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*69*
【第七話】
「時空は『いつ』歪んでしまったか」
たくっちスノー
「おい、ミカ...ミカ!何やってんだミカァ!!」
ミカヅキ
「はっ!!」
ミカヅキが目覚めると、見知らぬ場所へと来ていた
ミカヅキ
「ここは一体...他の奴等は何処に?」
たくっちスノー
「殆どいない」
ミカヅキ
「えっ」
たくっちスノー
「どういうワケか...ね」
ミカヅキ
「...他に誰がいる?」
たくっちスノー
「えっとねー、君ん所のルミィって奴と、コードメイカー兄弟くらいだな」
ミカヅキ
「たったそれだけか...」
たくっちスノー
「で、ここは何処なのか今カイザー達に探してもらってるところだ」
たくっちスノー
「参ったなぁ...戦艦は置いてきちゃったし、連絡手段もない。」
チーズパイダー
「たくっちスノー様ー!」
たくっちスノー
「おお、お帰り!どうだった?」
カイザー
「どうやらここは渋谷のようだ。」
たくっちスノー
「渋谷?渋谷ってあの渋谷?」
カイザー
「ああ、あの大都会の渋谷だ...ただ、リアルワールドでは無いらしい」
たくっちスノー
「そっかー、ありがと。」
カイザー
「それはいい、たくっちスノー様荷物持つの手伝ってくれ、ちょっと通ってたらルミィに散々買い物を付き合わされてな」
たくっちスノー
「いや、圧縮しとけよ...」
ミカヅキ
「....はぁ、で、どうする?」
たくっちスノー
「どうするっつってもなぁ...」
チーズパイダー
「ね、ね、たくっちスノー様、どうやら面白いものがあるみたいだよ」
たくっちスノー
「面白いものぉ?今それどころじゃないって分かってるでしょ」
チーズパイダー
「そうじゃないんだって、あるんだよ、時空監理局に似た組織が!」
たくっちスノー
「ファー!?」
....
ルミィ
「本当にあるの?」
チーズパイダー
「間違いないって!」
カイザー
「おいこの圧縮キューブの山持っててくれよお前のご主人だろ」
ミカヅキ
「そうは言ってもこれどうやって掴めばいいんだ、つるつるするぞ」
カイザー
「よく見ろ持ち手がある」
ミカヅキ
「あ、ほんとだ」
たくっちスノー
「おめーら、旅行に来たんじゃねーんだぞ...」
たくっちスノー
(...ただ、何だ...?なんだか、違和感があるような気がする、特に見た目は変わってないのに、何故だ?)
ミカヅキ
「なぁ、俺たちはちゃんと帰れるのか?」
たくっちスノー
「どうだろうな...まぁ、君たちをちゃんと送り返すのが自分の仕事だかんね、ちゃんとやりきらないと黒影にどやされちまう。」
たくっちスノー
「ヘリオスをぶっ潰すのも大事だが、それでお前らが死んだら元も子も無いからね」
ミカヅキ
「ああ...」