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- 東京怪物使節団
- 日時: 2015/03/19 19:34
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
怪物ー怪しいもの、化け物。
一体誰の為に私たちは生きているのだろう。
何の目的で生きているのだろう。
そんな事を思った3人の生物がいた。
どうも。あげはと申します。
えー、どうぞよろしくお願いします。
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- Re: 東京怪物使節団 ( No.51 )
- 日時: 2015/10/07 22:06
- 名前: あげは (ID: qOPo1ZQH)
悠一side
最近、美由紀の様子がおかしい。
なんか、和哉を気にしてるような。
和哉のほうを見て、ため息をついたりなんかしてる。
どうしたんだろう?
「美由紀。大丈夫?疲れてない?」
美由紀はゆっくりと俺の方を見た。
「大丈夫です。仕事を遅らせてしまって、すみません」
そういうと、また和哉のほうを見てため息をついた。
やっぱりそうか。
「美由紀、ちょっとこっち来て」
俺は美由紀を隣の部屋に連れた。
「そこ、座って」
美由紀は不思議そうな顔をしながら、座った。
「美由紀さ、和哉に恋してるでしょ」
彼女は顔を真っ赤にした。
「そ、そんなわけないじゃないですか!大体、なんで和哉さんなんかに…そりゃ、和哉さんはかっこいいですし、仲間思いですし、いざというときに頼りになりますけど…」
「うん、美由紀。そんな顔されてそんなこと言われても、全然説得力ないから」
やっぱり好きなんだな。
「美由紀。俺は反対するつもりなんてないから」
彼女はハッと、こっちを見た。
「悠一さん…?」
「うれしいんだよ。俺は。美由紀が、そういう感情を持ってるってことが」
そういう感情が芽生えていたのがうれしかった。
「和哉はあんな奴だけど、責任感は強い、いいやつなんだ。それは美由紀もわかってるでしょ?たぶん、そんなところが好きになったんだと思うよ。俺も、応援するから、その気持ち、大切にしな」
美由紀は意味がわかったのか、また、顔を赤く染めた。
俺は部屋を出た。
「美由紀になんかあったの?」
和哉がパソコンに目を向けながら、聞いてきた。
俺は少し微笑みながら
「気になるの?」
「別に」
これは和哉も美由紀のことが好きだな。
自分の気持ちに気付いてないみたいだけど。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.52 )
- 日時: 2015/10/07 20:32
- 名前: ゆきうさぎ (ID: GWViUNAG)
どうもゆきうさです♪
遊びに来ました。
すごいですね!応援してます☆
- Re: 東京怪物使節団 ( No.53 )
- 日時: 2015/10/15 19:41
- 名前: あげは (ID: qOPo1ZQH)
美由紀はそのままとり残されていた。
なぜなら自分自身、自分が恋をするなんて思わなかったからである。
美由紀は両手で顔を覆った。
「なんで、こんな感情を持ってしまったのでしょう…」
恥ずかしさでいっぱいになった美由紀は微動だにしなかった。
その時、ふいに扉が開いた。
「美由紀?何やってんの?」
「なんだ…和哉さんですか…」
「なんだってなんだよ」
和哉が美由紀の様子を見に来たようだ。
「何しに来たんですか」
「なかなか出てこないからどうしたのかと思ってな」
和哉が向かい側に座る。
「普段はそんなことしないじゃないですか」
「お前がめったにこの部屋に入らないからな」
和哉の少し大人びた態度に、美由紀は違和感を感じた。
美由紀は顔をあげた。
「本当に、何しに来たんですか」
「お前に大切な話をしに来た」
そういうと、和哉は少し微笑んだ。
美由紀はその時自分の胸が高鳴ったことに気がつかなかった。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.54 )
- 日時: 2015/10/29 20:53
- 名前: あげは (ID: qOPo1ZQH)
どうした訳か、和哉は少し悲しそうな眼をして美由紀を見つめた。
「美由紀さ、悠一のこと、好きなんだろ?」
美由紀は眼を見開いて、怪訝な顔をした。
「はい?…なんて言いました?」
「だから、悠一が好きなんだろ?」
和哉はソファから立ち、美由紀に背を向けた。
「俺はいいよ。別に。美由紀と悠一が幸せになってくれれば。俺は弥生と、裕貴と仲良くやってるから」
「ちょっと待ってください。なんでそう思うんですか」
美由紀は体を乗り出した。
「気づいたよ。美由紀のこと、悠一が抱きしめてる時。こいつらは両想いだったんだってな。そん時、俺も気づいたんだよ」
和哉は美由紀の方を振り返って、笑った。
「俺、美由紀が好きだ」
そういうと、うっすら笑い声をあげながら下を向いた。
「馬鹿だよなぁ、俺。両想いなのに、その人を好きになっちまうなんてなぁ」
「違います」
美由紀は首を横に振った。
「そんなわけないだろ?俺をからかいやがって、わかってんだよ」
「何がわかってるんですか」
「何年一緒にいると思ってんだよ。いいんだよ、俺のことは」
和哉が無理に笑っていることは、美由紀は分かっていた。
「だからさ「違うって言ってるじゃないですか!」
美由紀は勢いよく立ちあがった。
和哉はその声に驚いてこちらを向いた。
「さっきから何なんですか!人の話を聞かないで!私の気持ちも、何年一緒にいてもちゃんとわかってくれないじゃないですか…!」
美由紀は尻すぼみになりながら、下を向いて話していた。
「美由紀?」
「私は、悠一さんじゃなくて!」
バッと顔をあげた。
「あなたが好きなんです!」
- Re: 東京怪物使節団 ( No.55 )
- 日時: 2015/10/29 21:49
- 名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
- 参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode
雑談掲示板で、たまにあげはが「小説更新してきた」とか言ってて、気になって居たので今日見に来ました♪
てるてる522です(*^^)v
表現の仕方が良いなと思いました。
内容も私の好きなイメージ(雰囲気)だし、これからも続き楽しみだなって思いましたッ!
更新頑張って〜^^
コメントなかなか出来ないかもだけど陰ながら応援してるw
これからもよろしくーヽ(^o^)丿
byてるてる522
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