コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 仲矢金物堂日誌(仮)著:俺
- 日時: 2012/08/01 16:58
- 名前: すずか (ID: 39RfU1Y2)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi?mode=view&no=327
昔のやつの続きを書こうと探したら見つからなかったから、どうせだし新しく書こうとした次第。ちなみに特に終わりはないです。思いのまま行き当たりばったりでストーリーが進行します。
相も変わらずコメディ一途で行く気満々です。
コメントとか貰ったらちょっとテンション上がって一時的に頑張ったりするかもしれません。
※大好きな某ゲームキャラクターと、大好きな某漫画キャラクターをモチーフにした人物が登場します。多分どちらも、元ねたを知ってる人は多分分かります。気付いた人は生温かい目で哀れんでください。
※参照はシリアス・ダークにて書いてる小説です。厨二病と妄想の権化です。
1>>1 2>>2 3>>3 4>>4 5>>5
6>>6 7>>7 8>>10 9>>11 10>>12
11>>13 12>>14 13>>15 14>>16 15>>19
16>>20 17>>21 18>>23 19>>24 20>>26
21>>27 22>>28 23>>31 24>>34 25>>37
26>>38 27>>41 28>>42 29>>43 30>>46
31>>50 32>>51 33>>52 34>>53 35>>54
36>>55 37>>56 38>>57 39>>58 40>>59
41>>60 42>>61 43>>62 43.5>>63 44>>64
45>>65 46>>66 47>>67 48>>68 49>>69
50>>70 51>>71 52>>72 53>>73
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
- 13 ( No.15 )
- 日時: 2011/10/18 22:55
- 名前: すずか (ID: jOAGGOOx)
ほらすげーよ向こうのベンチ、超ざわざわしてる。そりゃ今まで一度も参加してない輩が、突然とんでもない球投げたらそうなるよな。
「ほら雄人くん、お兄ちゃんウィリアム・テルでしょ!!」
「今ウィリアム・テル関係ないな!!凄かったのは全面的に認めるけど!!」
ウィリアム・テルが弓じゃなくてグローブ持ってたら笑えてきそうだな。弓持てよ。
「新くんー、あんな剛速球が投げれるんだったら早く言ってくれたらよかったのに」
「あー……はあ」
うわー、店長とてつもなく複雑そうな表情してるな。そりゃそうだよな、己の知らない才能が突然顕現したんだもんな、自分で引くぐらいの。
ところで、次は店長がトップバッター。ピッチングはとんでもなかったけど、バッティングはどうだろう。
「店長ファイトー」
「新くん頼むよー」
「お兄ちゃーん!!」
あー良いなあ、俺もあんな風に仲矢に笑顔で送りだされてー。
「お前顔が融解しかけてるぞ」
「何かその表現グロいから止めてくれねーかな。頬が緩んでるぐらいにしてくれると嬉しいんだけど」
「そんなレベルじゃなかったけどな」
「そうかい」
顔面メルトを指摘されてるうちに、店長がバッターボックスに入っていた。バットを構える店長。ぱっと見ならホームランも余裕そうだ。実際やりかねないけど。
「打てんのかね」
「どうかな、バッティングって自分のペースでできないしな」
「ストラーイク!」
あ、空振りした。
「そうか、弓道って自分のタイミングでやるもんな」
「ストライク、ツー!」
「だから投げるのは感覚的に似てるから上手いけど、打つ方は怪しいかも」
「ファール!」
「お」
「あー、おしい」
1打席目でバットに当てるのか。やっぱ運動神経良いんだ店長。
「でも店長のことだし、試合中にコツ掴みそうだよな」
「ストラーイク!バッターアウト!」
「駄目だったかー」
「店長でも無理な球を俺が打てるわけないな」
「しれっと自分の失敗を正当化しようとするんじゃねーよ」
そういう卓巳も打てるとは思わないがな。
「中々難しいな」
「バット引き摺って戻ってこないでください店長、それ使い回します」
「そうか」
一旦バッターボックスへ引き返して再び帰還する店長。改めてテイク2。
「なあ雄人、あんな速い球をどうやって打つんだ?」
「店長が言います?」
貴方の球の方がよっぽど速かったんですけど。
- 14 ( No.16 )
- 日時: 2011/10/27 21:25
- 名前: すずか (ID: jOAGGOOx)
こっから細々と試合の詳細を書くとでも思ったか!時間かかってしょうがねーし特に何もなかったからすっ飛ばす!あえて言うなら仲矢が可愛かった!以上!というわけで9回表!
「まさか打たれるとは思ってなかったなー」
「新さんの球、速いけどど真ん中だけだしな。野球齧ってたら案外打てるものなのか」
得点表の『1』を見ながらちょっと遠い目をする俺と卓巳。
そう、1点取られた。向こうの若い衆はやっぱり野球をやってたらしく、ホームランとまではいかないけど9回表でついに捉えられた。間にアウトを挟みながらも、せこせこやられて気がつけば1人がホームにカムバック。
こっちだってヒットは出してたんだよ、店長が。でも誰も続かないから1つも点にならねー。しかも気がつけば俺ら3人以外は全員選手変更されてる。御老人方が1人また1人と力尽きていった結果がこれ。本人達も、元から最後まで行けるとは思っていなかったらしいな、どおりで集合の時にやたら人が多いと思ったんだよ。あれ予備も含めての人数だったのか。用意周到なのは良い事だけど、そこまでしなくても良いだろ。
「ストライク、バッターアウト!」
「あ、終わった」
「1点で済んだかー」
店長の踏ん張りで追加点は取られずに9回表は終了。最後の攻撃となるけれども、無理じゃねーかなこれー。店長まで4人もいる。
「じゃあ行って来い」
「ん、ちょっと本気出してくるわ」
「最初から出せよ」
「必殺ゲージが溜まってなかったんだよ」
何かほざいてる卓巳がトップバッター。写真部が覚醒しても球が打てるようになるとは思わないな。それっぽい覚醒としては、体からフラッシュ出すとか。ポケ○ンかよ。
「卓巳、十万ボルトだ!」
「後でスタンガン買ってくるわ」
「文明の利器禁止な!」
十万ボルトのスタンガンなんてあってたまるか。
- Re: 仲矢金物堂日誌(仮)著:俺 ( No.17 )
- 日時: 2011/10/30 23:27
- 名前: 霊池 ◆pIPIvcoTsY (ID: DgbJs1Nt)
俺とかほざいてましたが、自分はただの女性でした
そんなすずかさんの小説を愛読書としている奴が久しぶりに通ります^ω^)
シュールな笑いとはこういうことか、と毎回勉強させられますねb
それに面白いだけではなく描写も上手いので、本当にあこがれますな
更新がんばってください。応援してますっ!
- Re: 仲矢金物堂日誌(仮)著:俺 ( No.18 )
- 日時: 2011/10/31 20:39
- 名前: すずか (ID: sWaVmrWQ)
>>17
うおー、まさかまだ読んで頂いていたとは。嬉しー。
愛読されて頂けるというのであればこちらはちょー幸せでございます。ありがとーございます。
これからも気まぐれな更新になると思いますが、コメント励みに頑張って書きます。どーもです。
- 15 ( No.19 )
- 日時: 2011/10/31 21:54
- 名前: すずか (ID: sWaVmrWQ)
さあ、卓巳の出番。とりあえず茶々入れるか。
「写真部の意地を見せろー」
「たとえあったとしても今見せるもんじゃねーよ」
失敗した。というか『たとえ』が入ってるってことは意地ないのかよ。
いつも通りの冷めた目つきでバットを構える卓巳。よく考えると、コイツ店長より何考えてるか分からないかもしれない。ポーカーフェイス極めてるし。店長も無表情だけどオーラで雰囲気が何となく分かるからな。
ふと仲矢に視線を向けると、ちなみに目の保養の為にだけど、鞄をごそごそと漁っていた。チアガールのスカートでその体制はちょっと危険ですよ仲矢さんありがとうございます。
「何探してんの?」
「カメラ!卓巳くんの写真を撮ってきてほしいって、友達に言われてたの忘れてた」
「良かったな思い出して、とんでもなくギリギリだけど」
くっそアイツ地味に人気あるな。あの嫌味な性格って女子目線から見ればクールとかになるのか。嫌味な性格だけど見栄えも結構涼しげでイケメンオーラ放ってるし。嫌味な性格だけど。ここ強調しておきたい。プリーズリピートアフターミー、『嫌味な性格だけど』。
「はい、せーのっ」
「「嫌味な性格だけど!」」
「そこの阿呆共あとで正座な」
聞こえてた。いつもの3割増しの冷たい視線が俺と仲矢に突き刺さる。ここは見てないふりが安牌。
「くそっ、腹立つっ!」
「打ちやがった!?」
苛立ち効果すげえ!!綺麗に三遊間抜けたぞ!!
「おお、上手いぞー!知らない子!」
「やるなー!ところで君の名前聞いてないな!」
何で今までいくらでも時間あったのに聞いてないんだよあんた達!!地味に酷いな!!褒めてるけどきっと卓巳にはグサグサ突き刺さってるよ!!いや卓巳のことだしそれぐらいでは凹まないか。
「……」
あ、ちょっと凹んでるわ。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
この掲示板は過去ログ化されています。