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のび太戦記ACE アナザールート『完結』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 多重クロス 
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*150*

冬夜
「話ってなんだい?」


「ヘリオスと関わりのある組織………ブリュンヒルド帝国」


「その国の王が、同じ名前だったんです」

冬夜
「ブリュンヒルド………覚えがある名前だよ」

冬夜
「ということは、そっちの………アナザーの僕が関わっているということか」


「そういうことです、貴方にとっては辛い決断になるとは思いますが………僕の作戦に協力して欲しい」

冬夜
「分かった、君は何かと信用できるからね………」

冬夜
「分かった、君に任せよう」


「ありがとう」ガシッ

冬夜
「ところで、この件はリーンに伝えておいた方が良さそうだな」


「リーンという方はどういう関係で?」

冬夜
「近い国の偉い人………いや、人ではないけど………大使なんです」


「なるほど、話しておく必要はあるかな…………」サラサラ

冬夜
「あ、そういえば僕が魔法使えることって話したっけ」


「魔法が?なら向こうの彼も」

冬夜
「使えるはずだ、警戒して言った方がいい」


「魔法なんてものが実在するとはね………」チラッ…..

冬夜
「そうだよ、教えようか?」


「いえ、僕はマジシャンになるつもりは無いので………」

冬夜
「………ところで、なんで腕時計なんて見てるの?」

冬夜
「時計なら後ろにもあるじゃないか」


「…………ああ、それはですね」




「キラだから」


00:40


冬夜
「えっ…………あっ!?」グラッ



「さよなら…………望月冬夜」

ーーー
【望月冬夜】
足を滑らせ、近くにあったテーブルに頭をぶつけ、その直後心臓麻痺で死亡する

………


(君がやってきた事はメモリーディスクから確認済みだ………彼を生かしておいても得をすることは無いだろう)

のび太
「今の音は一体…………こ、これ!?冬夜さん!?一体何が………」


「…………僕はとんでもないことをしまった、やむを得ない事情があったにも関わらず………なんてことを」

のび太
「一体何が………?」


「皆を呼んでくれ………」

…………


「キラの正体は………あっちの世界の望月冬夜なんだ」

のび太
「えええええっ!!?」


「それを話したら激昂して………宥めようと取っ組み合いをした末にあんなことに………迂闊だったよ、簡単にキラだと言わなければ………」

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