわけないだろう!」
ジャガー
「...」
魔王
「毎度言うぞジャガー、城で何回この話をした、何故だ、何故お前は...」
ジャガー
「...はい、終わりです!」
魔王
「何?」
ジャガー
「今日はお休みの日です!皆さん帰りましょう!」
魔王
「お、おい貴様!何の話を...」
雪女
「あれ?カレンダーが...」
雪女がカレンダーを見ると、今日の日付の数字が赤色になっていき...(祝)という文字が浮かび上がる
イエティ
「うわあああああっ!?も、文字が...カレンダーが変わった!!」
雪女
「すっげー!こんな魔法もあるんだな!」
魔王
(いや...これは魔法ではない)
ジャガー
「祝日ですから...ね?」
魔王
「貴様はまた...面倒なことをしようとしてるな?」
ジャガー
「...」
魔王
「...行くぞ、雪女、イエティ!」
イエティ
「行くってどこへ?」
魔王
「遠出だ!」
雪女
「おー!また外行くのか!」
魔王はイエティと雪女を連れ、ワープする
ジャガー
「...おや、魔王様、まさかあの人が」
ジャガー
「うーむ、不思議ですね、何故魔王様が...」
ジャガー
「この世界に...変化が?」
【世界が変化するのは当然の事だ、近代化のようにな】
【最も、あんたは何年たっても変わらないみたいだがな】
【流石、『あいつ』のクローンなだけあるよ】
ジャガー
「誰です!?」
ジャガー
「...また声ですか」
ジャガー
「やれまれ、まぁ居場所の目処はついているので良しとしましょう」