コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】
- 日時: 2015/05/12 05:03
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17751
皆様、本日は遊びに来ていただいて、誠に御礼申しあげます。
私はHIRO、とあるしがない社会人。
この度は【複雑、ファジー】版で連載中の小説
【リーマン、異世界を駆ける】スピンオフを書く許可を頂き、書かせていただくことにしました。
主人公は私自身が投稿したオリキャラ。
貴族にしてヤンキーな青年フォルド
狼の獣人にして元奴隷の少女セシリー
破天荒にしてサル顔の青年サルベグサ
従者にして苦労人なトラブル
この四人の珍道中を書かせていただきます
それでは、皆様、よろしければ私の拙い文での、案内をお楽しみください。
『原作』【リーマン、異世界を駆ける】は上のURLから、どうぞ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.3 )
- 日時: 2015/04/09 21:07
- 名前: yesod (ID: ZKCYjob2)
こんちは、
早速ありがとうございます!
神様視点は新しいですねw そうです、神様は残念なんです
フォルドさん豪快ですね
とても素敵です。
自分も小説書いて動かすときに参考になるので非常に助かります。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.4 )
- 日時: 2015/04/10 15:57
- 名前: HIRO (ID: h4V7lSlN)
さて、皆を待たせてしまったかな、神様だ。
それでは続きを始めていこうか、時刻は朝の7時頃だろう。
フォルドは屋敷の廊下を汗まみれになったTシャツを脱ぎ、上半身裸で大股に歩いているね。
素肌が露になってわかるが彼の体は引き締まっている、日々、鍛練を重ねた結果と言えよう。
自分の部屋へといく道すがら、掃除をしているメイド達が横を通ると、フォルドは大声で挨拶をしているね。
メイド達もその声へと顔を赤らめながら返しているね。なかなかモテるんだねフォルドくんは
そんな風にフォルドが廊下を歩いていると、目の前からメイドとは違う人影が現れるね。
「おぅ、兄貴、おはよう」
フォルドくらいの前にはフォルドよりも背丈は低く、その体型は丸々と太っているね、安直な言い方だとデブだ。
「フォルド、屋敷の中を裸で歩くなど、何度いえば解る、それにその言葉遣いはなんだ、それが目上と話す態度なのか」
声は野太いけどその声はブツブツと小さな声だね。
「いちいち、うるせえなぁ、部屋に戻ったら着替えるっつーの、あ、メイドさん、俺のシャツ、洗濯、頼むね」
フォルドはお兄さんにぶっきらぼうに返して横を通るとそそくさと自分の部屋へと向かい歩きます、途中メイドの一人にシャツを手渡し洗濯をするよう任せます。
「はぁ、なぜ、あんな奴が私の弟なんだ、そういえば今日は誕生日か、20にもなって遊び歩いてばかり、婿入りの話の一つもないとはな、いや、あんな馬鹿の嫁になる奴なぞ、いるものか」
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.5 )
- 日時: 2015/04/11 15:05
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
やぁ、神様だ、それでは続きを話すよ
面倒そうなデブなお兄さんを素通りして、自分の部屋へと入ったフォルドは普段着に着替えているね、仕立ての良さそうな、それでいて派手すぎない貴族が普段、部屋着なようなものだろう。
それを着ていると、扉がノックされトラブルが朝御飯を持って入ってきます。
「フォルド、朝御飯持ってきたよ」
トラブルはそう言うと備え付けのテーブルにお盆に乗った朝御飯を置いて行きます。
フォルドはテーブルに置かれた朝御飯であるパンを乱暴にひっ掴み、口にほうばり、飲み込み、部屋を出ていきます。
「ちょっくら出掛けてくる、夕飯頃には帰ってくるよ」
一言、そう残すと、フォルドは部屋を出ていきます。
フォルドが外に出掛けようと玄関に向かっていると。
一人の男が歩いてきました。
先程、出会ったデブ兄貴よりも肥え太っており、顎に髭を蓄え、頭には申し訳程度に髪の毛が残っております、フォルドよりも頭一つ分下からその男は言葉を発します。
「フォルドまた、出掛けてくるのか」
その声は甲高く、頭によく響きます。
「えぇ、父上、お気になさらず、夕飯時には、戻ってきます」
先程、デブ兄貴との会話では使わなかった敬言をフォルドは父親に対して使うね。
「そうか、そういえば今日でお前も20ではなかったか、いい女は見つかったか」
デブ父はフォルドを見つめ話続ける。
「耳の痛い話ですね、まだですよ、俺は力しか取り柄がないんで女はそうそう寄り付いて来ないのです、嫁は当分先になりそうです、それでは、失礼します」
フォルドは一言そう言ってから、玄関のドアを開け街へと出ていったよ。
「むむむ、あやつには婿にいったもらいたいが、いかんせん女に興味を持たない、どうしたものか」
デブ父はそうこぼしながら、執務室へと入っていき、席についたね。
「おい!奴隷リストを持ってこい、さてさて今日はどのような奴隷が売られているかのう」
ニヤニヤと笑いを浮かべながら、奴隷の人相、品目が書かれた書類を眺めて、買いたい奴隷の書類を分けていくね。
牛、馬、犬、猫、虎、種類は様々だね。
「むむむ、これは珍しい、おい!この奴隷を必ず手に入れろ、必ずだぞ」
そう言って一人の使用人に渡されたのは、一人の銀髪の少女の書類でした。
この少女が彼の運命を大きく変えるのはもう少し先だ待っていてくれたまえ。
それでは
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.6 )
- 日時: 2015/04/11 15:09
- 名前: せいや (ID: IqVXZA8s)
あらま。
ひろも書いていたのか。 参加型はどーなったのだ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.7 )
- 日時: 2015/04/12 16:52
- 名前: HIRO (ID: Lr4vvNmv)
やぁ、神様だ、それでは続きといこうか。
屋敷の外は豪勢な造りだと人目で解る、高級住宅街だね、フォルドはそんな住宅街を大股で歩きながら去っていく、少し進むと多くの人の声が聞こえてくる。
様々なお店が建ち並ぶ、中央広場だ
そこには親子、恋人、友人、一人、様々な人種が歩いているね。
そんな人たちに自分の商品を買って貰うために露店商も行商人も必死だね
フォルドは中央広場の一角に建つ、果物屋を覗くと、ポケットから硬貨を出すと、一つ果物を取り。
「もらっていく」
と、ぶっきらぼうに返して店の前を去っていきます。
フォルドは果物をかじりながら、他の店も見て回って行くね。
肉や魚などの食品
服やコートの衣類
宝石やアクセサリなどの娯楽品
など様々なものが並んでいるね。
「やっぱ、にぎやかなのはいいな」
フォルドは一人そう呟きます。
「にーちゃん、にーちゃんお面、買わない、お面」
「何の、お面だ」
「こんなのはどうだ、ほれ、絶滅した狼のお面だ、格好いいだろ」
「いいな、それ、買った」
そんな、無駄遣いもしてしまう午前の頃。
「さぁさぁ、お次は女の犬の獣人だ金貨50枚から初めだ、さぁさ、はった!はった!」
中央広場からも他の店からも少し離れた場所からその声は、響く。
声の主は筋骨粒々としたガチ♂ムチ系の男でした。
その隣には、布一枚で体を隠した、栗色の毛の女の子だ。
これだけなら、普通なんだけど、その女の子はちょっと違う、まず頭には犬のようなタレ耳がついている、そんでもってお尻の辺りから犬の尻尾を生やしているんだ
「獣人の奴隷商人がよそでやれってんだ」
フォルドは嫌みったらしく、舌打ちをして、その後大きく口を開けて、果物にかじりついた。
そう彼の仕事は獣人を捕まえて売り出す、奴隷商人だ基本的に獣人には人権がない、人間も彼、彼女らのことは道具だとしか思っていなさそうだ。
「あんな心底悲しそうな面を見せられて、平気でいられんのは、あのクソ親父みたいな性根の腐った屑やろうだな」
そう彼女の目はまるで生気を感じられない、死んでいるかのような目だね見ていてこちらまで悲しくなりそうだ。
「だから俺は今日も『悪役』になる」
フォルドはそう呟いて、握りこぶしを握ると、ニヒルな笑顔を浮かべて、先ほど買った狼のお面を顔につけると。
ガチ♂ムチ系の男に駆け寄り、強烈な一撃を与えるのでした。