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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
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零代目
「四人目は...『リッキー』か」

ユイ
「...」

アン
「ユイ...だったかしら?」

ユイ
「ハーフって呼んで」

アイム
「ハーフって...都市伝説上の存在かと思っていたが...」

アン
「そうね、人間がいなくなったのはかなり前だから、人間の血が繋がってるなんて...」

ユイ
「悪い?」

アイム
「べっつにー?」

零代目
「ふん...次はおとなしいと良いが」

零代目はノイズのように姿を消す

ユイ
「不思議なモンスターね...名乗ってもいないファーストネームを知っているなんて」

アン
「ええ...まるで、神ね」

アイム
「神?」

アン
「そう、神」


アン
「今から行われようとしているのは、神の悪戯...」

アン
「それも、世界を揺るがすほどの...」

ユイ
「...」

アイム
「?」

...

リッキー
「まったく、マジック道具が使い物にならなくなって解散なんて情けない奴等だ」

リッキー
「まあいいや、道具に頼らなくちゃマジックを使えないあいつらは三流程度とは分かっていたし、私には私の舞台がある」


零代目
「見つけた...」

リッキー
「ん?」

零代目は滴る滴のように屋根から垂れて形を形成する

リッキー
「君も中々のマジシャンじゃないか」

零代目
「マジックに関しては俺より天才的な男...否、女がいる」

リッキー
「それは聞き捨てなら無いな、魔界で一番のマジシャンはこの私なんだから」

零代目
「一番...か、それなら単刀直入で言わせてもらう」

零代目
「人間界侵略に協力する気はあるか」

リッキー
「あ、それ知ってるよ、人間堕落派ヘルチューバーでしょ?」

リッキー
「こういうのになんで私が呼ばれないのかずっと疑問に思っていたんだよね」

リッキー
「いいよ、私の力を存分に利用しなよ、ギャラもその分凄まじいけどね」

零代目
「他の奴もこれくらい話が進んでいれば...」

...

事務所に零代目が狙っていた四人が集まる

リッキー
「へー、写真で予め決めておいたんだ」

アン
「ストーカーじゃないの」

零代目
「撮ったのは俺じゃない、コウモリだ」

アイム
「まぁいいじゃん、ところで侵略ってなにするんだ?」

零代目
「そろそろコウモリがなんとかしてくるだろう」

コウモリさん
「よう、零代目」

零代目
「遅かったな」

コウモリさん
「遠いんだよおめーの事務所、まさか魔界の外とは思わなかった」

アン
「えっ」

零代目
「いいじゃないか別に...そろそろ初めていいか?」

コウモリさん
「お前好みの奴を持ってきた」

零代目
「ほんとか」

アイム
「まだ増えるのか」

....

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