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- 東京怪物使節団
- 日時: 2015/03/19 19:34
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
怪物ー怪しいもの、化け物。
一体誰の為に私たちは生きているのだろう。
何の目的で生きているのだろう。
そんな事を思った3人の生物がいた。
どうも。あげはと申します。
えー、どうぞよろしくお願いします。
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- Re: 東京怪物使節団 ( No.36 )
- 日時: 2015/05/12 20:37
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「まーた、ナイフ、仕入れたんですか?美由紀さん」
するりと、ジャケットのポケットからナイフを取り出した。
「俺は何にもしないって、言ってるじゃないですか」
「美由紀は護身用に持ってるんだよ。いつ、誰に襲われてもいいようにね」
空中に浮いたナイフを、美由紀はつかんで素早く内ポケットにしまった。
「おーい、悠一。俺、今の依頼で手いっぱいなんだ。これ、片づけてくれ」
和哉がそういった瞬間。
紙から無数の刃が飛び出した。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.37 )
- 日時: 2015/05/16 17:22
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「いった…」
和哉は紙を落として、右手を抑えた。
「和哉さん!大丈夫ですか!」
美由紀が救急箱を取りに行った。
「また、誰の仕業だ…!」
「たぶん、俺たちと同じ奴らじゃないっすかね」
裕貴は紙を拾った。
刃が出ているせいで、重くなっている。
弥生は「隔離室」に入った。
「和哉さん。消毒しますね」
美由紀は消毒液を取り出した。
「これは…」
裕貴が目をつぶった。
「江口歩 えぐちあゆむ っていう一反木綿ですかね」
三人はばっと裕貴のほうを見た。
「おまっ…そんなことまでわかるのか?」
「もう少し、静かにしてください。居場所がわかります」
裕貴は眉間にしわを寄せた。
「今、神戸のスタバで窓側の、右から二番目で、黒メガネをかけて、スマホをいじってます」
あと、二時間はいますかね。と、裕貴は言った。
悠一は、走り出した。
「くそっ…何なんだよ、最近」
スタバに向かいながら、愚痴をこぼした。
そこに着くと彼が言った通り、黒いメガネをかけた若い男がスマホをいじっていた。
悠一はスタバに入ると、彼に話しかけた。
「江口歩さんですか」
若い男は顔をあげた。
「そうですけど…誰ですか?」
彼は不思議そうな顔をした。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.38 )
- 日時: 2015/05/16 17:26
- 名前: 海夏紗 ◆t45xmN2gM2 (ID: uzWnL3hE)
あげは〜!
更新お疲れ!あげはの小説面白いよ(*´∀`*)
これからも更新頑張ってねー♪
みかさ
- Re: 東京怪物使節団 ( No.39 )
- 日時: 2015/05/22 18:47
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「事情はあとで話します。とりあえず、俺に付いてきてもらえませんか」
歩は不思議そうな顔をしながら席を立った。
江口歩
身長182㎝。
性格はおとなしく、頭がよい。
(一体、何がどうなってる?)
悠一がそうこう考えているうちに事務所に着いた。
二人は無言で階段を上った。
扉の前に立ち、二人は止まった。
「ここ…どこですか?」
歩は疑問を投げかけた。
それに悠一は
「入ったら、わかります。」
彼はドアを開けた。
「お帰りなさい。悠一さん」
「悠一さん。そいつです」
美由紀はじろじろと、歩を見た。
「あの…」
和哉が席を立った。
「この紙、お前がやったんだろ?」
無数の刃が出た紙を見せた。
歩は青ざめた。
「そ、そんなわけないじゃないですか」
裕貴は歩の胸ぐらをつかんで
「嘘、吐いてんじゃねぇよ。和哉さんにけがさせやがって」
低い声でそういった。
歩は小さなため息をついて
「ごめんなさい。俺がやりました」
悠一は歩を睨んで
「目的は何?」
「目的ですか…」
歩はゆっくりと不気味な笑みを浮かべて
「ここに入れてもらうことですかね」
メガネの奥の目を見開いた。
- Re: 東京怪物使節団 ( No.40 )
- 日時: 2015/05/25 20:01
- 名前: あげは (ID: WylDIAQ4)
「またか…」
和哉は裕貴のほうをちらりと見た。
そして、頭をポリポリと掻いた。
「僕は、入りたいと思っていましたよ。一反木綿ですから、活躍できないんですよ。」
彼は、そういうと背中から、何かを取りだした。
「入れてくれなきゃ、これで首を飛ばしますよ。」
それは、妖刀「正宗」だった。
それは、あやしく輝いて、いかにも切れそうだった。
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