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マモノチューバーズ!全てはゼロのままに(完結)
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 105ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 ファンタジー 配信者 
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零代目
「あいつらなら上手くやってるだろう」

コウモリさん
「飼い殺しって言葉の酷さがよく分かるぜ」

零代目
「殺す手間が省けてちょうどいい、作りすぎたからな」

コウモリさん
「何人くらい人間界に行った?」

零代目
「例の五人を含めて4万くらいだな」

コウモリさん
「なら魔界にいるのは多分5000くらいか」

魔王
「たったそれだけか!?」

コウモリさん
「ああ、ダラけることを知った生き物は、働くことを拒み始めるからな」

零代目
「シルバーにはそうならないでほしかった、だから...」

プロデューサー
「おや、魔王様...いえ、シルバーさん」

魔王
「お前までシルバー呼ばわりか」

プロデューサー
「ええ、原作通り魔王が居なかったことになりましたからね」

魔王
「そういうことか」

零代目
「最低限原作設定は守ろうと思ってな」

プロデューサー
「はぁ...まあいいでしょう、私もそろそろこの世界から去るつもりでしたし」

魔王
「そうなのか」

プロデューサー
「ええ、彼女達に私は必要ないみたいですし、彼女も元は侵略派ですから、クリーピーパスタ達と共に人間をコキ使ってるでしょう」

プロデューサー
「なら私は、別の世界で次のアイドルでもプロデュースしますよ」

魔王
「そうか、次はどこへ?」

プロデューサー
「モンスターや人間のアイドルデビューはもはやありきたりですし、今度は思いきって天界へ...」

コウモリさん
「なんだ?次は天使をアイドルにでもするのか?」

プロデューサー
「ええ、モンスター達と比べてワガママは言わなさそうですし...では、またどこかで」

魔王
「ああ、また会おう」

プロデューサー
「いえ、多分この世界には二度と来ないでしょう、ちゃんとしたマモノチューバーズ世界には行きますが」

零代目
「そいつは残念だ」

プロデューサー
「これは残当というものですよ、それでは」

プロデューサーは時空の渦を抜けていく

零代目
「奴の人生は終わりの無いゲームだな」

コウモリさん
「だなー」

魔王
「お前たちのゲームは、終わったのか?」

コウモリさん
「ああ、過程はどうあれ『結界が破られ、人間界が侵略される』というイベントはこなせたからな」

零代目
「イベントとはいうが、全部アドリブみたいなものだがな...ここまで考えるのに苦労した」

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