コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】
- 日時: 2015/05/12 05:03
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=17751
皆様、本日は遊びに来ていただいて、誠に御礼申しあげます。
私はHIRO、とあるしがない社会人。
この度は【複雑、ファジー】版で連載中の小説
【リーマン、異世界を駆ける】スピンオフを書く許可を頂き、書かせていただくことにしました。
主人公は私自身が投稿したオリキャラ。
貴族にしてヤンキーな青年フォルド
狼の獣人にして元奴隷の少女セシリー
破天荒にしてサル顔の青年サルベグサ
従者にして苦労人なトラブル
この四人の珍道中を書かせていただきます
それでは、皆様、よろしければ私の拙い文での、案内をお楽しみください。
『原作』【リーマン、異世界を駆ける】は上のURLから、どうぞ
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.43 )
- 日時: 2015/07/14 20:32
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
にッこにこにー、神様です、話を続けます。
鋭い牙を剥き出し襲いかかる虎だが、フォルドは襲いくる虎の顔に次は背嚢から球状の物を取りだし投げつけると煙が出てくる。
すると虎は襲いかかる足が止まっていき、その場に倒れ込むと眠りに着いてしまった。
「ネズミ特製睡眠玉だ、さっ虎皮にしてやるか」
フォルドは眠っている虎を手早く仕留め牙や爪と皮などに分けていく。
「虎の肉って食えるかな」
虎の解体の時に残った肉を見てフォルドは呟く。
「いやいや、虎の肉はさすがにないだろ、埋めてしまうよ」
トラブルはフォルドの言葉をため息混じりで返して虎の処理を手伝う。
「ごめんね、とらさん」
虎を埋めた跡地にセシリーは手を合わせている。
「これが自然の摂理って奴だな、さっいくぞー」
サルサはいつもの軽い調子で歩き出す。
そうしてひと悶着を起こしながら、川沿いを歩いていたが。
「だぁーいい加減飽きたぞゴルァァア、ヌァー」
突如としてフォルドは奇声をあげ始める。
「確かにつまらないなぁ、と言っても歩くしかないけどね、我慢しろ」
トラブルはやはりため息をしながらも歩く。
「そうだ、怪物が出てくればいいんだ虎や猛獣じゃつまらん、オラ、コイャア」
物騒な事をこぼしながらシャドーボクシングをし始める。
「こいつ、サイコーに馬鹿www」
サルサはフォルドを指差しケラケラと笑う。
「?ねえ、フォルドあっち、何かいるよ」
セシリーは森の中を指差して何かを示した。
「なに!シャア化物コイヤー、ドララァ」
フォルドはセシリーの示した方向へとなにも考えず走り出してしまったのだ。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.44 )
- 日時: 2015/07/20 13:59
- 名前: HIRO (ID: gK3tU2qa)
オッスオッス、神様だお、話を続けるお
「どこだ、バケモノォ、ぶっ潰して喰らってやる」
フォルドは森の奥に走り大声で叫び走る、前には何やら生物の影が必死で走っていた、やがてそれは走り疲れてしまい、その場に倒れてしまう。
「ようやく、追い付いたぞ、ア、とっととツラ見せろや、ァア!」
拳を鳴らしながらフォルドは近づいていく。
「ウワワワ、オラ、食べた所で美味しくなんかないだよ、だからたすけてくんろ」
田舎なまりの声がフォルドにかかってくる。
「ァア!?って!なんだ獣人かよ、なら早くそういえよな、バカ野郎」
フォルドは目の前の物が獣人だとわかると、握り拳をといて、ため息をつく。
「兄ちゃん、みだいな大男がぶっ潰す、なんて叫んで来たら、誰だってにげるだよ、って、あんたさよぐみたら人間でねーか、ウワワワ、命だけはお助けを〜」
獣人の姿は下半身は馬だ大きなスカートで覆っている、上半身は人間の姿で顔にはそばかすがあり紙を三つ編みにした田舎少女といった姿です、服も質素な物だ。
そして田舎少女はフォルドが人間だと知ると頭を下げて命乞いをする。
「俺は敵じゃねぇ奴は殴らねぇぞ、落ち着け」
一度、ため息を付いてからフォルドは田舎少女を落ち着かせようとする。。
「フォルド、もう少し僕らとペースを会わせてくれないか」
フォルドの後からトラブル達三人も追い付いてきました。
「ウワワワ、人間さ増えてしまっただ、もう駄目だぁ、おっとぉ、おっかぁ、すまねえだぁ」
田舎少女は完全に諦めてその場にうなだれてしまう。
「おや、君は始めまして、僕はトラブル、こっちのデカブツはフォルドだ」
トラブルは田舎少女の方を振り向くと自己紹介をし始めた。
「だれがデカブツだと、ァア!」
「本当の事を言って何が間違いだデカブツ」
「んなっ!また言いやがったな、この……えーと…!デコスケ!」
「くっ気にしていることを大声で言うんじゃない」
「やーいデコスケデコスケ、こまけー事考えてるとハゲちまうぜ」
「畜生、うるさいぞ!フォルド、そう言う軽薄な言動が君の信用を………」
フォルドとトラブルは互いに一言言えば、一言返す口喧嘩をしていると。
「フフッ、アハ、アハハハハ」
突然、田舎少女はお腹を抱えて笑い始めた、フォルドとトラブルはお互いの頬をつかみ引っ張り合っていた。
「あんたら、よぐこんな下らない喧嘩ができるだ、なんだか段々可笑しくて笑えてきただ」
尚も、田舎少女は笑い続ける、
フォルドとトラブルはお互いの頬頬から自然と手を離していた、そしてお互いの赤くなった頬をした顔を見ると、田舎少女と同じように大きな声で笑い会うのだった。
森の一画に、二人の青年と会ったばかりの一人の少女の笑う声が響いていく。
それを見ていたのは、
狼の少女セシリーとサル顔の人間サルベクサだ。
「ねぇサルサなんで二人とも笑ってるの、私よくわからない」
セシリーは最もな疑問をサルサに問いかける
「大丈夫だセシリー俺にもよくわからん」
二人が困惑しているのも関係なく三人の笑い声は森へと響き渡った。
以下、次回
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.45 )
- 日時: 2015/07/21 07:41
- 名前: *織*(とらじ) ◆wXeoWvpbbM (ID: ktd2gwmh)
- 参照: 元・ちほりん(。・x・)ゞ♪
こんにちは、この前は私の小説にオリキャラをくださり、ありがとうございました!
それでそのコールについて質問いいですか?
実は「亡き恋人へ、愛を誓う」の続編を書く予定なのですが、その作品にも彼を登場させてもいいですか?
私としてはこれからもパウロと一緒に旅を続けたりしていこうとしてる訳なんですが……
登場させたくなくても構いません!
話がそれますが
この小説読みやすくて凄く面白かったです!主人公が貴族なのにヤンキー……というのが個性的で読んでいて面白かったです
質問に対する答えは私の小説にでもいいので……
それに、小説に早速彼を登場させたのでイメージ通りかも、見ていただけると嬉しいです
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.46 )
- 日時: 2015/07/24 22:41
- 名前: HIRO (ID: W2jlL.74)
オッスオッス、神様だろ、話を続けるだろ。
「へぇーフォルドさん達は旅をしてるだか、すごいべ、あたしにはとてもじゃないけと無理だべ」
ひとしきり笑いあった後、馬の獣人の少女とフォルド達は共に歩いていました。
「まぁな、特に当てもなけりゃ目標もない物見遊山の旅だけどな、でお前の家ってどこ?」
フォルドは後ろで手を組み少女の後をついていきます。
「もう、そろそろだから、頑張ってけろ、ほら、あれだべさ」
少女が指差した方向には小さな小屋が見受けられる。
「おぅとぉ、おっかぁ、今帰ったべ………ウ、ウワワワ!」
少女が玄関から家にはいると叫び声をあげその場にへたり込んでしまいます。
「どしたーって、随分汚ねぇ家だな掃除してんのか」
フォルドが少女の顔の横から部屋を除くと、ひしゃげたタンスや花瓶の破片など部屋には様々な争った後が見えました。
「ち、違うべ、おらが出たときはタンスは壊れてないし花瓶は棚の上にあっただ」
少女はへたり込みながらも、フォルドに答える。
「とすると………物盗りか誘拐かな、馬の獣人は引く手数多だしな」
フォルドは荒らされている部屋に入り込み部屋の隅々を調べ尽くしていく。
「金目の物はあらかたとられてるな、血痕は見当たらず………と、これは睡眠薬か眠らせて誘拐って所か……さて、どう追いかけたものか」
調べ終わり立ち上がると首をかしげて悩み出してしまうフォルド。
「フォルドあっち、女の子と同じ臭いがする、もしかしたらあっちに逃げたのかも」
そんなフォルドにセシリーが近づき割られた窓の向こうを指差す。
「そういや、セシリーって狼の獣人だったか、よしセシリー道案内は任せた、トラブル、サルサ行くぞ」
フォルドがセシリーを見てアッと言うかおをしてからトラブル達に指示を出す。
「おい田舎訛り」
フォルドが失礼な呼び方で少女に声をかける。
「そのあだ名は酷いべ、訂正するだ」
少女も反論をするがフォルドは弁明することはない。
「安心しな、お前のお袋と親父さんはこの俺『シュトライトⅡ世』が助け出してやっからよ」
そう言うとフォルドは袋から狼の仮面を取り出すと装着しセシリーの示す方角へと進むのだった。
- Re: リーマン、異世界を駆けるスピンオフ【ヤンキー、異世界を巡る】 ( No.47 )
- 日時: 2015/08/15 00:18
- 名前: HIRO (ID: bfv3xRAx)
ヤッホー、神様だよ。話していこうかな。
フォルド達のいる場所から少し離れた所には下品な笑い声を上げる男二片方の
「森の中にまだ獣人が居たなんてよ、俺たちはツイてるぜ」
かたほうの男より少しだけ綺麗なそれでもやっぱ汚い服の男が縄で縛られた馬の獣人を見やる。
馬の獣人は男女の一組だ男の方は体つきもよく平時であれば男達など伸してしまいそうです。
「くっ私のことはどうなってもいい、妻だけは見逃してくれ後生だ」
馬の獣人は男達に必死の形相で懇願する。
「はっ後生だぁーテメーラ獣人にそんな権利はねーんだよ黙っとけや」
男の一人が馬の獣人蹴りつけた。
「なにをなさるんですか、今に見てなさい今に神の天罰が下りますよ」
馬の獣人の奥さんの方が旦那さんに近づいて体を案じながら、男達にきつい言葉をとばす。
「うわー神様だってよ、うはっ神様とかまし笑える、そんなん居るわけないじゃん」
小汚い男は奥さんの言葉を聞くと口を大きく開けて馬鹿笑いを始めました。
いやいや、神さまは居るからね。僕以外にも後8人ぐらい、いっそ顕現してやろうかな、でも、兄さんが怒るかな、ここは我慢だよ僕、それに彼らは僕よりもっとおっかない奴らに罰せられるだろうしね。
と、噂をしたらだね、突如男のひとりは空中へと吹き飛んでいきました、空中へ飛ばしたのは黒い狼のお面をした体格のよい人物ぶっちゃけフォルドだ。
「まずは一人と田舎訛りの親父さんとお袋さんは返してもらうぜ」
拳を握り構えていますが、飛ばされた男は素早く立ち上がると。
「こんな化け物と戦えるか!ニ、ニゲルゾ!!」
男は一目散に森の奥へと逃げ去っていくのでした。
「んだよ根性のねえ奴らだな、ま、いいや、おい、おっさんら大丈夫か」
フォルドは構えを解くとつまらなそうに馬の獣人二人に振り向き、縄をほどいていく。
「あ、ああ、私なら無事だ助かったよ、ありがとう」
馬の獣人の男の方がフォルドを見て感謝を述べる。
「別に気にするな、勝手にやったことだからな」
素っ気ない返事を返しながら伸びをして肩を下げ既に通常モードのフォルドだ。
「是非、御礼がしたい私に出来ることなら何でもしよう」
馬のおっさんはフォルドにそう述べる。
「礼が欲しくてやった訳じゃないんだがな、まぁ、いいや、この森から近くの街か村ってどっちの方向」
フォルドは馬のおっさんに訪ねると馬のおっさんは一方向を指し示すと獣道がありそれを辿ると街道に出れることを教えてくれました。
「おう、サンキュ!、んじゃ後はいいやすぐに家に帰って田舎訛りによろしくいっといてくれ」
そういうとフォルドは手のひらをヒラヒラさせて馬のおっさん達に別れを告げようとする。
「最後に君の名前を聞いておきたい、何という名前なんだ」
馬のおっさんは去ろうとする背中に声をかける。
「なーに、名乗るほど大層な人間じゃねぇよ」
フォルドはそれだけいうと去ってしまいました。
遅れてトラブル達も馬のおっさん達に追いつきます。
「えと、ここを狼のお面をしたデカいのが通りませんでした」
トラブルがそういうと馬のおっさんは道を助けてもらったこと道を教えた事を話してくれます。
「あいつ、また一人で先に行ったな、すみません僕らも失礼いたします、それでは」
トラブル達三人は慌てて走り出しフォルドを追いかけるのでした。
「あの方達はいったい何だったのかしら」
喋らなかった奥さんが疑問の言葉を口に出します。
「さあ、だが、私には計り知れない、彼には助けられたんだ、次会えたとき、歓迎してあげよう」
馬のおっさんはそう呟き、フォルドとは反対を向き歩きます。
「しかし田舎訛りとは、果て、誰のことだろうか」
この後、彼が男の名前がフォルドであり田舎訛りとは自分の愛娘を指した渾名であることを知るのは遠くない話だ。
さてさて、第三章はこれにて終わり、次は第四章を楽しみにしてくれ。