コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 東京怪物使節団
- 日時: 2015/03/19 19:34
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
怪物ー怪しいもの、化け物。
一体誰の為に私たちは生きているのだろう。
何の目的で生きているのだろう。
そんな事を思った3人の生物がいた。
どうも。あげはと申します。
えー、どうぞよろしくお願いします。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
- Re: 東京怪物使節団 ( No.61 )
- 日時: 2015/12/29 16:26
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
あげはの小説読み易い^^
此れからも頑張って♪
この小説のキャラは皆好きです///
良い小説だなとつくづく思いました〜←
byてるてる522
- Re: 東京怪物使節団 ( No.62 )
- 日時: 2016/01/01 16:33
- 名前: あげは (ID: cebg9jtM)
「あっ…あっ、ああっ…」
裕貴は背中を丸めて、床に倒れ、自分の胸元を握りしめていた。
その姿はまさしく『ヒト』だった。
「裕貴!大丈夫か!」
ラファエロが彼に駆け寄り、抱き起した。
後ろからユビキタスとアドリアンナがのぞき込んでいる。
「くる、しい…」
彼の右手は必死に何かをつかむように空を掻く。
「ただいま戻りました…って、どうしたんですか!」
依頼から戻ってきた美由紀は彼らを見て驚いた。
「どうして皆さん、元の姿に…」
「みゆきち!それどころじゃないの!!」
アドリアンナが彼女に駆け寄り、手を引いた。
そして、裕貴のそばに近づいた。
「裕貴さん…!」
彼女は彼のそばでしゃがんだ。
「どうなっているんですか!?」
抱きかかえているラファエロに聞いた。
「俺らにもわからない。どうして、こうなったのか…」
「やっと気づきおったか。貴様らは大罪を犯した」
彼らの後ろから聞きなれない声がした。
そこには黒いベストとスラックス。白いシャツを身に着け、長い髪を後ろにまとめた男が立っていた。
「お前…誰だよ」
男はくすくすと笑った。
「魔界に戻れ。わしはずっと見ておったのだぞ」
「誰だって聞いてんだよ」
彼はにやにやしながら
「わしはハデス。貴様らのことを見ておった」
「ハデス様…!?」
「ゼウスに頼まれてのう。わしは貴様らを連れ戻しに来たのだ」
冥界の王、ハデス。
「裕貴さんがこうなったのは、あなたのせいですか」
「わしの仕業じゃ。ここ最近起こった貴様らの異変はすべてわしが来る前兆だったのじゃぞ?」
「なんでこんなことしたんだよ!」
めったに怒らないユビキタスが声を荒らげた。
「貴様らの活動がゼウスにばれたのじゃ。貴様らに身の危険を与えなければ、戻ってこんじゃろう」
「だからって…こんなっ…!」
彼の声はしりすぼみに消えた。
「わしは、ずっと見ておった。だが、報告はせんかった」
「なんで…」
「わしはあいつが大っ嫌いでの。しかし、今回はあっちが頭を下げてきおった。あいつの頼みだ。まあしょうがないと思っての。連れ戻しに来たのじゃ。」
ハデスは真剣な表情になった。
「よいか。貴様らがやっておることは罪を犯したと最初に言ったはずじゃ。わしは目をつぶっておったが、すべての神、妖を統べるゼウスにばれたからには、貴様らの今の生活はないと思え。最悪、貴様らは死ぬかもしれんぞ」
「…俺は、それでも、かまいません」
裕貴はラファエロの腕から起き上がった。
「俺は、皆さんの暖かい空気の中で死ねるなら、それでもかまいません」
「裕貴!おまえ…!」
「貴様らに問う。魔界に戻る意思はあるのか?」
5人は首を横に振った。
「来ぬのか。まぁ、どうあがこうと、貴様らは魔界に戻るがな。」
ハデスは指を鳴らした。
刹那、事務所は魔界に変貌した。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.63 )
- 日時: 2016/01/11 13:51
- 名前: あげは (ID: cebg9jtM)
「!…ここは…魔界!?」
赤く鮮やかな壁。
魔界の壁は死者の血が塗られている。
洞窟のように見えるが天井は高く、奥は何も見えない。
裕貴たちは言葉が出なかった。
「貴様らはこれから、ゼウスの裁きを受ける。覚悟を決めよ」
ハデスの言葉は先ほどのおちゃらけたものではなかった。
「ラファエロ・ダレンギリオン。ユビキタス・クリエンタ。アドリアンナ・レインオル。ジェーン・ユローカ。グレーヴ・コテルカ」
それぞれの名前が呼ばれた。
刹那、彼らは白いローブを着た男の前に突き出された。
「貴様らが、人間界で活動を行っていた者たちか」
男は豊かに蓄えた顎髭をさすりながら言った。
その姿はまさに
「ゼウス様…」
彼らの裁きを下す、裁判官であった。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.64 )
- 日時: 2016/05/03 21:45
- 名前: あげは (ID: fbDo0S8E)
すべての神、妖を統べる全知全能の神、ゼウス。
彼らの裁きを下す、裁判官である。
ゼウスの前に離された彼らは、呆然とした。
「ほれ、連れてきたぞ」
彼らの後ろで、ハデスの声がした。
「ご苦労だった」
グレーヴ—もとい裕貴ーはきょろきょろとあたりを見回した。
彼らが魔界を抜け出し、人間界で生活をし始めて、もう何年になっただろうか。
もともと魔界に住んでいたとはいえ、彼らはこんな奥にまで進んだことはなかった。
彼らはこれから、ゼウスにより、裁きを受ける。
「人間界に住んでいた5人よ」
よくとおる声が頭上に響いた。
「貴様らに判決を言い渡す」
覚悟を決め、目をつむった。
「貴様らは人間界への永住権を与える」
- Re: 東京怪物使節団 ( No.65 )
- 日時: 2016/05/05 11:00
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: lKhy8GBa)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
御久し振り!!
参照1050突破オメデトウ♪(因みに私は1051を踏んだよ!!!)
とても好きな作品の一つなので、自分の事のように嬉しいです^^
私は、結構ハデスが好きだなぁ/////←←
もう雑談掲示板、辞めちゃったからあまりあげはと話して無かったけど、名前を見掛けて嬉しくなりました。
此れからも色々な事に、チャレンジ!!!して行ってね(笑)
……最後に。
イラストの依頼してくれたのに、描き上げる事が出来なくて御免なさい。
個人的な気持ちなのだけれど……どうしてもこう、自分で「良いかな??」って思える物が描けないって言うのが有って……。
言い訳みたいな感じになってしって、御免なさい<(_ _)>
引き受けたのに、ホントに御免ね。
此れからも此の小説のファンとして応援してます!!
頑張ってね(`・ω・´)
byてるてる522
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14
この掲示板は過去ログ化されています。