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*65*
※前のページで『ミカヅチ』と『ミカヅキ』を間違えていました、申し訳ございませんでした
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館の奥にある大きなベット、ここにビクトルの言う女の子、エミリーが物言わぬ人形のように眠っていた
ビクトル
「エミリー...」
ミラ
「どう?なんとかなりそう?」
ドラえもん
「....えーっとね、先に言っちゃうと、このエミリーちゃんは人間じゃない、ビクトルさんと同じ人造人間みたいなんだ」
のび太
「え?つまりロボットのような物?じゃあ直すことは可能ってこと?」
ドラえもん
「壊れてはいないんだ、ただのエネルギー切れだよ」
ドラえもん
「ただ...この子が一体何で動いているのか分からないんだ。」
ドラえもん
「それに動力炉も古いタイプみたいで、満単まで入れても数日で切れちゃうんだ....」
のび太
『それじゃあダメだね...うーむ』
ビクトル
「エミリー うごくか?」
たくっちスノー
「動きはするんだが、このままじゃまた動かなくなるらしい」
ビクトル
「そうか やっぱりだめか」
リーミナ
「何か...方法は?」
スネ夫
「新しいバッテリーに取り替えるとかは?」
たくっちスノー
「エミリーを作った博士は、ビクトルの誕生と同時に落雷で亡くなっている...あ、これビクトルには内緒な」
ドラえもん
「ならどうすれば...」
たくっちスノー
「どうすればって、そんなのこっちが言いたいよ」
冬夜
「設計が不明なものにプログラムは出来ないしなぁ...」
オールディス
「メイドウィンにそういうのの専門が居なかったか?」
たくっちスノー
「いや...緑風でもコレは無理だと思うぞ」
ミカヅチ
「ええ、こういった系統を得意とするメイドウィンはまだ発見されてないような...」
たくっちスノー
「ヴァンパイアのメイドウィンがいればなぁ...」
カイザー
「おい、医者」
ヒールⅢ
「ん、私か?後悔しないな?」
ウィンドⅠ
「おいやめろ」
チーズパイダー
「戦艦まで戻ってじっくり調べてみる?」
ムニャウ
「そうは言ってもこの大雨じゃ当分外に出られないにゃむ」
ミカヅチ
「竜水術で雨を良い感じに避ける事ってできないでしょうか?」
レウォル
「神とはいえ、なんでも出来るわけでは無いからな...」
たくっちスノー
「なんかまとまらないなぁ...」
リーミナ
「今日はもう遅いですし...そろそろ...」
リーミナ
「ところで食料は...」
たくっちスノー
「ドラえもん、なんかそういうの無い?」
のび太
「グルメテーブルかけは今持ってないってさ」
のび太
『僕も秘密道具はタケコプターくらいしか持ってないしなぁ』
ルミィ
「私も特にこれといったものは」
冬夜
「突然飛ばされたものだから、スマホしか持ってないよ」
カイザー
「...たくっちスノー様、まさかとは思うが他人頼りではないな?」
たくっちスノー
「あ、あったり前だろ!...ちょっと待ってろ」
【connect please!】
たくっちスノーは魔方陣を作って腕を突っ込み、そこから缶詰を取り出した
チーズパイダー
「やっぱりあるじゃん」
ミカヅチ
「食事の必要がないくせにこんなの隠し持ってたんですね」
たくっちスノー
「うっさいな...震災用だよ、震災用。」
ジャイアン
「缶切りは?」
たくっちスノー
「あっ」
わてり
「あのさぁ...」
カイザー
「たくっちスノー様って、いつも抜けてるよな...」
ドラえもん
「まるでのび太君みたいだ...」
たくっちスノー
「しゃ、しゃーないだろ...黒影とは違うんだから...」
ドーパント
「缶切り程度ならいくらでも代用可能ですが」
たくっちスノー
「いつもすまんね、ドーパント...」
そして、全員が寝静まった夜。
ムニャウ
「...で、代理局長。」
たくっちスノー
「ん?」
ムニャウ
「この先どうするにゃむか、色々起こりすぎてワケわかんないにゃむ」
たくっちスノー
「ああ、自分もだ...」
ムニャウ
「...ボディーガードの件」
たくっちスノー
「ああすまんね、手当ては取るしちゃんとそれなりの金額は払うから...」
ムニャウ
「本当にボディーガードの為にムニャウを召喚したのかにゃむ?」
たくっちスノー
「....」
ムニャウ
「ボディーガードならあのドーパントって奴にでもやらせれば良かったのに、わざわざムニャウを召喚した意味は何にゃむ?」
たくっちスノー
「そうだな...今は遅いし、明日話すよ」
ムニャウ
「そうにゃむか...」
たくっちスノー
「まっ、マガイモノは寝る必要ないんだけど...雰囲気で寝たふりぐらいはさせておくれよ」
ムニャウ
「はいはい...」
だが....それを知るのは、当分後になる...
世界に響く大きな揺れと、大きな異変に
このときは気づかなかった
翌朝、そこにたくっちスノー達の姿はなかった
【次回予告】
ミカヅキ
「ここは何処だ?」
たくっちスノー
「物質界...リアルワールドに近いところだよ、多分」
ルミィ
「なんでそんなところに...」
たくっちスノー
「わっかんね...」
たくっちスノー
「ていうか、何か違和感あるような...」
ミカヅキ
「何やら怪しい生き物が!」
たくっちスノー
「あーもう、めんどくせぇなぁ...」
【第七話】
「時空は『いつ』歪んでしまったか」
「木ハ火ヲ産ミ」
『火ハ土ヲ産ミ』
「土ハ金ヲ産ム」
『ソシテ金ハ水ヲ産ム』
「森 羅 万 象』