コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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【コラボ】俺の日常は一年A組によって破壊される。
日時: 2013/08/16 11:46
名前: はる&乙川暮愛  (ID: j.y7OH4U)

はると申します。

このたびはなんと、「馬鹿に清き一票を!」を執筆されている乙川暮愛様と、コラボ企画をさせていただくことになりました———!

ちなみに私の書いている小説は、「俺の日常は幼女によって破壊される。」です。そちらもぜひ←宣伝じゃねーか


えーと、まずはこっち側の注意点。

・この話は、本編とは時系列が違うので、本編とはあんまりからんでません。(はるの場合は。)
・乙川様の素晴らしい文章力とこっちの駄文がかみあってなかったらすいません。悪いのは私です。

・荒らし禁止!

では、バトンタッチで!

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Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.22 )
日時: 2013/08/14 15:24
名前: はる (ID: 3NeFJuEp)

和己坂芳野SIDE

いや、まいったなあ。まさかライターが売り切れだなんて。それに、売り場の頑固おやじは「子供が火を使うだなんて危ない!」とか言うし。
必死で説得してチャッカマン貸してもらったけど…

千春くん達大丈夫かな?俺も三波くんも一応料理できるけど、こういうとき劇薬並みの料理を作る女子がいるってのがラノベの王道スタイルだ。なるべく急ごう。

えっと、地図によると…シャワールームの後ろを通るのが近道か。そこを通ったらすぐに1コーナーがあるはずだ。
って、あそこで誰かが話してるな。誰だろう?

「とにかく、俺は怪しいものではございません!いや、本当に!」

怪しいね。うん、すっごく怪しい。ここは女子用シャワールームなのに、男子の声が聞こえてる時点ですでにおかしいんだ。

「あの、すいませ…」「うわひゃあああっ!」

どうしよう。俺はお化けになっちゃったのかもしれない。

「えーと…あのさ、何の話してたの?けーくん。」
「えええっ!?なんで俺の名前知ってるんすか!」

あー。やっぱり、今朝の列車の中で一人大人しくしていたあの男の子か。そばにいたメガネの少女にそうよばれていたはずだから、試しにいってみたんだけど、まさにドンピシャ!

「ほら、そこの女の子に何しようとしてたの?ちゃんと言ってごらん、警察に連れていく前のごうもn…事情聴取に多少の温情はかけてあげるからさ」
「違うんですよ!えっと、今偶然ここを通りかかっただけで、」

偶然通りかかった人がなぜカメラを持っているんだろう。

「…話は、あっちで聞こうか?それとも、ここで話す余裕もなくなるほど痛い技かけられたい?」

最上級の笑顔で笑いかけると、彼はひきつった笑いでついてきた。
はい、容疑者一名ご案内っと!
んで、そっちの女の子…は…三波くんの…妹か!そうか、そういえばついてきてたなあ。うん、彼女がターゲットだとしたらごうもn…事情聴取もそれなりに厳しくしないとね!

Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.23 )
日時: 2013/08/14 21:19
名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)

三富圭SIDE

なんなんだよおこのフルコンボ!
いい加減にしてよ!?
俺、正義だよねっ!?

もう一度言ってみる。

”正義は勝つ!”ってよく言うけど、違うよね?
俺、正義だよね?
冴木のシャワーシーン盗撮計画を未然に不正だ、ヒーローだよね?
むしろ可愛い娘にきゃあきゃあ言われる筈の立場だよね?

うん。
俺は間違ってない...筈。

「じゃあ、なんで俺はこの状態にまでなってんの!?」

もう嫌だ。
「...なにいってんの、けーくん?」
「やめろ、けーくんって呼ぶな、それは瞳限定だ。」

「.......変態、けーくん。」
「すみません、お願いなので、普通に圭と呼んで下さいっ!その名前で蔑まれるとマジで無理です!」

もう嫌だよ!本気で!

変態扱いされた挙げ句、何故俺は体罰を受けてる訳!?

「......とにかくっ、お願いです、信じて下さいっ!俺は変態1年A組のメンツが、冴木...冴木雫と言う美少女のシャワーシーンを盗撮しようとしていたから、俺がその隠しカメラを回収に行っていたんです!ちなみにあのままだと冴木のついでに椎名先輩の写真まで取られてしまったんですよ!?」

そう、俺はあの少女二人を救ったのだ。
俺はあの二人を救ったのに何故逆効果になるんだよ!?

「.....ふむ......。成る程ね?分かった、信じよう。そういう設定の元行ったとね!」

「信じて無いじゃないですか!本当なんです!お願いなので信じて...。」

「...圭様のことは本当なのでしょうかー?」


「本当なんです!俺は冴木や椎名先輩のシャワーシーンや幼女なんて興味な......」

「.......オイ。」
ゾワリ。
嫌な予感がした。
おそるおそる振り返ると、そこには......。


「お前...確か雫のクラスメイトの圭だったよな?」

礼央先輩がいた。

俺が少し憧れを抱いている、強くて格好いい、先輩。


「お前......カメラ使って盗撮しようとしていたのか?うちの雫と、椛を......?」

本気で引きつった笑みを見せつつ、ちょっと拳を構える礼央先輩。
ってか、なんでよりにもよってそこらへんが聞こえてるんだよ!?

Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.24 )
日時: 2013/08/14 17:55
名前: はる (ID: 3NeFJuEp)

三波千春SIDE

ふう。大体カレーの下準備は整ったな。
あとは火があれば、ぐつぐつ煮込むだけなんだが…芳野はまだか?俺テントなんて張れないぞ…。

「和己坂遅いね—…」
「うん。遭難してたら大変だね…」
「それは大丈夫だ。あいつは方向感覚ばっちりだからな」

そうそう、途中で誰かを締め上げてない限りはすぐに帰って…しめ、あげる?

「ちょっと待ったちょっと待った…えーとあれはつまりおなじみ展開の常識人少年の苦労とかのアレか…!?」

もしそうだとしたら、芳野にあの少年が捕まっていたら…あ、駄目だご臨終だ。とにかく助けに行こう。話を聞くのはそのあとだ。

瑠璃萌SIDE

「ん?…君は瑠璃萌ちゃん?」
あ、あの男の人と目があったのです。あの、瑠璃萌が抱きついていった可哀想な…
「礼央様!さっきは大変失礼いたしましたなのです!」
「瑠璃萌ちゃん!大丈夫か、この男に何かされなかったか!?」

ああ、可哀想と言えば圭様の方がかわいそうなのですね?

「えっと、何もされてないのですよ?あ、でもなぜか瑠璃萌を見たとき心拍数や血圧が大きく上がっていたのです。ですよね?芳野のお兄ちゃん。」

瑠璃萌がそういった途端、場がシーンとなったのです。正直気まずい、のです…。

「そうかそうか、お前はロリコンだったのか♪」
「へえ、三波くんの妹に手を出すとは、いい度胸してるじゃない!…礼央さんは右腕と左足を殺って下さい。俺は一つ一つ関節を外していくので♪」
「了解!殺るならちゃっちゃとな。」

この二人はきっと仲が良くなるのですね。相性診断機能がそう告げているのです。
しかし、困ったのですねえ…このままじゃこのキャンプ場が殺人現場になっちゃうのです。そしたら折角のカレーが楽しめないのですね…あ、玉ねぎが入っているかもしれないのです。そしたら誰かに食べてもらいましょう!


「…ス、スト————ップ!」


…三波様?何を走っておいでなのでしょう?
あ、転んだのです。

Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.25 )
日時: 2013/08/14 18:40
名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)

三富圭SIDE

うわああああああああ!?
俺の評価が駄々下がり中!?
ヤバい、憧れの礼央先輩まで本気で怒ってる!
「本当すみませんっ!でも誤解なんでとりあえずその縄をいだだだだだっ!?」

「うちの椛達に手を出すなよ...?」

いやマジでこのままだと...

「本気でロリコンだと勘違いされそうだわ!この娘に、椎名先輩に、冴木だと、まじでロリコンだ!」

や、本気で。
椎名先輩も冴木も小柄...どころじゃなく、本当小さいし。
えっと、あのー...色々発達してないし......。

「お前っ!また嫌らしいこと考えてたんだなっ!?」

「いや、考えてな.......」
「嫌らしいことを考えて良いのは、俺だけだ!」

何大声で言ってんの!?
いや、そこらへんが男らしくて好きなんだけどさ!
憧れているんだけどさ!下心を隠さないあたりが憧れだけどさ!
このタイミングでそれ言う!?


.......とにかく。
もうどうすれば誤解を......

ずっこおおおおおおおおお!!

「......!?」
その時、救いの神(?)が舞い降りた。
そう、唯一無二のマトモ人間が.......。

「す、ストップ.......。」

多分、救いの神が.......?

Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.26 )
日時: 2013/08/14 20:01
名前: はる (ID: 3NeFJuEp)

三波千春SIDE

「…って三波くん?何やってんの?」
「転んでるんだよ見て解らんか!」

場所が場所なだけにシャワールームの裏はべとべと。そのせいで、俺は足を滑らせて、服も靴も体もべっとべっとになってしまったのだ。
くそ、なんかよくわからないけどとりあえず殺人は防がないと!

…なにか…何かないのか、状況打破の手は!

……ん?何か聞こえてきたような……

「…うん…楽しみだね、飯盒炊爨!」
「私、お泊まり初めてなんだあ…」

え?清水と栗原の声?なんで?…そっか、ここは女子用シャワールームの裏か。ってことはシャワーでも浴びに来たんだろうなあ…って待て待て待て!

「そこのあなたはなぜ換気扇に顔を押しつけてんですか!」
「…み、見え…」
「みるなドアホ!」

くそ!この人は思ったよりも変態だけど…あ、今なら逃げれるっぽくね?流石に芳野も知り合いだけに少しおたおたしている。

って、アレ?

今なら…イケる!?

「おい、逃げんぞ!…(瑠璃萌、お前も入ってこい。あの変態野郎の目を少しでも長くあっちに引き付けるんだ…!)」
「了解なのです〜」

よしっ、あのあの二人のおかげで危機を脱せれた!あとでお礼を言っとこう!

「…お姉ちゃんたち、こんにちは、なのです!」
「え、だ……れ…あ、瑠璃萌ちゃん!」
「?知り合い……瑠璃萌ちゃんか、びっくりしたあ!」
がさごそがさごそ(脱衣らしき音)

「「「「……」」」」

って、俺達が聞き耳立ててどうすんだ!なんだよこの男の宿命!
早く逃げないといけないのに…でも聞きたいような…イヤ駄目だ!落ちつけ俺!と思ったら芳野が真赤になっちゃってるんだが…え、なにコイツ純粋だったの!?

「とにかく、逃げるぞ!」
「あ、うん!」

あっちでは、シャワーの音が響き始めたところだった。…うん、耳をふさごう。


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