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*55*
ドラえもん
「...これは君の仕業か?」
ドラえもん
『確かに命令したのは僕さ』
ドラえもん
「な、なんてことを...こんなに沢山の人間を呼び寄せて、こんな破壊活動を行って...!!そんなことをしたら!」
ドラえもん
『タイムパトロールが黙っちゃいない...そう言いたいんでしょ?』
カイザー
「タイムパトロールって?」
のび太
「22世紀の警察のようなもので...僕たちも度々お世話になるんです」
ドラえもん
「そ、そうだ...タイムパトロールはどうした?こんな事をしてタダで済むと」
ドラえもん
『きみはじつにバカだな』
ドラえもん
「!?」
アナザードラえもんはニタニタと笑いながら答える
ドラえもん
『普通に考えてさぁ、世界を跨いで破壊、及び支配出来るほど勢力のあるこの組織、ヘリオスが...22世紀のボンクラ共ごときに潰せるとでも?』
ドラえもん
「ま、まさか....」
ドラえもん
『そう、そのまさかだ...君たちにクリスマスプレゼントをあげよう』
そういってドラえもんがポケットから取り出したのは...
ドラえもん
『【タイムベルト】と【フエルミラー】~』テッテテテッテッテー
ドラえもんはベルトをフエルミラーに写し、どんどん増やしていく
ドラえもん
『ほら、受け取って...全員分作ったから、もちろん爆弾などの細工はしてないから心配はいらないよ』
のび太
「....」
ジャイアン
「これって確かよ...」
のび太
『場所はそのまま、未来や過去へ行くことが出来る道具...』
ドラえもん
『そいつのボタンを2112年に合わせるんだ...面白いショーを見せてあげるよ。』
のび太
「....」
のび太は震えが止まらなかった
罠かもしれない、しかし逃げたら間違いなくアナザードラえもんに消される
のび太達はボタンを押して、2112年へと向かうと....そこには
ドラえもん
「あ、あああ...」
ドラえもん
『ふふふ....分かっただろ?もう一人の僕』
黄色くて白目の耳の生えたドラえもんが、22世紀の人間を捕まえ、檻に入れている光景がそこにあった
ドラえもん
『既にこの世界の22世紀は我が手の中さ!!』
スネ夫
「これが...あの22世紀!?」
たくっちスノー
「夢も少し不思議もあったもんじゃねーな...」
のび太
「...あの黄色いのは、皆ドラえもん?」
ドラえもん
『そうだよのび太君、僕もあいつらも元は子守り用ロボットだったけど今では心を持たない残虐な殺戮マシーンさ』
ドラえもん
「そんな...」
レウォル
「くっ...」
のび太
「なんで...なんでこんな酷いことするんだよ、ドラえもん!!」
ドラえもん
『どうしてか...そうだね、強いてあげるとするなら』
ドラえもん
『全部僕の世界ののび太君が悪いのさ』
ジャイアン
「何っ...」
のび太
『....』
たくっちスノー
「...つまり恨んでるの?」
ドラえもん
『ああ、そうなるね、何かを好きにも嫌いにもなったことのない君には分からないだろうさ』
たくっちスノー
「うっ(´;ω;`)」
チーズパイダー
「たくっちスノー様...」
ドラえもん
『もういいよ、20××年に戻って』
...
ドラえもん
『今回だけは見なかったことにしておいてあげるよ、のび太君...でも、次に会ったときには...』
ドラえもん
『必ずその顔を捻り潰してやるからな』
そう言って、ドラえもんは消えていく。
スネ夫
「な、なぁアナザーのび太、どういうことだよ...」
のび太
『...確かに、ドラえもんの言ってた事は間違ってないだろう。』
のび太
『僕があんな事を言わなければ、ドラえもんは...』
ジャイアン
「あんな事....」
たくっちスノー
「ンアーーーーッ!!!」
カイザー
「うるせぇ!」
ドーパント
「どうしました長」
たくっちスノー
「なんか足りねーと思ったらアレだ、しずかちゃんいねーじゃん!」
ヒールⅢ
「ああ、言われてみれば」
のび太
「....?」
のび太
『そうだ、しずかちゃんを連れていかないと、向こうの世界に攻め込まれた時に危険な目に合わせるわけにはいかないし...』
たくっちスノー
「それもそうだ、よし、すぐにしずかちゃんの所に...」
のび太
「....あのさ。」
「しずかちゃんって....誰?」
【次回予告】
たくっちスノー
「これは一体どういうことだ?源しずかの存在が消えているなんて...」
ヴィーテ
「似たような事例に覚えがあるけど、こんなことがまた...」
ドーパント
「長、大変です、また迷い人が」
たくっちスノー
「アナザーワールドにもか!すぐに救出に...っておい、ここってさっきの世界じゃないか、今度はアナザーだけど...」
次回、第六話
【フランケンシュタインはどのように『誕生』したのか】
『しっているか はかせは えらいんだぞ』