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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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*28*

みぃ
「ま、まぁ...今日は事務所は私一人だし別にいいけど、どうかしたの?」

コウモリさん
「他の皆はどうした?」

みぃ
「今日は祝日だからって皆帰っちゃってね...変なことに」

雪女
「お前は帰らないのか?」

みぃ
「ユーチューバーに休みもノルマも規定もないよ、好きなときに動画を撮って、好きなときに休めばいいんだから」

コウモリさん
「毎日投稿してるくせによー言うよ」

みぃ
「あっ魔王様!動画いつも見てますよ!チャンネル登録も裏アカウントでこっそりと...」

コウモリさん
「そんなこと言ってる暇はない、実はな」

...

みぃ
「...なるほど」

イエティ
「ジャガーという人は、一体何者...?」

みぃ
「それは...たぶん、言っても分かんないと思う」

雪女
「ええ!?ただの虎じゃねーの!?」

みぃ
「そうだよ、ジャガーは普通のモンスターじゃない」

コウモリさん
「最近の奴はどこか変だからな」

魔王
「む、そうなのか?」

コウモリさん
「ただまぁ、真面目すぎて暴走しているかもだが」

魔王
「...?」

みぃ
「純白チャンネルだっけ?ジャガーには気を付けた方がいいよ」

イエティ
「何故?」

みぃ
「未発売のゲームを実況させようとしたのは...貴方達を炎上させようとしたから」

雪女
「炎上!?燃え上がるの!?」

イエティ
「物理的な意味じゃないよ...」

みぃ
「多分、魔王様が他の人と仲良くすることに嫉妬してるんだと思う」

魔王
「ジャガーが...奴等に嫉妬?」

みぃ
「うん、ジャガーにとって...魔王様はとても大きな存在だから」

魔王
(最初の代からずっと側にいれば、無理もないか...だからといって、奴の行動は許しがたいが)

みぃ
「あの人、いつも魔王様の側に居て顔を伺ってるし、友達いないのかな?」

コウモリさん
「お前みたいだな」

みぃ
「あれ?コミュ障設定はあったけどぼっちだっけ私」

魔王
「.....あいつめ」

コウモリさん
「ともかく今のままでは帰れないだろう、撮影したきゃここでやりな」

みぃ
「うん、機材貸してあげるから」

雪女
「おー!ゲームもいっぱいあるな」

イエティ
「でも撮影はちょっと...よそのゲームだし」

みぃ
「良い子だねー、きっといいヘルチューバーになれるよー」

魔王
「...」

コウモリさん
「どうした?」

魔王
「やっぱり...我をジャガーのもとへ連れていってくれ」

魔王
「我がいなければ、奴が何をしでかすか分からぬからな」

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