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*110*
第十三話
【失っていくものとは何か】
ロストメイドウィン
「改めて、俺の名前はロストメイドウィン・ザ・ダストヒューマン...二年後のこいつだ」
たくっちスノー
「それはちょっと前の話だろうが!?」
ロストメイドウィン
「...まぁ、それはそうだな」
零児
「つまりたくっちスノーの関係者であり、メイドウィンというわけか?」
ロストメイドウィン
「ああ...俺はこの名前の通りロスト...つまり消滅を予知する力を貰...持っている」
たくっちスノー
「つまりあんたが今ここにいるって事は、何かやべーことがおこる、そうだろ?」
ロストメイドウィン
「そういうことになるな」
小牟
「んまぁ、それは置いといて、失うものって何じゃ?くだらない事だったら零児の銃が火を吹くぞ?」
たくっちスノー
「そうだ、今色々と忙しいんだ、小言とかは後にしてくれ、ダストヒューマン」
ロストメイドウィン
「もちろん真面目な内容だ...窓を見れば分かるはずだ」
カイザー
「窓?」
カイザーが窓を開けると、ビルの先からキノコが生えていたり、空に龍が飛んでいたりと、おかしな光景がひろがっていた
チーズパイダー
「えっ、なにこれ、冗談抜きでなにこれ」
たくっちスノー
「やべぇな....」
ロストメイドウィン
「分かっただろ今の状況」
たくっちスノー
「いやわかるわけないだろ、状況が自分の中で完結しているのがお前の悪いところだ」
ロストメイドウィン
「他人が考えていることなど分かるわけないだろう...分かった、バカのオレやお前にも分かるように単調に解説してやろう」
ロストメイドウィン
「いいか、たくっちスノー...俺たちメイドウィン小説は作品それぞれの世界があるディケイド方式の時空となっている、それが普通だ」
たくっちスノー
「一度だけ※例外な世界があったけどな」
※ビルド×帽子世界、詳しくは時空監理局外伝『牙組』参照
ロストメイドウィン
「だが、見て分かる通り版権世界は無理矢理1つになろうとしている」
零児
「無理矢理1つになるとどうなるんだ?」
ロストメイドウィン
「さぁな...こういうのは今までの事例だと大抵オーバーフローでも起こして大爆発とかだな」
たくっちスノー
「世界が爆発って、1つだけでもとんでもないのに、それが何十個も重なった上となると....」
小牟
「世界その物がとんでもない爆弾になると言うのか!?」
ミカヅキ
「わ、分からない...つまりどういうことだ!?」
たくっちスノー
「もし世界が完全に1つになると...この世界はもちろん、お前らの世界も...いや待て...おい、ダストヒューマン!!」
ロストメイドウィン
「どうした?」
たくっちスノー
「その1つになっていく世界って...アナザーワールドも含まれているのか?」
ロストメイドウィン
「恐らくそうだろう...つまり時空二つ分だ、それがひとまとめになる場合...ショックで他の時空も2、3個は吹き飛ぶだろうな」
たくっちスノー
「そんな....!!」
零児
「一体、誰がそんなことを...?」
たくっちスノー
「まさか、ヘリオスが既にそこまで...!?」
チーズパイダー
「たくっちスノー様、上を見て!!」
上空にはドラゴン、戦艦、人型兵器、そしてパラシュートで降りてくる無数のヘリオス兵が森羅を包囲していた
たくっちスノー
「仕事がはえーよ、ヘリオス!!」
零児
「あれがヘリオスか...小牟!お前はもっと援軍を集めてこい、ここは俺とたくっちスノーがやる。」
たくっちスノー
「あいさ、一応聞いておくけど、ダストヒューマン....」
ロストメイドウィン
「オレの仕事はあくまで終焉(ロスト)を予知し、報告する事だけだ...戦闘に関わるつもりはない」
たくっちスノー
「はいはい、つーかロストの当て字がウザいんだよ毎度毎度....」
カイザー
「チーズパイダー...分かっているな?」
チーズパイダー
「おーけぃ...やってやるよ!」
たくっちスノー
「ヘリオス、来れるものなら来てみろ!!」
零児
「木よ、火よ…土よ、金よ…そして水よ!世を司るすべての事象よ、我に味方せよ!」
たくっちスノー
「我こそは偉大なるマガイモノの王...この世の全てに価値観を与える平等なる者である!!」
ロストメイドウィン
「.....ヘリオス、か。」