コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【コラボ】俺の日常は一年A組によって破壊される。
- 日時: 2013/08/16 11:46
- 名前: はる&乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
はると申します。
このたびはなんと、「馬鹿に清き一票を!」を執筆されている乙川暮愛様と、コラボ企画をさせていただくことになりました———!
ちなみに私の書いている小説は、「俺の日常は幼女によって破壊される。」です。そちらもぜひ←宣伝じゃねーか
えーと、まずはこっち側の注意点。
・この話は、本編とは時系列が違うので、本編とはあんまりからんでません。(はるの場合は。)
・乙川様の素晴らしい文章力とこっちの駄文がかみあってなかったらすいません。悪いのは私です。
・荒らし禁止!
では、バトンタッチで!
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- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.2 )
- 日時: 2013/08/01 18:49
- 名前: はる (ID: IKB3uVe4)
では早速…!
三波千春SIDE
俺の名前は三波千春。
ごく普通の男子高校生だ。
早朝たたき起されたかと思ったら目の前にいたのは見知らぬ幼女でその後すぐに友人が来るまではね飛ばされたり次の日屋上から落ちかかったりなどの事はあるけど、いたって普通の男子高校生だと主張しよう。(この話は本編で詳しく解説してます)
そんな、俺。
今、なぜか体中をロープで縛られて電車に乗せられてるんですが。
この状況が、理解できないっ!!!
「三波くんが悪いんだよ。山に行きたくないなんて言うから…」
にっこりと笑うのは自称俺の親友、「和己坂芳野」。そこらへんの芸能人なんてはだしで逃げ出すほど整った顔立ち、優しげな口調。
そんなこいつの特技は関節技。性格はドS。
そして俺は、こいつの関節技の一番の被害者である。
「そうそう、山がいいってあたし達が言っても聞かないもんね」
俺を縛り付ける縄をぐいぐい引っ張りながら言うのは栗原霞。大人しげで可愛らしい顔立ち、そのくせ怪力で俺なんてすぐに殺れるような拳を持っている。まともなやつはいないのだろうか。
「ごめんね、三波くん。私も山が良かったから」
いた!この中で唯一すまなさそうな顔している女子がいた!彼女は清水葵。女子としてはいたって普通で、このメンツの中では俺に次ぐ常識人でもある。ああ、やっぱり女子は優しいほうが…
「いてえええ———ッ!?なんで縄締め付けんだよ栗原、ちょ、く、苦し…」
「それよりさあ、隣の車両なんかおかしくない?」
「それよりって…俺が死にかけてるのに…」
「うん、おかしいよね。何というか…怪しいって言うのかな。」
「清水!?清水まで俺を無視するのか、ってちょっと痛!やめ、ごめん!」
栗原は何を怒っているのだろうか。
にしても、隣の車両がおかしいなんて…?
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.3 )
- 日時: 2013/08/02 22:39
- 名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
三富圭SIDE
「おっ、しずしずがババ抜きでまけそうにゃっ!」
「なに!?...仕方ない。よし、ミラクルチートこと藤咲!彼女のジョーカーを他に回せ!」
「りょーかいだっ!」
......なにやってんの?此奴ら。
俺は三富圭。1年A組所属のごく普通の少年...なのだが、肝心の1年A組がまともじゃない。
冴木雫という名の少女に全員(俺以外)心酔していて、全員が彼女を女神のごとくあがめている。
また、その経緯は...いずれ何処かで語るだろう。
さらに彼女に行っているのは、ストーカー行為。
.......今回は、冴木雫、冴木礼央、椎名椛の3人で山へキャンプにいくらしく、それに全員が集まり、ストーキングに参加するらしい。
(ちなみに俺は、クラス行事という名目で瞳に参加させられてしまった。)
「.......ダルい。」
「駄目ですよ、けーくん!めっ、ですよ?」
そういわれても、俺は冴木なんかじゃなく、瞳が好きなんだけど......。
はぁ。
俺は小さく溜め息をつくと、混沌の中の1年A組をぐるりと見回した。
「径太!多少方向音痴な彼女を完全サポートをするんだぞ!」
「嗚呼、分かってるさっ!」
「リーダー!隣の車両が危ない雰囲気です!」
隣の車両を見てみる。
なんで一人縄でしばりつけられてるの?
どうしてだろう。
俺は平和を望むのに、この先はどう見ても非、日常的なにかが待っているような気がしてならない。
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.4 )
- 日時: 2013/08/03 11:45
- 名前: はる (ID: l.IjPRNe)
三波千春SIDE
隣の車両を覗き込むと、一人の少年と目が合う。
妙な熱気に包まれた車両で、彼だけが一人浮いていた。
…うん、浮いてるのが普通だ。
哀れっぽい目で見つめられているのはなぜだろう。やっぱりこの縄が原因だろうか。違うんだ、これはあれだよあれ。別に趣味じゃないんだよ。
というような意味を込めて首を振ると、彼には伝わったようで、もっと哀れっぽい目でみつめられた。そして頭を下げられた。こっちも頭を下げ返す。
どんな世界でも常識人は迫害されるものだ。
「ミュ—(三波様、仲間意識は結構なことなのです!)」
「うぎあああああ!?」
今、リュックの中から声が…!?
いや、この猫の鳴き声に重なって聞こえてくる人間の声は、確実に瑠璃萌だ。
いや…うん、「俺の日常」読んでない人は納得できないとは思うんだが…こいつはロボット。猫にも人間にもなれるスーパーロボ。
なぜこんなロボが俺のリュックの中に入ってるか?短く説明することが出来ないので、どうしても気になる方は「俺の日常」を…
「ミュ—(ふー、お腹一杯なのです—)」
「腹いっぱい?…てめえ、もしかして…」
「ミュー!(三波様、案外料理がうまいのですね!)」
「弁当食ったな!?俺の貴重な食料を食い散らかしたな!?」
「ちょっとうるさいって千春!それよりさ、あっちの車両行ってみない?」
栗原がにこにこ笑いながら俺の縄をさらにきつく締めあげる。声が出るほど俺の肺には空気が残っていない。
「お!いいね、栗原ちゃん。年齢も結構近いのかな?」
「へえ…この電車に乗ってると言うことは、目的地も一緒かあ…」
く…苦し…誰か…!!
「ミュー(三波様が死ぬ危険はないのです!だって、いつももっとひどい目に…)」
わかってるよ…!
「行くよ、千春!」
縄を引っ張られて、必然的に立ち上がることになる。もしかして、このままいくの!?これじゃ俺ただの変態さんじゃねーか!
あの少年だけはわかってくれると信じて、俺は腹をくくった。
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.5 )
- 日時: 2013/08/11 20:41
- 名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
三富圭SIDE
「これはヤバいです!隣の車両のメンバーは雫様に悪影響を与えます!即刻排除する事を推奨します!」
隣の車両を指差してクラスの一人が報告する。
...悪影響を与える一番の原因は他でもない1年A組だと思うのは俺だけだろうか。
「ふむ...では、あの人達にこの車両から出てもらうことにしよう。有志、真樹行って来いっ!」
「「らじゃっ!」」
「特にあの男...縄に括り付けられている男は要注意だぞ〜っ!」
俺としてはあの少年が一番マトモだと思うんだけど...。
さっきの少年とのやりとりを思い出しつつ、有志達を見送る。
そしてまたあの少年を同情的な視線で見て、大体の状況を把握できたような気がした。
多分、立ち位置的にあの少年は俺と一緒なのだろう。
妙なところで気が合いそうだなー、と思いつつ、彼を縄で縛っているハンサムボーイを見て、溜め息をついた。
正義は勝つ、とかいうけど、あれ絶対嘘だろう。
あんな嘘言ったの誰だよオイ。
実際見てみろよ!常識人がむしろ苦労しているぞ!?
雫の盗撮写真の即売会をやっているクラスのメンツは...うん、なんか、関係ないふりをしたい。いや、するべきだろう!?
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.6 )
- 日時: 2013/08/12 11:10
- 名前: はる (ID: BvmlmLmy)
三波千春SIDE
「すいません、悪いんですけどこの車両貸し切りなんです!」
と、明るそうな少女がにこにこしながら話しかけてきた。
「だから、できたら出ていってほしいなあ〜なんて」
うん、なんというか普通っぽい女の子だ。隣の男子もさりげなく外へと誘導しているが、まあまあまとも?なんだ、意外と普通な人じゃないか。勘違い?
ん、ポケットから何か…
・デジタルカメラ
・同い年くらいの少女の写真十枚ちょっと(隠し撮り風味)
・カッターナイフ三本
まともじゃねえええええええ!!!!
デジタルカメラは許せるさ!そうとも!普通だね!でも、そのあと!なんで隠し撮り風味の写真が覗いてるの!?なんでカッターが三本も入ってるの!?ねえなんで…やっぱいいです答えないで!!
「え、でもこの車両貸し切りとかないよね?一応連絡してみたんだけど無理だって言われちゃったんだけど。嘘だよね?」
芳野が確認した、というならそうなのだろう。根は真面目なのだ。
でも今は早く…早く納得してくれよ!ここから出たいよ!
えーと、話が通じそうなのを捜さなければ。
あの少年はここからだとちょっと遠いな。…あそこの三人なんていいかもしれない。大人しげな少女と、顔立ちの整った青年、それに気の強そうな少女のグループ。うん、きっとこの人たちとは無関係だろう。
「あの、すいませー…」
カッカッカッカッカッ←カッターナイフが俺の後ろの壁に刺さった音。
…。
………。
「うわあああ———————ッッッ!!!!!」
今死にかけた!死にかけたよ!?怖いよなんなんだよもうこの車両!早く出ようよ!今さっきあの少年が頭を抱えたよ!?うん、わかった。君はまともだ。だからこいつらをとめてくれえええ!!
「え…何、今の…」
「わかんない…」
清水と栗原は呆然としている、け、ど…アレー?ヨシノー?
「…何、危ないもん投げてるわけ?」
あ。激怒モード。
笑顔なのに目が笑ってないよー?あはは、…スッゲ—怖え…
「コイツに危害加えていいのは俺と栗原ちゃんだけだって。まあ知らないならいいんだけど…ね、ほら、危ないでしょ?まあだからと言って何をするってわけでもないけどね、…君達ってさ」
「三途の河渡ったことある?」
あ、駄目だ、コイツ関節技スペシャルかける気だ。
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