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- 東京怪物使節団
- 日時: 2015/03/19 19:34
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
怪物ー怪しいもの、化け物。
一体誰の為に私たちは生きているのだろう。
何の目的で生きているのだろう。
そんな事を思った3人の生物がいた。
どうも。あげはと申します。
えー、どうぞよろしくお願いします。
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- Re: 東京怪物使節団 ( No.41 )
- 日時: 2015/05/29 19:24
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「なんで、それを…!」
「ちっ、てめぇ!」
裕貴が飛びかかった。
歩は刀を振り下ろした。
裕貴はそれをよけて、歩の手をつかんだ。
「これはまたどういうことだ」
「隔離室」から弥生が出てきた。
「弥生さん。こいつ、和哉さんにけがさせたやつですよ」
弥生は一瞬にして、髪を蛇にした。
「それを下せ。石にして粉々にするぞ」
歩はしぶしぶ、刀を下した。
「何が望みだ」
弥生は蛇にしたまま歩に聞いた。
「僕じゃ、入れませんか?」
歩は少し目を潤ませながら、彼らを見た。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.42 )
- 日時: 2015/06/04 19:03
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「俺は、お金を入れてくれるなら入れてあげてもいい」
悠一がそういった。
ほかの四人もうなずいた。
歩は刀を素早くしまった。
「わかりました」
歩はスマホを取り出して、操作をし始めた。
そして一分もたたないうちに
「みなさん。携帯を取り出してください」
彼らは携帯を取り出した。
そしてそれぞれが、それぞれのアプリを起動させようとした。
が
「何だ!これ!」
歩にハッキングされていた。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.43 )
- 日時: 2015/07/16 19:05
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「何したんですか」
美由紀が目をつりあがらせて聞いた。
「ハッキングしました」
歩が冷静に答えた。
「そんなことは分かっています。なぜしたかを聞いているんです」
美由紀はさっきよりも口調をきつくして聞いた。
「僕の能力を見てもらいたかったからです」
彼は口角をあげた。
「これがなんの役に立つんですか」
「これで、いたずらの発信源を特定できます」
歩は自分の携帯を見た。
「ハッキング能力はいいんですよ」
弥生はまだ、髪を蛇にしたままだ。
「俺は貴様を認めたつもりはないが、貴様の能力はいいと思う。どうだ、悠一。入れてやったらどうだ」
悠一はみんなに目配せした。
裕貴と和哉はうなずいた。
ただ、美由紀だけ目を合わせなかった。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.44 )
- 日時: 2015/07/23 14:51
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「美由紀、意地張ってないで、認めてあげなよ」
「意地なんて張ってません」
美由紀は内ポケットからナイフを取り出した。
そして彼女は
歩に向かって勢いよく走りだした。
それを
裕貴が手で止めた。
「先走んなよ。美由紀さん。たとえ彼が
美由紀さんの妹を殺してたとしても」
- Re: 東京怪物使節団 ( No.45 )
- 日時: 2015/08/18 20:27
- 名前: あげは (ID: 2gJpuHi8)
三人は眼をぱちくりさせた。
「美由紀?どういうこと?」
和哉がきいた。
裕貴が代わりに答えた。
「江口歩。お前、自分が五年前に何をしたか、覚えてるだろ?」
「五年前…ああ、白髪の少女を殺したことかい?よく覚えてるよ」
歩は語りだした。
「あの娘はとってもかわいかった…自分の理性が抑えられないくらいにね。だけど、あの娘が大人たちによって穢れていくのが耐えられなかった。だから…僕のお人形にしたんだ」
「お人形…?」
弥生が首をかしげた。
「どういうことか説明してくれる?江口君」
悠一は美由紀をちらりと見た。
変わらず美由紀は歩を睨んでいた。
歩は不敵に笑った。
「簡単ですよ。僕は傷が目立たないところに刺して、そして腐食しないように黒魔術をかけた。そして彼女は今も、僕の部屋にいる」
そう言って彼はスマホをいじった。
そして彼が次に彼らに見せたのは
儚い眼をした白髪の少女だった。
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