コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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妹さんの誕生日
日時: 2015/08/16 07:50
名前: 独楽林檎 (ID: e6h1dNNB)

初めまして。

独楽林檎と申します(これ「こまりんご」って読みます)。

ちなみに、小説カキコに投稿するのは本作品が初めてなので、初々しいところなどあると思います。

もしも読んでいただけるのであれば、誤字、脱字など指摘していただければ幸いです。

それでは、よろしくお願いいたします!


〜来てくださった方〜

てるてる522様

美奈様

はるた様

Garnet様

参照2300、ありがとうございます!


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Re: 妹さんの誕生日 ( No.73 )
日時: 2015/03/09 18:53
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

「2個ずつ、合計18個あるぞー。どれを選ぶかは早い者勝ち、一番勧めるのは羊羹だ!」

 会場に戻ると、5人で味見のプチパーティーをやっていた。

「あたしは、ぜんざい食べるぞ!」

「……じゃあ、羊羹を……」

「俺はあられや!ギンは何食う?」

「もちろん桜餅や!半殺し感、たまらんで!」

「なら、俺は最中。自画自賛になるが、皮をうまく焼けたんだよな」

 えっ、コウ、自分でこれ全部作ったの!?

「ああ、もちろん。徹夜で」

「すごい……あ、私は干し柿。季節が違うのに、よく作れたね!」

「俺らん家、和菓子屋やっとるからな!一年中、干し柿はあるで!」

 なるほど。

 コウに頼んだのが幸いしたかも……。

「うわ!これ、うまいな!でも、ちょっと味が若いか?」

「だろ?もっと煮た方が貫録のある味になると思うんだ」

「そうだな。これだと、ブドウ糖をもうちょい足した方がいいか?」

「おお、なるほど!そうすればいいな!後で、家に帰ってやってみる」

 何の話だか、さっぱり分かんない。

 気にせず干し柿をパクッと食べると……。

「わ、おいしい!」

「そうか?もうちょい干した方がいいと、俺は踏んでるんだが」

「ん〜、まだ少し渋い?」

「だろ?表面にあんま砂糖がねぇし」

 へー、それも問題になるのか。

「最中は……小豆がちょっと薄いか?もうちょい水分飛ばすとして……」

「あられはもう最高やで!このまま乾燥させとけばええ思うわ」

「桜餅、葉っぱの塩が薄いで!もっと漬けとけ!」

「羊羹は……水ようかんと羊羹の間みたい……水分が多い……」

「ほい、ほい、ほい、了解。大体、どれもまだ未熟だな」

 え、そんなことないよ。

 言おうとしたら……。

「ぼた餅はねぇ、きな粉のなかの塩が、ちょっと足りないかもぉ!」

「「「「「!?」」」」」

 エミが批評。

「……ん〜?私ぃ、何か変なこと言ったっけぇ?」

 とぼける、けどさ!

「い、いや……」

「エミが、いつの間に……」

「……そこに……いるのかと……」

「「思ったんや!な、相棒!」」

「おい、エミ。帰ったなら、ちゃんと『ただいま』ぐらい言え」

 あれ?

「いもu……ラミさんは、驚かないんですか?」

「ああ。日常茶飯事だ」

「な、なるほど」

 妹さんにとっては、当然だったんだね。

Re: 妹さんの誕生日 ( No.74 )
日時: 2015/03/10 17:59
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

  ピンポーン♪

 インターホンが鳴った。

 って言うか、あの人たち以外にくる人なんていないんですけど?

 と思いながら、なぜかギンさんと一緒にニヤッと笑った。

 一瞬後、玄関に向かって走る。

 なぜか、ギンさんがついてきた。

 ドアを開けたら。

「ドアを開けるのが遅いわ!走らなかったの!?」

 予想通り、真矢と気保理がいた。

 走りましたよ、ハアハアゼイゼイっ!

 とは言わず、疑問をぶちまける。

「そのスピーカーは何?」

 気保理が、巨大スピーカーを持っていた。

 巨大とは言っても、昨日の宝箱くらいね。

「すぐに分かるわ、それよりも真矢様はコウの作った大福を食べたいの!ちなみに、私はなたねきんとんね」

「了解。まずはa」

「さ、行きましょ、気保理」

「もちろんです!」

 説明をブッ飛ばして行くんじゃなーい!

「大丈夫よ、どうにしろ、あんたの質問なんか聞くに堪えないわ」

 本当に失礼だよね、気保理ってやつは!

「ごめんなさいね、気保理は最近、本当の事しか言えないのよ」

 本当にイヤミな奴だよね、真矢ってやつは!

「悪口以外言えないのか、お前らは?」

 あれ、妹さん、いつの間にここへ?

 でも妹さんはそれを無視して、

「聞くに堪えないのはお前らの嫌味だ、真矢、気保理!」

 どこでその名前を知ったのですか、妹さん!

「あ……誰かと思ったらあの暴力女ね……昨日の怨み、ここで晴らすわよ、気保理!」

「アイアイサー!」

 それ……昨日の怨みって、きっと図書室前でのことだ!

 でも妹さんは、

「待て」

 いきなり構えた真矢と気保理を、手で制す。

「どうしたの?真矢様が怖い?」

「右足の包帯で、ちょっと不利だとでも思っているのかしら?」

 ホンっトーに嫌味な奴だよね、真矢と気保理!

「違う、右足は問題ない。だが、家を壊されては困るからな。前の道路でヤル」

『やる』がカタカナで、怖いんですけど!?

「なるほど、そういう意味ね。パーティー会場を壊されては、確かに困るわよね」

「真矢様と私は、昨日猛練習を積んだのよ!だから、小学3年生一人に負けるはずがないわ!」

 いろいろ喋りながら、村咲家と青永家の前にある小さな道路(行き止まりだから誰も来ないはず)へと移動する3人。

 これから、小3 ×1 VS 小6 ×2 のバトルが始まる!(先輩気ないぞ、真矢、気保理!)

Re: 妹さんの誕生日 ( No.75 )
日時: 2015/03/11 22:03
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

「アオイ、掛け声をやりなさい!」

「ええっ!?」

 真矢、あんた、私の声が小さい事を分かって言ってる!?

「ふぇ、えと・・・・・・両者ぁ、かまえぇ!」

 エミの声じゃないよ?

「よぉーい・・・・・・はっ、始め!」

「ちょっ、分かりにくいんだよ、それ!」

 愚痴りながらも、妹さんは真矢の蹴りを避ける。

 そして真矢に向け、右手で殴る。

 左二の腕にヒット!

 真矢に50のダメージ!

 気保理が左足で妹さんに蹴った!

 よけられた!

妹さん 【500】

真矢  【450】

気保理 【500】

 真矢が妹さんに向けて頭突き!

 避けられた!

 妹さんが真矢に向け、左手チョップ!

 背中にクリーンヒット!

 真矢に、100のダメージ!

 妹さんは、挟み込まれた!

 気保理が妹さんの足を払う!

 ジャンプで避けられた!

妹さん 【500】

真矢  【350】

気保理 【500】

 試合は次回に続く!

Re: 妹さんの誕生日 ( No.76 )
日時: 2015/03/12 17:56
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 真矢が妹さんの足を払う!

 逆に妹さんは真矢の足を蹴った!

 真矢は仰向けに転び、頭を地面に打つ!

 真矢に100のダメージ!

 妹さんが気保理の脛を右足で蹴る!

 クリーンヒット!(結構痛そうだ!)

 気保理に100のダメージ!

 気保理は足を抱えていて動かない!

妹さん 【500】

真矢  【250】軽傷

気保理 【400】

 真矢が妹さんの足首をなぎ倒す!

 ジャンプでよけた!

 そのまま妹さんは真矢の足を踏んだ!

 クリーンヒット!(相当痛そうだ!)

 真矢に150のダメージ!

 妹さんが気保理の背中にチョップを繰り出す!

 ヒット!

 気保理に50のダメージ!

 気保理はまだ動けない……気保理に10のダメージ!

妹さん 【500】

真矢  【100】重傷

気保理 【340】

 真矢は寝転がった!

 妹さんが落ちて、地面にぶつかる!

 50のダメージ!

 真矢と妹さんは起き上がった!

 妹さんが真矢に体当たり!

 真矢は向かいの家の壁にぶつかった!

 50のダメージ!

 気保理は起き上がり、妹さんを羽交い絞めにする!

 スルッと逃げられた!

妹さん 【450】

真矢  【50】 重傷

気保理 【340】

 真矢は妹さんと距離を取る!(悪く言うと「一旦逃げた!」)

 妹さんは気保理にデコピン!

 ヒット!

 気保理に40のダメージ!

 気保理は妹さんのこめかみを殴る!

 しゃがんでかわした!

妹さん 【450】

真矢  【50】 重傷

気保理 【300】

 戦いはまだまだ続く!

Re: 妹さんの誕生日 ( No.77 )
日時: 2015/03/13 21:01
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

 真矢が来た!

 その攻撃の前に妹さんのチョップが炸れ……。

「アオイ、たぶんさっきから真矢も気保理も思ってるだろうが、うるさいぞ!?」

「え?」

 そうなの?

 闘いながら真矢と気保理にガクガク頷かれて、うう、結構ショックなんですけど……?

 そうこうしているうちに、妹さんが二人共の頭を殴って勝利。

 ……って、勝っちゃった!?

 よし、HP回復のために大福となたねきんとんを持ってこよう!

 と思って家に入ると、玄関近くにエミがいた。

「どこ行くの?大きなバッグ持って」

 ものすごくデカいショルダーバッグなんですけど?

「ああぁ、これねぇ。今からぁ、ピアノのr」

「急いでるから早口で言ってくれない!?」

「レンシュウニイクカラァ、ガクフトカガハイッテルノォ!」

 ものすごい早口。

 でも、語尾を伸ばすのは忘れないんだね!

「行ってらっしゃい」

「イッテキマースゥ!」

 いや、今、早口で言う必要はないからね、エミ。


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