コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】
- 日時: 2013/02/17 23:10
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: TZln3PE9)
- 参照: 放置タイム終了です
空土「作者www少年自衛官落ちてんじゃねェかw勉強しろよww」
作者「俺が勉強したらお前の時間止まったまんまなんだぞ!それでいいのか?」
拳正「手前の脳は中二の夏から時間止まったまんまだけどな。いいかげん勉強しろ」
自虐から入る嫌な厨二小説です。逃げろ毒されるぞ
こんにちは!初めましての人も、また会いましたねな人もとりあえずはクリック感謝です。
カゲプロ風に言うと『目に入れなくてもイタい』話です。不自然の味方Pとも言って下さいw
今回はリメイクとして、かなりパワーアップして全力で取り組んでいきたいと思います。
ご注意
・僕は重度の廚2患者です。のであちらこちらにバカみたいな描写が入ります。
・僕は掛け持ちをしています。しかも学生なので更新頻度はまばらです。
・藤田嫌いって方はさようなら。荒らしもゴメンです。チェンメなども苦手です。帰って下さい。
・こんな僕の駄文をパクる人なんていないと思いますが、いちお言っておきます。
コメントが来たら一人感激の演舞を踊ります。是非コメを恵んで下さい。
応援と拍手と暖かいまなざしをヨロシクお願いします。
***********************************
目次↓です。本編を読むときはこちらからどうぞ!
>>30
登場人物 (剣道部一年生&二年生)>>56
今は無いですが、この小説の番外も書いていきたいと思います。
もらい物などその他の情報類。
motooさまから「岡村友美」ちゃん書いて貰いました!美少女!!>>10
前作含めのお客さま。
takashowくん (リア友、大親友。時折本名をばらすA級犯罪者がァ!)
みらーさうんど。ちゃん (リア友。パない小説を書く住民でもあります。コラボしたいなー。)
みうちゃん (またもやリア友。部活の後輩で次期部長。がんば!)
リンさん (名前を見て鏡音さん家の娘さんを想像するのは僕だけじゃ無いはず!)
煉ちゃん (多数の二次小説を持つリア友。イナヅマヲタでございます)
チャラ子さん (リア友。あえて説明しない。)
烏兎さん (かっこE名前ですNE。HAHHAHA〜N) ※テンションが迷子
イカさん (イカした小説をかく住民。・・・あっ!わざとじゃありませn((殴 )
箕羅為さん (ミライ、と読むそうです。明日にきらめけ 何とかかんとか ゴー!ニコg)強制終了。
愛河 姫奈さん (コメディで小説を絶賛カキコ中です。もう戦友みたいなものかな♪)
コルくまさん (前作からこの駄文を読んで下さっていた方です。灯ちゃんが推しだそうです。)
バンビくん (リア友です。まだ小説初心者ですがセンスがあります。開花を待ちましょう)
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- Re: 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】 ( No.64 )
- 日時: 2012/10/04 23:59
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: kG6g9hX2)
前の話の続き
「博人くん。友美に触ったら罰金5万ですよ。」
「分かりました。なるべく触らないように解いていきます。」
「・・・そういう一休和尚みたいな理屈、少しイラっとしました。」
これまた完全無視。聞かない聞こえない。私は貝になりたい。
恐る恐るといった感じで包帯を解いていく。あまりに慎重すぎる僕の手つきに空土が見かねたのか、後方に木刀を放り投げ、ゆるりと立ち上がった。
「ったく、おめェは草食すぎんだよ。ほっぺたから横隔膜までキリンかおめェは。」
「嫌な事言わないでください。」僕は顔をしかめた。
「やっぱ俺にさせろよ。肉食系タイガーの実力見せたらァ。ガオウ!」
にやにやとした表情で空土は近づいてくる。「ハートに巻いた包帯をぅ♪ぼくがゆっくり解くからぁ♪」などと歌いながら。(byBUMPOFCHICKEN)
すると、その時だった。本当にその瞬間だ。空土の鼻先を『何か』がものすごいスピードで飛んで行った。その『何か』は、黒くて平べったいものだったと思う。
今までふざけていた女子たちも通り過ぎて行った『何か』にあっけにとられ、剣呑な表情へと変わった。
だが、おそらくは彼女らは「いつも飄々としている副部長の眼前を何かが凄いスピードで飛んで行った」という単純な事実だけをとらえているのだろう。
だが、僕の一級たる動体視力はちゃんと『何か』の正体をとらえていた。
——『手裏剣』だ——・・・・
「 ひ ゃ ー は ー ! く ー う ー ど ー ? 久 し ぶ り だ な オ ラ ぁ !」
背筋に寒気を感じた。僕の額から一筋の冷や汗が滑る。
「やっぱ来やがったか・・・。くそクレイジーモコめ・・・。」
「 ク レ イ ジ ー と は 言 葉 じ ゃ ね ー か ? 弱 虫 毛 虫 ! !」
亦紅の登場に空土は舌打ちした。亦紅が怒っているのは、間違いなく先ほどの死んだふりからの奇襲のことだろう。空土の鼻には手裏剣がかすったためできた赤くて細い線が刻まれられていた。
すると、拳正と隼威の会話が耳に入ってきた。二人はまだ亦紅に気付いていないらしい。
「そういや隼威兄ぃは今まで何してたんだ?」
「ああん?風紀委員会から携帯に連絡入ってよぉ、学校一のドロップアウト亦紅が登校したって騒いでたんだよ。その上、木の枝に吊るされてるってな。なんだかわかんねえが一大事だろ?」
「なるほど。そのまま吊るしておけば好かったんだかな。」
拳正はこちらを振り向く。彼は亦紅の存在に気づいてたらしく、親指で亦紅を指差した。
「よぉ!亦紅じゃねえか!どこ行ってたんだ?」と隼威はにこやかに手を挙げた。
嗚呼、なんてことだ。現代に現れた亦紅という名の猛獣を隼威は携帯ひとつでその檻から解き放ってしまったのだ。しかも、慈善活動で。
などとふざけた事を思っていないと僕自体が亦紅の殺気に呑みこまれそうなのだ。よし、皆!今度から携帯は持たないように!
「ひゃーはー!空土!ここで一つ問題だぁ!俺が今一番殺したい奴は誰だ? 1、空土 2、くうど 3、kuudo! さあどれだ!3秒以内にこたえないと眼ン玉ほじくりまわすぞ!勿論間違えたら即殺す!」
「35番のエドはるみでファイナルアンサー。」
「 ん な ん ね ー よ ば ー か ! !」
言うが早いか、亦紅は一体どこに隠していたんだろうというほどの手裏剣を手のひらの上に重ね、眼に見えないほどの速さで僕ら(空土)に投げつけた。あ、死んだな僕。
「黄色ォ!!」
空土が叫ぶ。あー、死ぬ前にトリュフ食べたかったなー。
「おめェの念動力でどうにかしろやァ!!」
「にゃはは!!ごめん!もうきょうはむりだよ!じゅうでんがたりないや!」
あー、死ぬ前にサーティーンワンで全部ください!って言ってみたかったなぁ。
「チッ・・・。やべェな・・・。」
空土が舌打ちした。そうこうしてる内に手裏剣の一つが僕の袖にかすった。あー、死ぬ前に100万の札の風呂に入りたかったなぁ。
「ヒロ!しっかりしろォ!なんかもうすでに成仏しかかっているぞ!」
そんなことはないでござるよ。越後屋。ヌッフッフ。
手裏剣の一つが僕の顔面に向かってくる。避けられる気もしない。万事休す————・・・・。
「——関係ない奴に当たったらどうすんだダァホ!!!」
後ろから低い怒声が聞こえた。のち、
僕の前に大きな壁が立ちはだかっていた。
- Re: 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】 ( No.65 )
- 日時: 2012/10/08 10:42
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: kG6g9hX2)
「お前らも知ってる通り、剣道部3年には眉唾のおかしなチカラが宿っててよぉー・・・。」
僕の前に現れた壁は低い呟きを口からほとぼらせる。
「黄色は強力な念動力、遊楽は正確な判断力、んでもう一人紅一点がいるんだが、そいつも意味わかんねー能力持っててな・・・。」
大きな深呼吸と共に壁・・・・王生隼威は次の言葉を吐き出す。
「まあ、俺も持ってるんだよなぁ・・・。立派なチート能力をよぉー・・・。」
隼威はどこか悲しそうな顔をして、こちらを振り向いた。そして、自らの指でつまんでいるものを示して見せる。黒くて、平べったくて、鋭くて星形。
——手裏剣。手裏剣が幾枚も重ねられ、指に挟まれている。見ると、飛んできている手裏剣は皆無だった。
「ま、簡単に言えば、強制的に言うことを聞かすもの。今日びの漫画のラスボスでも見ないようなチート能力。まあ、部長だった俺におあつらえのモンだよ。」
ゆっくりと言い終わると隼威は掴んでいた手裏剣を後ろ手にポイっと投げた。それらが地面に落ちるときに冷たい金属音が鳴った。
「ひゃっはー!初耳だな。でもどっか行ってろよ。俺ー空土のくそ野郎をぶっ殺したいだけだからだな。隼威さんよぉ・・・。」
「・・・そうだな。あン時にお前にこの変なチカラ使ってりゃお前はいろいろ曲がらないですんだかもな・・・。だが退け。馬鹿。」
「はー、意味分かんねーや、偽善者ごっこは他でやれ・・・・」
【帰 れ っ て の が 解 ん ね え の か オ ラ】
瞬間、思わず身震いがした。隼威が放った言葉がそのまま研磨された針となって僕を射貫いていくような気さえした。視界がぐわんぐわん揺れる。
この言葉を直接くらった亦紅はそれ以上の衝撃だったろう。彼の足が細かく震え、瞳孔が歪んでいくのを僕は見逃すことはなかった。
うつろになった彼の眼が空土をとらえるとほんの少し『口角を上げ』フラフラとした足取りで僕たちへ向かってくる。
「ひっ!」
まだ包帯を巻いている友美が怯えた声を出し、花火の後ろに隠れたが、
「大丈夫だ。フルパワーを出したからな。ほんッッッのわずかに自我を保ってる程度だ。心配ないぞ。」との隼威の声を受け、少し花火から離れた。
隼威の言うとおり、亦紅は僕らの元をあっさり通り過ぎ、やはり千鳥足でしばらく歩いていくと校門をまたいでいった。それからもしばらくは皆校門を見送っていた気がする。が、やがて、空土が薄笑いと共にくちを開いた。
「おめェにんな隠されたモノがあったとはな。おめェはこのガッコをめだかボックスにでもしてェのか?」
「しょうがないだろ。隠してたんだから。」
隼威は言った。微妙に会話が噛み合っていない。
「まあ、たまぁーに発動してたんだけどな。たまーに。」
隼威は人差し指と親指で米粒ぐらいの大きさを示して見せる。本当に僅かだ。空土はポンと手のひらを打った。
「なるほど。道理で剣道の試合ン時、ケンの『進撃の巨人』みてェな怪力も俺の超音速カウンターも効かねェはずだ。」
「・・・・そりゃそーだろ。年下とはいえお前らのチート的な攻撃をモロに喰らってりゃいくら俺でも死ぬわ。——とまあ、亦紅のせいで止まってた最後の試練やるぞー!ほら、並べお前ら。」
隼威の言葉に皆はっとしていた。表情を引き締めるとそそくさと横一列に並んだ。こういう時はかなり早い。僕は花火の横に並んだ。
「なあ、隼威兄ぃ、やっぱこれをしなきゃならないのか?」
拳正は困ったように腕を組んでいる。空土を見ると笑いをこらえているように下を向き、震えている。
「そりゃこれが一番最後って決まってンだから仕方ないだろ?伝統だ伝統。人生には運がどうしても必要なシチュエーションがあるんだ。」
今の会話から、この試練が運を使うものだと理解できた。でも・・・一体?
「伝統っつったって・・・。調べてみたら3年前のキャプテン・・・空土の兄ちゃんの桜而さんがこの行事作ったって話じゃねーか!?」
それに驚いたのは空土だ。ただし、驚くポイントは少し違い、
「おめェなんで俺の兄貴の名前知ってンだ?俺のストーカーかおめェ。」
「んなわけあるかぁ!!何回か会ったことあるだろ!しゃべったことだってあるし!」
「すまねェな。俺ァ嫌な思い出は忘れる主義なんだ。」
「都合のいい頭だな!!ってか手前の兄貴と俺がしゃべったのがなんで嫌な思い出なんだ。」
「嫌いな野郎が百花繚乱だろう。」
「手前ぇぇぇええ!!!」
右額に青筋を浮かべ、掴みかかろうとする拳正。その腕を空土はひょいと避け、足をかけた。
「・・・ったく、お前らは仲がいいのか悪いのか、相性がいいのか悪いのか、意気があってるのか合ってないのか。よくわからないな・・・。」
「全部後者だコノヤロウ!!」
「ほらー1年ら!試練始めるぞこら!」
「ガン無視かコノヤロウ!!」
見るといつの間にか拳正は空土によって鎖でぐるぐる巻きにガンジガラメにされていた。心理的な描写ではなく、本当に縛られている。
「ホントおめェって直線的だな。受け流せさえすれば楽勝だぜ。」
そう言う空土も所々に青あざができている。この短時間で何があったし??
「——あーすっきりした。わー、相変わらず空土と拳正は仲良く喧嘩してんじゃん。」
ひょいと隼威の脇に出てきたのは・・・・遊楽。そういえば途中からいなかったような気がするな・・・。
「このやり取りを喧嘩と断定できるお前ってすげえよ・・・。」
と隼威は溜息をついた後、「遊楽。お前、どこ行ってたんだ?亦紅騒ぎのとき見なかったが。」
「へ?騒ぎっていつのこと?木に吊るされたときはすぐそばにいたよ。」
「そこじゃねえよ。・・・まあいい。どこ行ってたんだ?」
「ハハ!何を隠そう!僕は今までカミサマに便りを出s「なるほど。便所に行ってたんだな。」あっさりと言うね・・・。」
いつも通りのやり取りを見て、僕は少し和んだ。このゆるゆる感が僕にはちょうどいい。
「んで、最後の試練は終わったのかい?」
「・・・いや、まだですね。」代表して僕が答えた。
遊楽はふーんと鼻で息をした。そしてとびっきりの笑顔で言う。
「じゃあ始めようか!最後の試練、じゃんけんを!!」
- Re: 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】 ( No.66 )
- 日時: 2012/10/22 18:29
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: OXm6els4)
「・・・・じゃんけんですか・・・。ものすごいがっかり感です。」
あやめはふっと息をついた。「流石は空土さんのお兄ちゃんです。血が繋がってるだけあって性格が悪いです。」
「あやめ、謝れ。俺と俺の兄貴と俺の母ちゃんに謝れ。」
「当然のことを言ったまでです。」あやめが無表情のまま胸を張る。
「よっしゃ俺のひいじいちゃんの墓へお参りに行け。でねェと許さねェ。」
「でもさ・・・。順位を決める最後の試練で運任せってのは確かに性格悪いよね」花火は困ったように顔をしかめ、頭をかく。「皆はどう思うかい?」
花火の質問に、
友美いわく「ちゃんと花火が手加減してくれるならいいよ!」
あやめいわく「ここで退いたら空土さんとそのお兄ちゃんに負けることになるので。」
灯いわく「勝ったらお菓子がもらえるならいいよぅ〜。」
詩子いわく「運だけなら自らの腕を愛すればどうにかなります!」
雪乃いわく「・・・・運ゲーは・・・・苦手ですが・・・・がんばります・・・・。」
花火は両手で頭を抱え,溜息をついた。
「なんかどいつもこいつもって感じだな。友美、じゃんけんで手加減なんてどうしようもないだろ。」
ひとしきり溜息をついた後、
「まあ、形こそ綺麗な正五角形だけど一応満場一致だからね。別にいいか。ほら手え出して。」
足元に手裏剣で『剣道部に幸あれ』と刻み出した友美の頭を花火は叩き、無理やり立ち上がらせた。そして出てくる6つの手。その環の中に僕も手を入れた。
「あっ!そいつで最下位になった奴は俺の特製スーパーメニューを教授してやるからな。頑張れよ。」
そんな空土の声も聞こえないほど出す手に迷い、そしてこぶしを振り上げた。
「「「「「「「じゃぁーんけぇーんぽん!!!!」」」」」」」
日も傾いてきた律狩中学校の校庭に少年少女の声が響いた・・・・・。
**********************:
エピローグ
翌日———
「おらァ!もっと早く走れやァ!!」
「も、もう限界です・・・。きつい・・・。」
「ああ゛?もっと根性見せろやァ!!」
じゃんけんに負けに負けまくり、最下位になって特別メニューを死に物狂いでこなす・・・僕の姿があった。
結果 1、友美 2、灯 3、あやめ 4、詩子 5、花火 6、雪乃 7、博人
〜チャットルーム〜
入室者2人 あああい さん ジャンイ さん
あああい【www で?まだあのキチガイクロスカントリーしてんの?流石だね♪】
ジャンイ【キチガイとは言いますな。貴方が考えたイベントなのに。】
あああい【や あれはお前隼威や六景をいじめたくて だよ】
ジャンイ【おい(汗)】
あああい【まさか伝統になるとは思わなくて ねぇ】
ジャンイ【まだ伝統とは言えませんよ。】
ジャンイ【あの二年生がちゃんとできるか不安で、】
ジャンイ【思わず主催側に立っちまったんですけど。】
あああい【別に結構だよ 空土や任内の坊ちゃんも楽しんだんだろ?】
あああい【オレは皆が楽しんでくれればそれでいいんだよねぇ】
ジャンイ【・・・・・。】
ジャンイ【ホント呆れるな。】
ジャンイ【空土があんなに歪んで育っっちまったのもあんたの責任ですよ。】
あああい【否定はしないよ♪ ってかそうだしねぇ】
ジャンイ【張りあいないな。お前。】
ジャンイ【あんたのまいた種は芽を出すどころか他の植物の栄養を根こそぎ奪ってますよ。】
あああい【そりゃありがとうwww なんだか照れるねぇ】
ジャンイ【褒めてねえわ!!皮肉にもなってねえストレートな貶しだわ!!】
あああい【気持ち良くなったところで今夜は寝るよ】
あああい【学生当時のIDでこのチャットルームに入れると知れた事だしね】
あああい【じゃ おやすみ ノシ】
———あああい さんがログアウトしました
ジャンイ【・・・・。】
ジャンイ DM toあああい 【ホント勝手な野郎だな。1、2回ぶっ飛ばすぞ。】
ジャンイ【まあ、面白いからいいとするか。】
ジャンイ【これからもよろしくおねがいしますよ。】
ジャンイ DM toあああい【なあ、西首龍介さんよぉ。】
ジャンイ【では俺も寝るとするか。】
———ジャンイ さんがログアウトしました
———現在 チャットルームには 誰もいません
———現在 チャットルームには 誰もいません
———現在 チャットルームには 誰もいません
第二章、完
- Re: 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】 ( No.67 )
- 日時: 2012/11/03 08:47
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: rYvWlEkT)
〜チャットルーム〜 入室者二人 9℃ さん 白胡縫 さん
——ガロン さんが入室しました
ガロン【はじめまして】
ガロン【ガロンといいます よろしく!!】
白胡縫【こーん】
9℃【こん】
ガロン【なんか思ったより淡白ですね・・・】
9℃【そうか?これが普通だぜ?】
白胡縫【そんなことないよ】
白胡縫【違うサイトだったら入った瞬間いきなり強制退室されることもあるんだからね】
ガロン【なるほど】
9℃【まあ、おめえの了見が狭かったっつーことだ】
9℃【ざまぁみろぃ!うにゃははははは!!】
白胡縫【9℃くん。】
9℃【はい】
白胡縫【あやまりなさい。】
9℃【@ガロン ごめん冗談だ】
ガロン【いや!大丈夫ですよ!へこんでませんって!!】
ガロン DM to9℃【・・・・空土さん。結構傷つきましたよ】
9℃ DM toガロン【なんだよ分かってたのか?博人。趣味の悪ィ野郎だ】
ガロン DM to9℃【分かってたも何も!】
ガロン DM to9℃【この部屋を僕に教えたのが空土さんじゃないですか!?】
白胡縫【あれ?二人とも、レス進んでないなぁ。】
白胡縫【もしかしてダイレクトメッセージで内緒話?】
白胡縫【いいな!あたしも混ぜてよ】
ガロンDM to9℃【誰ですかこの白胡縫って人。僕が知ってる人ですか?】
9℃【違うぜ白ちゃん!美少女な白胡縫ちゃんをどうやって押し倒そうと作戦会議中だったんだぜ!】
白胡縫【やだな〜。やっぱりセクハラじゃないですか。他の部屋にでも行こうかな〜】
9℃【今夜は逃がさないぜベイべーw】
白胡縫【wwww】
白胡縫 DM to9℃【きもい。死ね】
9℃ DM to白胡縫【あやめ、おめェさん性格変わりすぎじゃねェか?】
白胡縫 DMto9℃【うるさい。かかわるな】
ガロン【二人とも、レス止まってますよ・・・・】
白胡縫【違うよ。好きなラーメンの味を討論してただけ〜】
9℃ DM to白胡縫【どの口が言ってんだよ!!】
ガロン【それ内緒話でする話題ですか!?】
9℃ DM toガロン【間違い無くおめェの知ってる奴だぜ。】
ガロン DM to9℃【灯さんですか?】
9℃ DM toガロン【ある意味惜しい。ある意味全然違う。】
白胡縫【そうだガロンくん! きみはどの部活に所属してるのかな? というか何年生?】
9℃ DM toガロン【大丈夫だ。正直に言っていい】
ガロン【剣道部の一年生です。ちなみにレギュラーを。】
白胡縫【へ〜凄いじゃないの! ウチの剣道部って全国区じゃん!結構きみ強いんだね!】
ガロン【いえ、部長と副部長が鬼のように強くて、その恩恵をもらってるだけです。】
白胡縫 DM toガロン【月島博人だな】
ガロン【!!!】
9℃【どうかしたのか?】
白胡縫【あれ?もう11時じゃん!】
白胡縫【夜更かしは美容の点滴だからね!早く寝なきゃ!】
9℃【白胡縫は胸小さいんだから早く寝ねーとダメっすよw】
白胡縫【キャー9℃さんの変態ーwww】
白胡縫 DM to9℃【キモイ。警察呼ぶぞ。】
9℃ DM to白胡縫【ホントお前って人格パッと変わるよな・・・。】
白胡縫 DM to9℃【うざい。関わるな。永遠に眠れ】
白胡縫【ではガロンさん。CU♪ いい夢を!】
ガロン【さよなら〜】
9℃【ノシ】
9℃ DM to白胡縫【おめェって奴は・・・】
——白胡縫 さんがログアウトしました
ガロン【では僕ももうそろそろ堕ちますね。】
9℃【チッ、つまんねえなwww】
ガロン【何故今笑ったし?】
ガロン【では再見!】
——ガロン さんがログアウトしました
9℃【中国人かお前ww】
9℃【暇だから俺も寝るか。】
——9℃ さんがログアウトしました
———現在 チャットルームには 誰もいません
———現在 チャットルームには 誰もいません
———現在 チャットルームには 誰もいません
***************
第三章「ツキシマヒロトと愉快な戯言」開幕!!
- Re: 【真】ツキシマヒロトの愉快な部活! 【Re:make】 ( No.68 )
- 日時: 2012/11/03 08:46
- 名前: 藤田光規 ◆bh.mYRAeMo (ID: OXm6els4)
昼さがりの曇天の空に乾いた音が響き、一つの白球が舞い上がった。
「博人ぉー!回れ!回れ!」
味方からの必死な怒号も聞こえた。足を回転させる。
僕、月島博人がバットで打ち上げたボールは弧を描き、ショートの頭上をふわりと飛び越え、落下した。コロコロと転がっていく軟球を相手チームのショートはよたよたと追いかける。
その時僕はファーストをとっくに蹴っており、セカンドに向かっており、
「回れ!回れ!!」「セカンドで止まれ!」「戻れ馬鹿!!」
百家争鳴もここに極めり。一体どれに従えばいいのだろう。同じチームの野球部は回れ!と檄を飛ばしていたのでサードに行くか。行けるか。いや無理だな。
ボールをやっと拾ったショートがセカンドへ送球する。ショートは一年C組美術部の中尾くん。セカンドは一年B組、写真部所属大江くん。どちらも初心者。ミスる可能性がある。
やはり(?)中尾くんはボールを悪送球。
ボールは大きく軌道を変え、外野へ。セカンドも蹴り、サードへ。
ボールを取った外野がサードに眼を向けたときには、僕はもう悠々とサードにいたわけだ。
今は昼休み。有志達で行っていた野球に僕も参加していたわけだ。
本業は剣道なのに僕は野球などしていていいのだろうか。
・・・いいのだろう。昼休みにわざわざ武道場に行って剣道をする人はいくらなんでもいない。
といいたいが残念ながら超真面目な部長さんは毎日昼休みに武道場に籠っているのだ。ちなみに、超不真面目な副部長さんは部活の時間でも剣道をしないことで有名だ。
次の打席に立ったのは一年B組、野球部唯一の一年レギュラー、犬飼くんだ。背は低く、僕と並ぶと僕の口に彼の頭先が付くぐらいだが、運動神経自体は三年生にも退けを取らないらしい。取った一点も彼のヒットのおかげだ。
相手ピッチャー(カバディ部)がこぶしを振りかぶってボールを投げる。それなりのスピードでバッターボックスへ飛んでいく。甘い外角スロー。犬飼の眼がキラリと光った、様な気がした。
ボールをバットの真芯にとらえた。その軟球は鉛色の空へ吸い込まれていく。伸び、伸び、さらに軌跡は伸びていく。白い弾頭は校舎の灰色の壁にぶつかった。ボールはバウンドし、植え込みに入るのが見えた。事実上のホームラン。
2対3。犬飼くんの大砲のおかげで僕の献身的な猛ダッシュも無意味と化したが、別にいいだろう。点が入ったのだ。
次のバッターはピッチャーゴロで刺され、攻守交代。・・・でまさかの満塁サヨナラホームランを喰らうというのは流石に冗談じゃなかったが。
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