コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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妹さんの誕生日
日時: 2015/08/16 07:50
名前: 独楽林檎 (ID: e6h1dNNB)

初めまして。

独楽林檎と申します(これ「こまりんご」って読みます)。

ちなみに、小説カキコに投稿するのは本作品が初めてなので、初々しいところなどあると思います。

もしも読んでいただけるのであれば、誤字、脱字など指摘していただければ幸いです。

それでは、よろしくお願いいたします!


〜来てくださった方〜

てるてる522様

美奈様

はるた様

Garnet様

参照2300、ありがとうございます!


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Re: 妹さんの誕生日 ( No.98 )
日時: 2015/04/11 22:47
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 すぐにビンゴの知らせがあって、ギンさんは野球グローブを、春宮さん(3)は図書カードを取って元の位置に戻る。

 って、景品があと「雪の降る学校」しかないじゃん!

 私だって今6リーチなのに!

 次に私がビンゴになる確率は85%以上なのに!

『21』

 どうして残りの約14%が出てくるの!?

 ……うん、そして、この確率は他の人も同じだったらしく。

「ビンゴやでー!」

「あぁっ!ビンゴだよぉ」

 残りの二人(春宮さん(1&2)と真矢と気保理はスタッフとしてビンゴには参加せず)が挙手!

 えーっ!

 そうだ、二人分なら確認も遅れるはず!

 と思ったのにっ、のにぃっ!

「私もやるわよ、のろま女のカード」

 真矢が確認をやるって!

 しかも『のろま女』!?

 確かにそうだけど、エミ、凄い言われよう……。

「はいっ、キンがビンゴです!」

「はーい、エミもビンゴー」

 真矢、ちゃんと『エミ』って言えるんじゃん!あたりまえだけど!

「……で、どーすんだ?」

 妹さんの言葉で思い出す。

 そうだった、景品あと一つしか残ってないよ?

 妹さんと私と真矢と気保理で顔を見合わせていると。

「ああ、なら俺要らんわ。小説でしかも女子モンとか興味あれへんし」

 おおっ、親切な人がいてくれててよかった!

「じゃあエミが『雪の降る学校』?全くもって似合わないぞ」

 そこは我慢しましょう、妹さん!


 結果的にはコウが(私が?)三色スミレを、妹さんが「7つのビー玉」を、ギンさんが野球グローブを、春宮さんが図書カードを、エミが「雪の降る学校」を手に入れて、ビンゴ大会は幕を閉じた。

 次はお待ちかね、スタンディングビュッフェ!

Re: 妹さんの誕生日 ( No.99 )
日時: 2015/04/13 21:32
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

「今からぁ、えーっとぉ、えーっとぉ、すぅ、スタンディングビュッフェぇ?を始めまぁす!」

 エミのマイペースな声が会場に響いて。

「おっしゃ!食うでっ!」

 キンさんの声も会場に響いて。

「うるさいわよっ、そこのマイペース2人組!」

 真矢、キンさんのコンビはギンさんだからね!?

「うるさいわ、真矢様に口ごたえするんじゃないわよ!」

 気保理、口ごたえじゃないから!

「はぁいぃ!ルールをぉ、説明しまぁすぅ!」

 エミが叫ぶ。

 そのセリフ、正にタイムリー!

「時間はぁ、3時50分までぇ!でもぉ、3時40分くらいにぃ、食べるのを終わってくださぁい!」

「え、終わる時間って4モガァッ!」

 後ろにいた春宮さん(1)に口を塞がれる。

 背が高くて効果覿面……。

「間違ってない……とにかく話を続けてもらわないと……」

 どういう意味よっ!?

Re: 妹さんの誕生日 ( No.100 )
日時: 2015/04/16 21:15
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

「それではぁ、食器を準備してくださいぃ!」

 全員がランドセルに向かって歩いたから、結構荷物置き場が混雑した。

「用意できましたねぇ?それではぁ、スタンディングビュッフェぇ……開始ぃ!」

 まだ準備終わってないよ!

 マイペース過ぎるって!

 と、思ったら。

「「「いただきます」」」

 春宮さんが3人とも食べてるって!早いよ!速いよ!

「早えぇよ、そこの超人3人組!」

 春宮さんを除くと最初に食器を取り出したのは妹さん。

 早々とサザエの壺焼きを3つ皿に入れている。

 そこで真矢と気保理が料理の乗った机に移動!

「ああもうっ、どうして和食ばかりなのよ!せめて素麺と饂飩は出しなさいよ!」

「真矢様も私も好きなのはイタリアンなのに!何で肉の1つもないのよ!」

 肉は妹さんの大嫌物だよ、気保理!

 そこで、男子組が取り出し終わった!

 よしっ、これで私も取り出せる!

 ……と、思ったら。

 エミが右から来た。

 私のランドセルはエミのランドセルのすぐ右にある。

 なんかすっごくもみくちゃになって、取り出しにくいよ!

 頑張って取り出そうとしていたら、エミが先に料理の乗ったテーブルに移動した。

 私は最後かよっ!

 1人になったらもうすんなりと食器を取り出せて、ささっと一番残っていたもんじゃ焼きを取る。

 で、食べてみて……

「おいしいっ!」

 元々、粉物は嫌いなのに。

「当たり前だ。これを作ったのはあの超人野郎だぞ」

 ああ……春宮さん、料理の作り方とかすごかったもんね。

 今、詳しくは書かないけど。

「んで、その超人野郎はというと……」

 ……ものすごい勢いで食べてる。3人合わせても合わせなくても、ね。

Re: 妹さんの誕生日 ( No.101 )
日時: 2015/04/17 22:55
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 もんじゃ焼きを食べ終わって、ブリの照り焼きを取る。

 これもおいしい!

 それを食べ終わって、次の料理を取ろうとする。と。

「な……無いっ!?」

 もうすでに、主菜全てが無くなってる!

 そして、数の制限がある和菓子も、残量が9個……。

 誰よっ、10個って制限したのに11個食べたのは!

「しかも残ってるのは最中だけ!?」

 最中9個を一人で食べるって、なんて寂しい!

 それでも、食べたいのは食べたいから……。

 ポツンと取り残された気分で、最中を食べる私。哀しい。

Re: 妹さんの誕生日 ( No.102 )
日時: 2015/04/18 15:26
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

「やるよ」

 そう言って、コウが私の皿に干し柿を置いてくれた。

「え?」

 いいの?

「良くなかったら渡してねぇよ」

 そこで妹さんとキンさんとギンさんが目配せをして、

「今度こそ気づくか?」

「いやぁ、気づけへんのとちゃう?」

 頼むからどういう意味なのか教えて!

 恨めしい思いを込めて妹さんたちをジトッと見ていたら、その人達は互いに目配せをして肩をすくめた。

 もうっ!


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