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*50*
ぶーたれながらのび太は体にクリームを塗る....すると、のび太がどんどん毛深くなっていった
ヒールⅢ
「体質変化か...非常に興味深いな、これが作戦ではなかったらすぐに検査を開始するというのに」
ウィンドⅠ
「解剖の間違いじゃないですか?」
のび太
「どうよ!狼そっくりでしょ!」
ヴィーテ
「確かに狼だけど...」
カイザー
「何だか...」
ジャイアン
「迫力ねぇなぁ~」
のび太
「贅沢言わないでよ!」
たくっちスノー
「ほら、早く行ってこいよ」
のび太
「分かったよもう !」
のび太は茂みを抜け、狼男に近づく
鋭い牙がギラリと輝いていた
のび太
「あ、あの....え、えっと僕...」
「お前は...」
のび太
「え?」
「お前は何故、そんな姿になる?」
「お前も...俺と同じか?」
のび太
「え、ええ....はい。」
「ならば...」
狼男は....ギラリと光る爪をのび太に向ける
「お前も己の限界を....越えろ!」
のび太
「うわぁ!?」
狼男は腕を振り上げる、突然の事で腰が抜けたのび太だが、それが幸いして攻撃をかわすことができた。
ガロン
「俺の名はガロン、風より早い人狼(ワーウルフ)の戦士」
ガロン
「さぁ立ってみろ、己の限界に達するまで、全ての力をぶつけてこい!」
のび太
「え、ええええ!?」
ガロン
「どうした...?来ないならこちらから....」
チーズパイダー
「チーズパイダー!!」
木の上からチーズパイダーがチーズを吹き、ガロンの右腕に巻き付く
のび太
「チーズさん!」
チーズパイダー
「だいじょぶ?危なそうだったから援護しにきたけど」
ガロン
「この程度で俺を拘束出来ると思ったか?」
ガロンは糸を片方の爪で切り裂く
チーズパイダー
「ま、チーズじゃ時間稼ぎにもならないよね...」
ガロン
「こい!!」
チーズパイダー
「じゃあ遠慮なく...ほら、のび太君逃げて」
のび太
「で、でもチーズさんは...」
チーズパイダー
「へーきへーき、仕事上こういうのは慣れてるから」
ガロン
「フゥ....ハッ!!」
のび太
「...やっぱり置いて逃げられないよ!」
チーズパイダー
「あれまぁ、本当に君ってやつは...まあいいか、足手まといにはならないでよ」
のび太
「はい...」
ガロン
「フウウウ...」
チーズパイダー
(苛立ってるなぁ...なるべく早く決着をつけよう)
たくっちスノー
「何やってんだお前ら!もう発信準備は
整ったぞ!」
チーズパイダー
「ああうん!待って待って!...こうなったら秘技!チーズ大旋風!」
ガロン
「....!」サッ
必殺技と感じ取ったガロンはすぐさま防御の構えに移る
チーズパイダー
「防御しても無駄だよ!狙うのは君じゃないから!」
チーズパイダーはくるくる回り、回りの木の幹にチーズを糸を何重にも巻き付け、そのままへし折ってガロンに叩きつけた!
ガロン
「!!」
ガロンはすぐ爪を向けたが間に合わず...そのまま折れた木の下敷きになった
チーズパイダー
「よし!さぁ、たくっちスノー様の所へ戻るよ」
のび太
「はい!」
....
のび太達は戦艦に乗り込み、ヴァンパイア世界を後にする
そして....出木杉が木の山に問いかける
出木杉
『ガロンよガロン、元のあるべき姿に戻るため、己の限界を越えようとする涙の人狼よ...』
出木杉
『その力を...我らヘリオスの元に...』
出木杉が謎の粉を振りかけると....ガロンが木々をへし折り、その姿を表す
ダークガロン
「....」
紫に染まったガロンの瞳は...獣そのものだった。
【次回予告】
のび太
『たくっちスノーさん...』
たくっちスノー
「ああ...これよりアナザーワールドに突入する!」
ドラえもん
『やぁ、別の世界の僕...ご対面だね』
ドラえもん
「.....」
のび太
『ねぇ、そういえば×××見てない?』
のび太
「えっ、×××って誰?」
のび太
『えっ!?』
第五話
【アナザーワールドを滅ぼしたのは『彼』か】