コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ぅぶで悪うございました
- 日時: 2012/06/24 23:18
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
はじめまして
でもないかも??
飽きっぽい性格なんで
前に書いてた作品はバイバイ…
新しく,2作目を書かせていただきます´・ω・`
今度は頑張って書くので
読んでいただくと光栄です◇
あ,荒らしはダメですよ
初心者なんで,アドバイスを&コメをくださると嬉しいです
それでは始まり♪
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- ぅぶで悪うございました ( No.4 )
- 日時: 2011/11/07 20:16
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
は…??
一応振り向くと,すごい顔でさっきの男がにらんでる。
「なんでしょうか」
「お前,さっきの見てただろ」
「見ていましたが」
「見て逃げんのかよ」
「じゃあなにをしろと??」
「…誰にも言うなよ」
はいっ??あたしが誰に言うとおっしゃるんだろう,この人。
若干顔が赤い…。
もしや告白されたの照れてるんじゃ…。
かっこつけといて面白い。
「分かりました」
そう言ってとりあえず学校の門を目指す。
分かってる,それくらい。
あんな男には関わらない方がいいってこと。
- ぅぶで悪うございました ( No.5 )
- 日時: 2012/06/27 14:17
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
翌日の朝——。
「望月ぃ,宮辺ぇ!!ちょっと来い」
ちょうど近くにいたあたしは声のする方を向いた。
新米教師の岡本だ。
望月らしい人物が面倒くさそうにやってくる。
「お前ら,もう宿題出さない気かぁ??」
宿題…。
寝てたから忘れてた!!
「先生今日だけ!!ちゃんとやったんだって!!」
「敬語を使え,敬語を!!宮辺は??」
「忘れてました。あ,でもあたしもやってるんで…」
こういう時には嘘をつくしかない。
「ったく,しゃあねえなぁ。」
やれやれ…と思った瞬間,岡本の口の端がクイっと上がった。
「なぁ〜んて言うとでも思ったか!!お前ら居残りだ!!」
「「はぁ〜??」」
せっかく今日は早く帰れる日なのに…。
望月も最悪とでも言いたそうに眉をひそめている。
「ちゅ〜ことでほれ。今のうちにわたしておくが,授業中にはするなよ」
渡されたのは5枚のプリント。
裏表に英語がぎっしり☆
……………。
もう二度と宿題はわすれないと誓った。
- ぅぶで悪うございました ( No.6 )
- 日時: 2011/11/07 20:48
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
「ぬあ〜っ!!だるぅ〜」
望月がまた何か叫んでる。
ふとあたしの方を見た。
今,あたしの存在に気付いたらしい…。
どんだけ影うすいの,あたし;0;
まぁ,高校入って喋らなくなったけど。
当たり前だよね,喋る人いないし。
「あんた…名前なんて言うの??」
「宮辺,樹妃」
「イツキ!?!?男みたいな名前!!あたしは望月あんな。よろしく」
コンプレックスをズバリと言われる。
「…っよろしく」
「あんたさぁ,そんなに暗いと友達できないよぉ〜??」
なんかムカつく。
「別にいらないから」
「っはぁ〜!!!!青春しないで高校過ごすの!?」
「違うって」
「てか,やっぱ友達いないんだ」
「何,その言い方。あたしだってもっと明るいし,好きで暗くなってる訳じゃないんだよ」
「あんた,性格まで男っぽいね,面白い」
「はぁぁ??」
なにコイツ。
でも,自分の気持ちを直で伝えられたのは初めてかも。
あんなも十分面白い。
「ねぇ,友達になろ」
「…さっきよろしくって言ったじゃん」
「あ゛ぁもう!!樹妃の馬鹿!!ウチが恥ずかしいじゃん,勇気だしたのに」
あんなとの出会い。
まぁ,普通に出会って普通に友達になった。
ただ,友情に少し違う感情がはいるのは,もっと後の話。
- ぅぶで悪うございました ( No.7 )
- 日時: 2011/11/12 13:37
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
「樹妃ぃ〜??」
あんなの声がする。
「何??」
「あのね,紹介したい仔が居てさぁ」
「誰??」
…とは言ったものの,誰なのかは検討がつく。
さっきからちらほらあんなの後ろに見え隠れしている仔だな,きっと。
「じゃぁぁん!!!!」
あんながその仔をほい,という感じで押す。
髪はゆるやかなウェーブがかかっていて,うーん…。
栗色ってとこ。
瞳は真っ黒でうるうるしている。
今…脳裏に捨てられた子犬が浮かんでしまった…。
「や,山下千鶴ですっ…えと…あんなの友達でっ,えと…」
「お金持ちのお嬢様♪天然上等の子犬ちゃんです☆」
「ちょっ…——!!あんなって!!」
うん。
やっぱり子犬に見えるよね,皆。
「とりあえずよろしく」
「よ…よろしくっ」
話してみると千鶴は天然だった。
しかもドがつく程の。
それはそれでキャラになってるからいいんだけど。
たまにそれがキズなんだよね…。
行動はほとんどあたし,あんな,千鶴の3人でするようになった。
なんかすごく居心地がよくて,いつも笑えるようになった。
まぁ,この学校も悪くはないじゃん??って感じ。
そんな中,千鶴から相談を受けた。
- ぅぶで悪うございました ( No.8 )
- 日時: 2011/11/10 16:27
- 名前: みお (ID: VEcYwvKo)
「恋バナしようよ,恋バナ!!」
突然あんなが切り出した。
あんまり興味はないがきいてみるか。
「千鶴はもう早く名前言っちゃいなよ」
「だってあんながっ…」
「ウチが何したっていうのよ」
千鶴は大切なところを言わない。
あんながこっちを振り向いた。
「あのね??いっつも千鶴はウチが悪いって言って好きな人の名前を教えてくれないんだよ??」
「ふ—ん」
好きな人がどうだとかこうだとか,いう人居るよね。
「だってっ…あんなが幼馴染だからっ…」
「…陽悠なんだ,好きな人」
千鶴の顔が真っ赤になっている。
小さく丸くなって,若干下から目線であんなを見上げている。
陽悠…??
「あ,陽悠ってのは本名辰野陽悠でウチの幼馴染。今新事実発覚。千鶴が好きらしい。」
「この学校??」
「うん。隣の隣のクラスにいるんだけど,けっこうなモテ男でさぁ,毎日のように告られてるの見ると可哀そうになってくるくらい」
あんながくす,と笑いながら教えてくれた。
一方千鶴は——。
まだ赤面している。
耳まで真っ赤だ。
「好きなんだ」
ぼそっとつぶやいてみる。
千鶴は驚いたようにはっと顔を上げた。
「うん…樹妃ちゃんは陽悠のこと知らないのっ??」
「ちゃんとかいらないから。知らないよ,興味ないし」
「それはそれで珍しいね。この学校に陽悠が入るって噂たったから,今年は女子の数が超多いって訳」
なるほど。
確かにモテすぎるのも大変そうだ。
とりあえず,千鶴には頑張ってもらいたい。
こんなこと思ったのは初めてだけど,千鶴は純粋で天然でいい子だと思う。
他の誰よりも。
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