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*51*
第五話
【アナザーワールドを滅ぼしたのは『彼』か】
たくっちスノー
「ふぅ...どうやら捻れも無くなったみたいだ」
冬夜
「次は何処へ向かう?」
たくっちスノー
「...えーっと、アナザーのび太、いいかな?」
のび太
『...ええ、覚悟は決めました』
ヴィーテ
「これより、もう1つの時空...アナザーワールドに突入します」
レウォル
「そんなあっさりと出来るものなのか?」
たくっちスノー
「元々時空移動の為の乗り物だからね...上手く調節すればなんとか」
ジャイアン
「遂にあっちののび太の世界に...」
のび太
『僕もあの世界に行くのは数ヵ月ぶりだな...』
のび太
「そうなの?」
のび太
『ああ、戦い続きな上に今みたいに自由に他の世界に行けなかったからね』
たくっちスノー
「飛ばされる...っていうと、神隠し及び『ゆらぎ』か?」
のび太
『ええ...僕に似た世界、貴方で言うところのリアルワールドにも、こうやって時空を飛び回る防衛組織がありましたよ』
たくっちスノー
「ああ、あいつね、自分も時々世話になるよ」
ミカヅチ
「それって一体どんな組織なんですか?」
たくっちスノー
「時期が来たら話すよ」
ヴィーテ
「もうすぐ、アナザーワールドに到着するわ、皆シートベルトを付けて」
ジャイアン
「いよいよあっちの世界の俺に会えるのかぁ...」
スネ夫
「いるかどうか分かんないけどね...」
....
ルミィ
「あれ?ここは?」
ミラ
「あんた、やっと起きたわね...」
オールディス
「あの状況下でずっと寝ていられるとか、逆に尊敬するぞ...」
ミカヅキ
「面目ない...」
ムニャウ
「この二人はどうするにゃむか」
ドーパント
「我々時空監理局としては...ひとまず元の世界を探し出した後に送り返しますが」
わてり
「この人はただの遭難者ですもんね」
ウィンドⅠ
「じゃあ、逃げないように誰かに留守番させないといけませんね」
ドーパント
「天背院さん、任せてよろしいでしょうか」
ミカヅチ
「構いませんよ」
そして、戦艦を降り、のび太達はさっきぶりのいつもの景色が...
そこにはなかった。
のび太
「えっ、なにこれ....?」
ドラえもん
「僕たちの町が...」
スネ夫
「廃墟になってる!?」
家も、ビルも、店も殆どが崩れ、道路は辺り一面ひび割れがあり....生きた人間は何処にも見えなかった
のび太
『僕の町が...無くなってる...』