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*53*
のび太
「僕の家は!?裏山は!?学校は!?」
スネ夫
「うわーん!僕の家がめちゃくちゃだー!!」
ジャイアン
「ううう....よくも俺の大事な家を!!」
のび太
『ヘリオスめ...』
レウォル
「酷いものだ...歩きづらくてたまらない」
ドラえもん
「まさか、ここまでとは...」
リーン
「これがアナザーワールド...」
オールディス
「この規模からして...もしかしたら俺たちの想像以上の事が起こりかねないな」
ヴィーテ
「ええ...」
スネ夫
「あっ、ジャイアンどこ行くのさ!」
ジャイアン
「母ちゃんとジャイ子探すんだよ!」
のび太
「あ、そうだ!パパとママは?」
のび太
『分からない...最初僕は何も言わず一人でヘリオスを倒しに向かったから...』
冬夜
「この様子じゃ、他に生きている人間はいないと思うんだけど...」
カイザー
「そういえばお前はスマホで人探しが出来るんだったな...どうだ?」
冬夜
「駄目だ、この辺りで僕ら以外の反応はない」
チーズパイダー
「うっそー....まぁ、破壊活動終えた後みたいになってるもんね」
ドーパント
「ミカヅキ様を置いてきてよかったですね、何があるか分かりませんし」
たくっちスノー
「だな...一応自分達も探してみるぞ」
...
のび太達はボロボロになった町を歩くが...一向に生存者が見つからなかった
たくっちスノー
「おいマジでいねーぞ」
のび太
『...何処だ?何処かにいるはずなんだ』
冬夜
「あ、人陰が増え始めたよ」
ドーパント
「...いえ、皆さん隠れてください」
瓦礫に身を隠すと、赤い特殊武装を付けた男達が行進する...ヘリオスだ。
カイザー
「よりによって見つかった人間あいつらかよ」
のび太
『もう手遅れだったのか...』
ジャイアン
「...ん、おい見ろのび太!」
のび太
「どっちの?」
ジャイアン
「両方!あの一番先に居るやつ!」
のび太
『...あれは!』
アナザーのび太はすぐに分かった、青くて丸い体に合わない禍々しい機械の右腕。
....『アナザードラえもん』
カイザー
「たくっちスノー様あいつだ、俺達が会ったドラえもんは」
たくっちスノー
「うわぁ見た目がCVのぶ代とは思えない禍々しさ」
のび太
「あれが、別世界のドラえもん...」
ドラえもん
「あれ、本当に僕なの...?」
ミラ
「...いつ見ても合わない右腕ね」
ジャイアン
「あいつに一体何があったんだよ」
のび太
『それに関しては暇な時に』
そんな事を話していると...アナザードラえもんがポケットから一発で戦車を吹き飛ばす威力といわれている【ジャンボガン】を取り出した
たくっちスノー
「やっべバレてる、皆逃げろ!」
瞬間大きな爆発が起こり、黒い液体が辺りに飛び散る
ドーパント
「長!!」
カイザー
「たくっちスノー様!」
たくっちスノー
「自分は大丈夫だ、マガイモノは不死身だから...むっちゃ痛いけど」
ドラえもん
『ご対面だね、マガイモノの王。』
ドラえもん
『そして...僕の世界ののび太君と、もう一人の僕。』
ドラえもん
「....」
のび太
「ドラえもん...」