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のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
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*16*

たくっちスノー
「どうにか脱出できた...」

ムニャウ
「もう、あまり出さないようにするにゃむ」

ドーパント
「さて、城は何処でしょうか?」

「ちょっといいか?」


たくっちスノー
「ん?」

たくっちスノーは、謎の男に呼び止められる。

その男は、年老いているが何処か若々しさを感じ、隣には若い女性が付いていたので、いわゆる初老ほどとドーパントは推測した

ドーパント
「何か用ですか?」

「いや...俺達はちょっと探している人がいてな...これくらいの背の子供を見なかったか?」

男はたくっちスノー達に写真を見せる

写真には玩具を片手に笑顔を見せる小学生ほどの男児が写っていた

ドーパント
「いえ、我々はそのような人物は見ておりませんね...」

「そうか...まったく、何処をほっつき歩いてるんだ...」

「大丈夫よ、彼らならきっと無事だから」


ウィンドⅠ
「誰か人を探してるみたいですね...」

ドーパント
「気になりますが後回しです、私はメインシナリオをやりきった後サブクエストをこなしていく派で....長?」


ドーパントはたくっちスノーを見失う
後ろを見ると、彼が二人を引き留めていた


たくっちスノー
「ねぇ、おっさん...自分ってさ、仕事柄分かっちゃうんだよね....時空を越えるような人間が」

ドーパント
「...長?」

「....」

たくっちスノー
「ていうか...自分は博識でね、あんたの原作も、あんたの経歴も、後その写真の子供が誰なのかも知ってる」

「そうかい」

ムニャウ
「おい、こいつらは誰にゃむ」

たくっちスノー
「時空監理局とはまた違う世界線で捻れた次元を閉め直すべく生まれた存在達といったところだ、ウチの部署では時空介入者(ドライバー)なんて呼んでる」

ウィンドⅠ
「では、この方はその時空介入者なんですね...マスターの素振りだと名前も知ってそうですが...」

たくっちスノー
「ああ、まさかこんな所で会うなんて思わなかったよ...あんたに会いたかった、ミスター・オールディス。」

オールディス
「その名前で俺を呼ばないでくれるか...」

『オールディス』

とある世界の管理者にして、『ヘボット』のメイドウィン。

彼はオールディスという名の他にゼロ・メイドウィン・プラスマイナスという名も持っているのだ

全メイドウィンの情報を知っているのは現在故人の三代目のみなので、たくっちスノーはなるべく多くメイドウィンに会いたかったのだ。

たくっちスノー
「悪いゼロ、まさかあんたに会えるとは思わなかったよ」

オールディス
「俺もな...何せ、俺達の世界は、あんたが管理するリアルワールドがネジれ生まれた存在、いずれ惹かれ会うとは察してたが...」

「ゼロ、一体どういう事?」

ドーパント
「長、付き人の女性も誰だか知っておりますか?」

たくっちスノー
「彼女はプリンセス・ヴィーテ、ゼロの付き人にして、運命の相手みたいなものだ。」

ヴィーテ
「そこまで知ってるなんて...貴方、一体何者?」

たくっちスノー
「ま、名乗るほどの物じゃないさ、あんたらみたいな時空介入をバカンスに使ってるだけの旅人」

オールディス
「本当か...?」

ドーパント
(長、時空監理局の局長という事は伝えなくてよろしいのですか?)

たくっちスノー
(別になりたくてなってるわけじゃないし、いずれオールディスにでも椅子を譲るさ)

ムニャウ
「もう少し詳しい解説を」

たくっちスノー
「ヘボットのDVDBOX予約して直接見ろ」

ドーパント
「安定の宣伝」

ウィンドⅠ
「それで、そのゼロさん達は何故私たちの世界に...?」

オールディス
「ああ、それはだな...」

....

こっちの世界で、色々問題が片付いてヴィーテとの~んびりバカンスしてた時の事だ。

オールディス
「...ん、なんだアレ?」

俺は大空にぐるぐる状のテンプレ的な渦を見かけた

ヴィーテ
「これまたテンプレ的な渦ね」

オールディス
「まぁ、あんなに高けりゃ誰かが入る事は出来ないし気にしな...


「ひゃっほう!」

ヴィーテ
「言った側から誰か誰か飛び込んだけど」

オールディス
「ちょっと何してくれてんの!?」

....

オールディス
「と、まぁ大体こんな感じ」

たくっちスノー
「流石ヘボット世界は常識はずれだぜ」

ムニャウ
「その写真の奴が飛び込んだやつかい」

たくっちスノー
「名前は『ネジル・ネジール』ネジ狂いのやべーやつだ」

オールディス
「そういう事言ってやるな、一応主役キャラなんだし」

ヴィーテ
「そういうわけで時空介入者同士、一緒に着いていかない?」

ムニャウ
「どういうわけにゃむ」

ドーパント
「長...」

たくっちスノー
「心配するな、ゼロもヴィーテもむっちゃ強いから」

【ヘボット世界のメイドウィンが仲間になった】
【ヴィーテ姫が仲間になった】

ウィンドⅠ
「さて、改めてポテチスキー城へと向かいましょう」

ドーパント
「ええ、この国の王さまなら事情を話せば迷子探しくらいはやってくれるはずです」

たくっちスノー
「...普通の王さまだったらね」

ムニャウ
「にゃむ?」

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