コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【コラボ】俺の日常は一年A組によって破壊される。
- 日時: 2013/08/16 11:46
- 名前: はる&乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
はると申します。
このたびはなんと、「馬鹿に清き一票を!」を執筆されている乙川暮愛様と、コラボ企画をさせていただくことになりました———!
ちなみに私の書いている小説は、「俺の日常は幼女によって破壊される。」です。そちらもぜひ←宣伝じゃねーか
えーと、まずはこっち側の注意点。
・この話は、本編とは時系列が違うので、本編とはあんまりからんでません。(はるの場合は。)
・乙川様の素晴らしい文章力とこっちの駄文がかみあってなかったらすいません。悪いのは私です。
・荒らし禁止!
では、バトンタッチで!
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- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.12 )
- 日時: 2013/08/12 16:38
- 名前: はる (ID: qAj0rN00)
三波千春SIDE
「ひゃっ!」
一瞬、あの美少女が姿勢を崩す。列車が揺れたせいだろう。席に座っていたカップルの男性の方があわてた顔になる。
んで、ここでも墓穴を掘るバカがいました。
「おっと、大丈夫?」
一斉にクッションを出した一同を完全無視して、
芳野が、美少女の背中を支えた。
…逃げたいっ!今のうちに逃げたいっ!何やってんだよてめぇ!うん、わかってる…転ぶのを助けただけで、それだけで、でもこの空間に限っては命取りなんだよおおお———ッ!!
「あ…ありがとうございます///」
「気をつけてね。あと、カッターナイフに触らないようにしないと…できるだけ座っていた方がいいよ。」
うん、ただの忠告。
言ってることはまったくもって正しい。
でもな。でもな…?
「…もう、どっちが優先とかじゃない。…両方殺れえええ———ッ!」
「「「サ—・イエス・サ—!」」
常識人少年の周りにいた人たちが俺達へ突進してくる。よく見れば栗原と清水はノーマークだ。まあ、そりゃそうだろな。何もしてないんだし。
「ねえ礼央、お菓子食べない?」
「え?何があるんだ?」
「チョコレートとポテトチップス、ガム。あ、キャンディーとクッキーもあるわよ。雫ちゃん、いる?」
「え?えーと、クッキーが食べたいですっ!」
「椛って意外と用意いいよな…」
え、なんであそこだけ別世界?チョコレートなら俺も食いたい。贅沢は言わないから安全地帯へ逃げさせてくれ。
「…あ、ついた。」
常識人少年の第一声。
それは、俺達の勝負の終りを告げるものだった。
「芳野、栗原、清水、降りるぞ!」
「了解!何人かの関節外したからしばらく追ってこないと思う」
「そっか、じゃあ今のうちに早く逃げましょ!」
「荷物全員持った!?…行くよ!」
全員の視線が俺達から離れた時、俺達は駅のホームへと飛び出した。
「えい…!おにーちゃん、これ重いよお…」
(おい!我らが冴木雫が困ってるぞ!)
(助けなければ!)
(関節をやられました!動けません!)
…よし、しばらくは…!
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.13 )
- 日時: 2013/08/12 20:26
- 名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
三富圭side
...もう、なんなんだろう。
雑談を繰り広げつつ電車を降りる冴木と先輩方。
近くにいるのになんか遠いよ...。
いや、冴木の近くに行けば確実にやられるがでもあの平和が恋しい...。
素晴らしき平和!!
「...ククク...我の腕が悲鳴を上げているようだ...仕方ない、給与段階に入るとしよう...だが我は敗北したわけではない。来るべき時に備えているのだ.......!それまで待つのだ、愚民共が...!」
「うぅ、痛いのですわ...。磯凪、怪我を見なさい。」
「くぅ...非力なメンツが関節をやられたっ!...そうだ、ユウ...あれ?ユウは何処だ?」
「...此処にいる。」
「おぉ、居たか...。とりあえず彼奴らを......。」
「了解した。」
ひそひそと話している声がチラッと聞こえたが、どうやらあのマトモ少年達を追うようだ。
「しずしずの荷物の方はどうするにゃ?」
「そうだな...ふむ。では、荷物を代わりに持つ会社を偽り、無料で運ぶサービスを行おう!彼女達はああ見えて結構方向音痴だ!それのサポートもするために...経太!行け!」
「了解っ!」
勢い良く立ち上がると、顔を隠し、彼女の方へ向かう横緯経太。
「.......こんにちは。新しく荷物運びと案内サービスを行っております、佐藤です。今回は無料体験サービスを行っていまして、今回はお嬢様の持つものを運ばせて頂きます。」
「え?...ほぁぁ、ありがとうございますっ!(ニコニコ)」
「雫様の笑顔激写っ!」
飛春留位は仕事が多くて大変そうだ。
もうやだ。俺、今度退学届けだしてこようかな...とか考えつつ、俺は自分の荷物をガラガラと引き、溜め息をついた。
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.14 )
- 日時: 2013/08/13 09:10
- 名前: はる (ID: YZ3O7Ne1)
三波千春SIDE
なんで…なんで俺達は山道を全速力ダッシュしてんだよ…!
栗原と清水は「荷物重いでしょ、俺と三波くんが持つよ」と芳野が言ったから軽々としている。
…提案自体は悪くはないんだが、なんで俺が両方とも持っているんだ…
「お、重…」
「大丈夫、千春?早く行かないと、追手が…」
「ッ…!なんだ…ただのリスか…」
もう何の小説だかわかんないな!
ああ、でもこのあたりはキャンプ場がたくさんあるらしいので、流石にそこまでかぶることはないだろう。きっとあの変態集団+常識人のグループはあっちの三人組を追う。
「ミュー(…あの、三波様?)」
「…ぜえはあ…んだよ…ぜえはあ…瑠璃萌…ぜえはあ…」
「ミュー(大変言いにくいことながら申し上げますと…瑠璃萌にはインターネット機能が付属されているのです。)」
そういえばコイツロボだったな。
「ミュー(それで、ですね。今、三波様達が行くことになっているキャンプ場…「にこにこキャンプ」とかいうダサい名前の…ホームページをですね、ちょっと覗いてみたのです。)」
ふんふん。
「ミュ…ミュ、ミュ—(えーと、地図で言うと、1が三波様達、2と3は無関係らしいのですが…4から11までがちょっと…)」
…嫌な予感があああ…
「ミュー!(4が冴木礼央グループでした!)」
「ぎゃああああ——————ッ!!!」
やめてくれ!これ以上あの惨劇を見たくはないんだ!あいつらと一緒にいたらキャンプ場が「13日の金曜日」みたく殺人現場に…!もうやめてくれよ深夜テレビ映画で見た時スッゲ—怖かったんだよアレ!「モルグ街の悪夢」とかミステリとかマジ勘弁だって!!!
「…三波くん頭わいた?」
「あ、ついたついた。へえ、結構大きいね!」
「楽しみだなあ…ふふ、飯盒炊爨だなんて初めて!」
なんてのどかな風景だろう。イヤ待て芳野は罵倒したな。
こんな風景が…真赤に染まるだなんて…はああああああああああ…
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.15 )
- 日時: 2013/08/13 20:57
- 名前: 乙川暮愛 (ID: j.y7OH4U)
三富圭SIDE
「よくやった、皆。」
『嗚呼、我らが雫様と裁きの鉄槌の為なら朝飯前さ!』
1年A組は相変わらず犯罪スレスレだ。
俺は、小さく溜め息をつくと、さっきの手順を思い返す。
・メンバー、樹神百合が冴木達の宿泊予定のキャンプを買い取り、これから暫く宿泊を受け付けないことにする。
・そこに、潜入していた横緯経太がそれでは此処がいい、とニコニコキャンプ場をオススメ。
・そこにするかー、と何も知らない3人が宿泊場所を決定。
(・4〜11の宿泊予定者を襲う...または用事をつける。)
・全員、たまたま空いていた4〜11を使うことに。
また、あえて2、3をあけなかったのは、冴木達とあの、マトモ少年率いるメンバーと接触させたくないかららしい。
どうして、こういうことには頭が回るかな...。
でも、それならマトモ少年と話す機会があるかなー、と少しわくわくしているのが俺の隠した気持ちだったり。
本当、共有できそうだよな、マトモ人間の苦労...。
*
冴木礼央SIDE
はあ、さっきはなんだったんだ...?
やけに他の席が騒がしかったような...。
まあいいだろう。
「本当、良いサービスですねー。...雫、良かったな?」
「はいですっ!重いってつぶやきが聞こえていたのかなあ。...ありがとうございます、業者さん!!(ニコ)」
「クゥゥっ、雫様の笑顔...!」
なんか見た事があるような気がするのは気のせいだろうか、それになんか俺と似たようなオーラが...。
「変態オーラがあるわよね、たしかに。」
「俺、変態じゃないっ!」
「五月蝿いわよ、世界一の変態。雫ちゃんが可愛いからって襲っちゃいけないのよ!」
「...勿論、分かってるさ!」
実は雫もあるが椛の私服もとても似合っていて、可愛いと思っているのは照れくさいからいわないことにする。
「え...?雫、別におにーちゃんになら襲われてもいい.......」
ガツッッッッ
「!?」
「あ、すみません、礼央様。少し手元が狂いまして。」
ニコニコと笑う業者の人は、鈍器を確かに俺に構えていた。
- Re: 俺の日常は一年A組によって破壊される。 ( No.16 )
- 日時: 2013/08/14 10:14
- 名前: はる (ID: 3NeFJuEp)
三波千春SIDE
「楽しみだなー。…えっと、まずは昼ごはんの準備ね。清水ちゃん米持ってきた?栗原ちゃんはカレーのルー。三波くんはどうせ何も持ってきてないだろうから俺の持ってきた野菜洗って切っといて。俺は火起こしするから…」
うん、いつもはいろいろと迷惑な奴だけど、こういうときは頼りになる奴だ。一応俺が主人公ポジションなのに何故こいつがリーダーなのだろうか?…素質ってやつだろうな、やっぱ。
「…あ、ライターのオイル切れてる…ごめん、ちょっと売店行って買ってくるわ。」
「おう、なるべく早く戻ってこいよ!」
うわ、なんか青春って感じだな。
でもまあ、あの変態集団+常識人がいるとはいえ、意外と普通のキャンプが…
(雫様発見!ただちに掃除班撤収!)
(結果はどうだ!?)
(はい!木の葉一つ残していません!)
(ふふ…雫様の喜ぶお顔が目に浮かぶわ…)
できないな、うん。
絶対出来そうもないな。
「千春ぅ…あそこにいるのってもしかして…」
「見るな栗原。見たら呪われるぞ。見ざる聞かざる言わざるだ。三猿だ。」
おびえる栗原をなだめて、あいつらが泊まるところを捜す。…4〜11…そうか、瑠璃萌の言った通りか。
(瑠璃萌、あいつらに話しかけて来い。それで、なんとなくあっちのグループの事探ってこい)
「ミュー?(猫のままでですか?怖がられること間違いないのです)」
(たわけ。女の子になって話しかけるんだよ。あそこのデレデレした男は簡単にだませそうだから行って来い。)
あっちの小柄な女子と顔立ちの整った男のカップルのことだ。うん、男の方は簡単か…
(とにかく、あいつらの予定とか聞いて、俺達はそれとかぶらないようにするんだ。いいな、今からお前は「家族連れできた女の子」だ。)
「ミュ—(細かい設定をありがとうなのです)」
そう言った後、瑠璃萌は幼女の姿になった。さすがスーパーロボ。純粋無垢なロリ娘。…よし、だませ!
「行ってくるのです、お兄ちゃん!」
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