コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 妹さんの誕生日
- 日時: 2015/08/16 07:50
- 名前: 独楽林檎 (ID: e6h1dNNB)
初めまして。
独楽林檎と申します(これ「こまりんご」って読みます)。
ちなみに、小説カキコに投稿するのは本作品が初めてなので、初々しいところなどあると思います。
もしも読んでいただけるのであれば、誤字、脱字など指摘していただければ幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします!
〜来てくださった方〜
てるてる522様
美奈様
はるた様
Garnet様
参照2300、ありがとうございます!
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- Re: 妹さんの誕生日 ( No.88 )
- 日時: 2015/03/27 00:15
- 名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)
勢いで答えたけどさ……。
「ここって、少し暗くありませんか?」
聞いたら妹さんはちらっとこっちを見て、
「暗いと思うか?」
ええ、黒いし陰ばっかりだし照明ないし、これ以上に暗いところは無いと思います!
「なら、これを使え」
そう言って手渡されたのは……懐中電灯。
これ、電球が青い。
「ブラックライトだ。この部屋で使うと『探し物以外が黒で無くなる』持ってけ」
それなら黒はどうなるのですか!?
「いいから行け」
部屋に押し入れられて、とっさにブラックライトの回路を繋げる。
すると、目の前で———
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.89 )
- 日時: 2015/04/04 00:03
- 名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: xJkvVriN)
……『黒』がカラフルに光った!
へっ!?
「驚いたか?」
妹さんが部屋に入ってきた。
「驚きましたよ、そりゃもちろん!」
しかも、探し物……黒の折り紙は、黒いままだし。
どうなってるの!?
「さっき言ったとおり、お前が今持っているのはブラックライトだ」
「はい」
さっき、そう言ってたし。
「そして、これが『超人野郎』というあだなの理由の一つ」
人差し指をビシッとたてる妹さん。
「春宮千沙は、あたしたちが戦っている間にこの部屋のほとんどに蛍光塗料を塗った!」
えぇっ!?
「本当ですか!?」
「嘘だと思うか?」
「いや……」
違います、断じて。
「超人野郎の理由はもういくつかあるがな。ほら、早く黒紙の鎖を作れ」
妹さんにのりとハサミを渡されて、私は会場で黒い輪を繋げたものをいくつも作ったのだった。
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.90 )
- 日時: 2015/04/04 15:42
- 名前: Garnet (ID: 6/JY12oM)
久し振り!
林檎ちゃん!!←勝手にフレンドリー
一時間くらいで『いも誕』を全部読み進めた Garnetです!
ヤバいね、面白すぎる(爆笑)
春休みに入ってから すっごーく暇だったのに、もうこれで 冒険してきた気になっちゃったよ!
最近忙しいみたいだけど、無理しないで頑張ってね。
応援してます♪
By Garnet(*^^*)
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.91 )
- 日時: 2015/04/04 19:20
- 名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: a7WresCQ)
Garnetさん!
コメントありがとうございます!
言ってなかったけど、今まさに1週間の旅行中で……。
さらに、今まさに帰りの船の順番待中なのさ!
だから、多分明日からは今までの通り1日1回ペースで更新可能だと思う(汗)
うん、がんばるよ、ありがとう!
- Re: 妹さんの誕生日 ( No.92 )
- 日時: 2015/04/05 15:52
- 名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)
———それから、流れるように時間が過ぎて……。
パーティー前日、つまりエミの衝撃報告から数えて7日目、その夕方……
「結構サマになってるな」
私の隣で妹さんが呟いて、私は満足げにうなずいた。
只今、ステージから会場を見回してるとこ!
このステージもあって、机もあって、壁の飾りもあって、もうバッチリ!
すっごく綺麗!
……なんだけど。
「で、パーティーの進行はどうするんだ?そして、あの空っぽスペースはなんだ?答えろ」
そうっ、司会がいないしプログラムも無い!
でも、あの1平方メートルのスペースは真矢たちに「用意しとけ」って言われたんだよ!しょうがないでしょ!
とは言えず。
「えぇっと、プログラムは今日仕上げます、司会は……私がやります……」
「聞こえないよ!お前、何で後半だけ声が小さいんだよ!」
ううっ。
思わずうなだれた、次の瞬間!
ブオオオオオォォォォォォォン!
ものすごい音がしたからとっさに玄関まで走って、ドアを開けたら……。
真矢が、トラックから降りてきた!
なぜに真矢!?
なぜにトラック!?
何、その荷台にあるものは!?
という3つの大きな疑問は、真矢の次の言葉で吹き飛んだ。
「どうせ、会場に置いて無いんでしょ!持ってきてやったわよ、私の家で一番大きな雛人形!」
……ひな人形!?
「それと、人手が無いんでしょう!?……プログラムはもう作った?」
うっ。
悔しいけど……首を振る。
すると真矢はなぜかニコッと笑って、
「司会役は居るの?」
ううっ。
これまた悔しいけど……首を振る。
「じゃあ、決定ね!はい、プログラム。勝手に作ったわ」
ポイッと大きめの紙を渡されて、あわててそれを掴む。
真矢、作ってた!?
「司会も、私と気保理がするわよ。あの子、今は習い事でいないけど、明日は用事とかないから」
えっ……。
「だから……これでいいでしょ!?その、いろいろ悪かったわよっ、私は忙しいの、早く雛人形を飾らせて!」
ぷいっ、と黒い髪をなびかせて横を向く真矢。
そして、その斜め前でお腹を抱えて笑いをこらえる、妹さん……。
「真矢っ……ククッ、何だよ、態度豹変しすぎなんだよっ……ぶはっ」
ちょっ、妹さん!
「何よ、謝ってやってんのよ、喧嘩でもしたいわけ!?」
喧嘩はやめてー!
「ふう……そんな時間はねえよ。飾るんなら早く飾れ。こっちだって忙しいんだ、『ツンデレちゃん』」
ニヤッ、と笑って真矢を見る妹さん。
対して真矢は、案の定顔を真っ赤にした。
「何よ、そのあだ名は!もちろん早く飾って帰らせてもらうわ、ラミ、アオイ!」
プンスカと怒る真矢。
でも……今までとは何かが違う。
確実に。
その後もわあわあと叫びあいながら私たちは、荷台にあるものを家の中へと運び始めた。
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